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公開番号2025019582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123262
出願日2023-07-28
発明の名称評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/04 20230101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約【課題】都市における太陽光の影響の評価を支援するための評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを提供する。
【解決手段】支援装置20は、ユーザ端末10に接続される制御部21を備える。そして、制御部21は、ユーザ端末10から、評価対象範囲に関する情報を取得し、評価対象範囲に含まれる構造物モデルを特定し、構造物モデルの材料種類に基づいて、物性値を特定する。次に、制御部21は、前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルに対して、太陽高度に応じた太陽光の日射条件及び物性値を用いた照射シミュレーションを行ない、環境への影響量を算出し、ユーザ端末10に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザ端末に接続される制御部を備え、太陽光の影響の評価を支援する評価支援装置であって、
前記制御部が、
前記ユーザ端末から、評価対象範囲に関する情報を取得し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルを特定し、
前記構造物モデルの材料種類に基づいて、物性値を特定し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルに対して、太陽高度に応じた太陽光の日射条件及び前記物性値を用いた照射シミュレーションを行ない、環境への影響量を算出し、前記ユーザ端末に出力することを特徴とする評価支援装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部が、
前記構造物モデルにより、前記物性値を特定できない場合には、前記評価対象範囲の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から予測した材料種類に基づいて、前記物性値を特定することを特徴とする請求項1に記載の評価支援装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記撮影画像を地図情報サイトから取得することを特徴とする請求項2に記載の評価支援装置。
【請求項4】
前記制御部が、前記物性値として、太陽光の反射率を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の評価支援装置。
【請求項5】
ユーザ端末に接続される制御部を備えた評価支援装置を用いて、太陽光の影響の評価を支援する方法であって、
前記制御部が、
前記ユーザ端末から、評価対象範囲に関する情報を取得し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルを特定し、
前記構造物モデルの材料種類に基づいて、物性値を特定し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルに対して、太陽高度に応じた太陽光の日射条件及び前記物性値を用いた照射シミュレーションを行ない、環境への影響量を算出し、前記ユーザ端末に出力することを特徴とする評価支援方法。
【請求項6】
前記制御部が、
前記構造物モデルにより、前記物性値を特定できない場合には、前記評価対象範囲の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から予測した材料種類に基づいて、前記物性値を特定することを特徴とする請求項5に記載の評価支援方法。
【請求項7】
ユーザ端末に接続される制御部を備えた評価支援装置を用いて、太陽光の影響の評価を支援するプログラムであって、
前記制御部を、
前記ユーザ端末から、評価対象範囲に関する情報を取得し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルを特定し、
前記構造物モデルの材料種類に基づいて、物性値を特定し、
前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルに対して、太陽高度に応じた太陽光の日射条件及び前記物性値を用いた照射シミュレーションを行ない、環境への影響量を算出し、前記ユーザ端末に出力する手段として機能させることを特徴とする評価支援プログラム。
【請求項8】
前記制御部を、
前記構造物モデルにより、前記物性値を特定できない場合には、前記評価対象範囲の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から予測した材料種類に基づいて、前記物性値を特定する手段として機能させることを特徴とする請求項7に記載の評価支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、都市における太陽光の影響の評価を支援するための評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建物等によって太陽光が反射することにより、周囲環境に影響を与えることがある。そこで、屋根などに用いられる建材での反射光を考慮して建材選定を行なうための建材選定装置が検討されている(特許文献1を参照。)。この文献に記載された建材選定装置は、建物に用いられる建材を選定する。制御部は、受光条件設定部、反射面条件設定部、反射角度算出部、日時条件設定部、外部条件設定部、直射日光強度算出部、入射角度算出部、輝度閾値設定部、反射特性閾値算出部、反射特性最小値決定部及び素材選定部を備える。
【0003】
また、日本全国の3D都市モデルの設備やオープンデータ化のためのプロジェクトが、国土交通省の主導により進められている。ここでも、都市モデルを用いることにより、太陽光の影響を評価している(非特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-109926号公報
【非特許文献】
【0005】
国土交通省都市局都市政策課、“3D都市モデルを活用した太陽光発電施設の設置シミュレーション技術検証レポート”、[online],令和4年3月、国土交通省、[令和5年6月18日検索],インターネット<URL:https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_tech_doc_0001_ver01.pdf>
国土交通省、“太陽光発電のポテンシャル推計及び反射シミュレーション”,[online],令和3年8月24日,国土交通省[令和5年6月18日検索],インターネット<URL:https://www.mlit.go.jp/plateau/use-case/uc21-001/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された技術では、都市を構成する建物等の構造物モデルを特定することができる。しかしながら、太陽光の影響は、構造物を構成する材料にも依存する。非特許文献1、2に記載された技術では、構造物モデルにおいて、構造物を構成する材料の物性値は考慮されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための評価支援装置は、ユーザ端末に接続される制御部を備え、太陽光の影響の評価を支援する。前記制御部が、前記ユーザ端末から、評価対象範囲に関する情報を取得し、前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルを特定し、前記構造物モデルの材料種類に基づいて、物性値を特定し、前記評価対象範囲に含まれる構造物モデルに対して、太陽高度に応じた太陽光の日射条件及び前記物性値を用いた照射シミュレーションを行ない、環境への影響量を算出し、前記ユーザ端末に出力する。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、都市における太陽光の影響の評価を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態の評価支援システムの構成の説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図3を用いて、評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、3次元の都市モデルを用いて、太陽光の影響の評価を支援する場合に用いる評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムとして説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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