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公開番号
2024155327
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069965
出願日
2023-04-21
発明の名称
管路接続工法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
F16L
7/02 20060101AFI20241024BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】目地部に埋設される埋設物を用いることなく、プレキャスト部材に埋設された管路を目地部において簡単且つ正確に接続できる管路接続工法を提供する。
【解決手段】目地部3を挟んで隣り合うプレキャスト部材1にそれぞれ埋設された管路2を目地部3で接続する管路接続工法であって、胴体部Bが弾性材で構成され、先端が閉塞端Aとなっている管状体10を、一方のプレキャスト部材1の管路2に目地部3とは反対側から挿入し、閉塞端Aが目地部3を通って他方のプレキャスト部材1の管路2に到達させて目地部3に胴体部Bを位置させ、管状体10の中空部を加圧し、膨張によって胴体部Bを管路2の内周に密着させ、管状体10の胴体部Bを管路2の内周に密着させた状態で、目地部3に充填材5を充填し、充填材5が硬化した後に、中空部の加圧を解消して管状体10を回収する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
目地部を挟んで隣り合うプレキャスト部材にそれぞれ埋設された管路を前記目地部で接続する管路接続工法であって、
胴体部が弾性材で構成され、先端が閉塞端となっている管状体を、一方の前記プレキャスト部材の前記管路に前記目地部とは反対側から挿入し、前記閉塞端が前記目地部を通って他方の前記プレキャスト部材の前記管路に到達させて前記目地部に前記胴体部を位置させ、
前記管状体の中空部を加圧し、膨張によって前記胴体部を前記管路の内周に密着させ、
前記管状体の前記胴体部を前記管路の内周に密着させた状態で、前記目地部に充填材を充填し、
前記充填材が硬化した後に、前記中空部の加圧を解消して前記管状体を回収することを特徴とする管路接続工法。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記管状体の外径は、前記管路の内径よりも小さく、前記中空部の加圧によって前記管路の内径よりも大きく膨らむことを特徴とする請求項1記載の管路接続工法。
【請求項3】
前記管状体の後端に、外径が前記管状体よりも小さく、加圧によって膨らむことがないホースを接続し、前記管状体の後端を一方の前記プレキャスト部材の前記管路に位置させた状態で前記ホースを介して前記中空部を加圧することを特徴とする請求項1又は2記載の管路接続工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレキャスト部材に埋設された管路を目地部において接続する管路接続工法及び管状体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
高速道路の橋梁等の壁高欄は、工場で所定長のプレキャスト壁高欄として予め形成し、現場で橋梁の長手方向に沿って順次設置する施工方法が知られている。壁高欄の内部に通信ケーブルなどを通す管路を埋設する場合、管路をプレキャスト壁高欄に埋設し、隣接するプレキャスト壁高欄の目地部で管路を接続する。目地部には、無収縮モルタル等の充填材を充填するため、充填材の管路への流入を防止する必要がある。
【0003】
従来は、管路を接続する円形の孔が空いたシールスポンジを目地部に設置することで、充填材の管路への流入を防止している。また、継手部材を用いて管路を接続した後に、目地部に充填材を充填する工法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-004657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シールスポンジを用いた場合、設置時にシールスポンジがせん断変形し、シールスポンジが管路位置からずれ、管路への充填材の流入や管路が縮小する懸念があった。すなわち、プレキャスト壁高欄は、楊重機で吊り下げて設置するため、水平移動で目地部のシールスポンジを圧縮した後、最終的に垂直移動で設置される。この垂直移動量が大きい場合、シールスポンジのせん断変形量が大きくなり、シールスポンジの管路位置からのずれ幅も大きくなる。また、シールスポンジは、目地部に埋設される埋設物となり、再利用できず、異物として目地部に残置される。
【0006】
また、継手部材を用いて管路を接続する工法は、幅の狭い目地部での困難な作業が必要になる。また、継手部材は、目地部に埋設される埋設物となり、再利用できない。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消し、目地部に埋設される埋設物(シールスポンジや継手部材)を用いることなく、プレキャスト部材に埋設された管路を目地部において簡単且つ正確に接続できる管路接続工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の管路接続工法は、目地部を挟んで隣り合うプレキャスト部材にそれぞれ埋設された管路を前記目地部で接続する管路接続工法であって、胴体部が弾性材で構成され、先端が閉塞端となっている管状体を、一方の前記プレキャスト部材の前記管路に前記目地部とは反対側から挿入し、前記閉塞端が前記目地部を通って他方の前記プレキャスト部材の前記管路に到達させて前記目地部に前記胴体部を位置させ、前記管状体の中空部を加圧し、膨張によって前記胴体部を前記管路の内周に密着させ、前記管状体の前記胴体部を前記管路の内周に密着させた状態で、前記目地部に充填材を充填し、前記充填材が硬化した後に、前記中空部の加圧を解消して前記管状体を回収する。
さらに、本発明の管路接続工法において、前記管状体の外径は、前記管路の内径よりも小さく、前記中空部の加圧によって前記管路の内径よりも大きく膨らんでもよい。
さらに、本発明の管路接続工法において、前記管状体の後端に、外径が前記管状体よりも小さく、加圧によって膨らむことがないホースを接続し、前記管状体の後端を一方の前記プレキャスト部材の前記管路に位置させた状態で前記ホースを介して前記中空部を加圧してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、回収可能な管状体を目地部から管路への充填材の浸入を防止するシール材として機能させることができるため、目地部に埋設される埋設物(シールスポンジや継手部材)を用いることなく、プレキャスト部材に埋設された管路を目地部において簡単且つ正確に接続できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る管路接続工法の実施形態の施工工程を説明する断面図である。
第2工程で管路に挿入する管状体の構成を示す断面図である。
本発明に係る管路接続工法の実施形態の施工工程を説明する断面図である。
2本の管状体を用いた管路接続工法の施工工程を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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