TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024140670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051935
出願日2023-03-28
発明の名称空調システム及びその制御方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 11/85 20180101AFI20241003BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】バックアップ運転時にポンプの作動を容易に制御することが可能な空調システム及びその制御方法を提供することである。
【解決手段】熱源機10と、循環路60により熱源機10に接続された空調機20と、循環路60に設けられたポンプ30と、供給ヘッダー63と戻しヘッダー64の差圧を検出する差圧検出部40と、差圧検出部40が検出した差圧に基づいてポンプ30の作動を制御する制御部50とを有する熱源系統2を複数備えた空調システム1であって、隣接する熱源系統2の供給ヘッダー63、戻しヘッダー64を互いに接続する供給ヘッダー接続流路80と戻しヘッダー接続流路81とを有し、バックアップ運転時に、制御部50が、複数の差圧検出部40が検出した差圧のうち最小の差圧が予め設定した設定値となるように、残りの熱源系統2のポンプ30の作動を制御する空調システム1及びその制御方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱搬送液体の温度を調整する熱源機と、供給ヘッダーが介在する供給側配管と戻しヘッダーが介在する戻し側配管とを有する循環路により前記熱源機に接続された少なくとも1つの空調機と、前記循環路に設けられて前記熱源機と前記空調機との間で前記熱搬送液体を循環させるポンプと、前記供給ヘッダーの圧力と前記戻しヘッダーの圧力との差圧を検出する差圧検出部と、前記差圧検出部が検出した差圧に基づいて前記ポンプの作動を制御する制御部とを有する熱源系統を複数備えた空調システムであって、
それぞれ隣接する前記熱源系統の前記供給ヘッダーを互いに接続する複数の供給ヘッダー接続流路と、
それぞれ隣接する前記熱源系統の前記戻しヘッダーを互いに接続する複数の戻しヘッダー接続流路と、を有し、
一部の前記熱源系統の前記ポンプの作動が停止したバックアップ運転時に、前記制御部が、複数の前記差圧検出部が検出した差圧のうち最小の差圧が予め設定した設定値となるように、残りの前記熱源系統の前記ポンプの作動を制御することを特徴とする空調システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
それぞれの前記熱源系統における前記供給ヘッダーと前記戻しヘッダーとを接続する複数のバイパス流路と、
それぞれの前記バイパス流路に設けられた複数のバイパス用二方弁と、を有し、
前記制御部が、前記差圧検出部が検出した差圧に基づいて前記ポンプ及び前記バイパス用二方弁の作動を制御する、請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記戻し側配管の前記空調機と前記戻しヘッダーとの間の部分に設けられた定量弁を有する、請求項1または2に記載の空調システム。
【請求項4】
熱搬送液体の温度を調整する熱源機と、供給ヘッダーが介在する供給側配管と戻しヘッダーが介在する戻し側配管とを有する循環路により前記熱源機に接続された少なくとも1つの空調機と、前記循環路に設けられて前記熱源機と前記空調機との間で前記熱搬送液体を循環させるポンプと、前記供給ヘッダーの圧力と前記戻しヘッダーの圧力との差圧を検出する差圧検出部と、前記差圧検出部が検出した差圧に基づいて前記ポンプの作動を制御する制御部とを有する熱源系統を複数備えた空調システムの制御方法であって、
前記空調システムが、
それぞれ隣接する前記熱源系統の前記供給ヘッダーを互いに接続する複数の供給ヘッダー接続流路と、
それぞれ隣接する前記熱源系統の前記戻しヘッダーを互いに接続する複数の戻しヘッダー接続流路と、を有し、
それぞれの前記熱源系統の前記差圧検出部により前記供給ヘッダーの圧力と前記戻しヘッダーの圧力との差圧を検出し、
一部の前記熱源系統の前記ポンプの作動が停止したバックアップ運転時に、複数の前記差圧検出部が検出した差圧のうち最小の差圧が予め設定した設定値となるように、残りの前記熱源系統の前記ポンプの作動を制御することを特徴とする空調システムの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システム及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えばオフィスビル、商業ビル、宿泊施設などの、比較的大規模な建築物に使用される空調システムとして、熱源機と、供給ヘッダーが介在する供給側配管と戻しヘッダーが介在する戻し側配管とを有する循環路により熱源機に接続された少なくとも1つの空調機と、循環路に設けられたポンプと、供給ヘッダーの圧力と戻しヘッダーの圧力との差圧を検出する差圧検出部と、差圧検出部が検出した差圧に基づいてポンプの作動を制御する制御部とを有し、熱源機で温度調整して生成した冷水、温水などの熱搬送液体を、ポンプにより供給ヘッダーを介して建築物内に設置された少なくとも1つの空調機に圧送するとともに、少なくとも1つの空調機において熱交換された熱搬送液体を、戻しヘッダーを介して熱源機に戻して循環させるようにした、所謂中央熱源方式のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-81167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の中央熱源方式の空調システムとして、それぞれ熱源機と少なくとも1つの空調機とを含む複数の熱源系統を有し、隣接する熱源系統の供給ヘッダーを接続流路により互いに接続するとともに隣接する熱源系統の戻しヘッダーを接続流路により互いに接続した構成とすることで、より多数の空調機を一元的に制御するようにした構成のものが検討されている。
【0005】
上記のように複数の熱源系統を備えた構成の空調システムでは、故障や保守点検等により一部の熱源系統のポンプの作動が停止した際には、残りの熱源系統のポンプにより全ての熱源系統の空調機に熱搬送液体を循環させるバックアップ運転が行われる。
【0006】
しかし、従来の空調システムでは、複数の熱源系統が、それぞれ当該熱源系統における供給ヘッダーの圧力と戻しヘッダーの圧力との差圧に基づいてポンプの作動を制御する構成となっているので、一部の熱源系統のポンプの作動が停止すると、他の熱源系統における供給ヘッダーと戻しヘッダーとの差圧も影響を受けることになって、バックアップ運転時における稼働するポンプの作動制御が煩雑になる、という問題点があった。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックアップ運転時にポンプの作動を容易に制御することが可能な空調システム及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の空調システムは、熱搬送液体の温度を調整する熱源機と、供給ヘッダーが介在する供給側配管と戻しヘッダーが介在する戻し側配管とを有する循環路により前記熱源機に接続された少なくとも1つの空調機と、前記循環路に設けられて前記熱源機と前記空調機との間で前記熱搬送液体を循環させるポンプと、前記供給ヘッダーの圧力と前記戻しヘッダーの圧力との差圧を検出する差圧検出部と、前記差圧検出部が検出した差圧に基づいて前記ポンプの作動を制御する制御部とを有する熱源系統を複数備えた空調システムであって、それぞれ隣接する前記熱源系統の前記供給ヘッダーを互いに接続する複数の供給ヘッダー接続流路と、それぞれ隣接する前記熱源系統の前記戻しヘッダーを互いに接続する複数の戻しヘッダー接続流路と、を有し、一部の前記熱源系統の前記ポンプの作動が停止したバックアップ運転時に、前記制御部が、複数の前記差圧検出部が検出した差圧のうち最小の差圧が予め設定した設定値となるように、残りの前記熱源系統の前記ポンプの作動を制御することを特徴とする。
【0009】
本発明の空調システムは、上記構成において、それぞれの前記熱源系統における前記供給ヘッダーと前記戻しヘッダーとを接続する複数のバイパス流路と、それぞれの前記バイパス流路に設けられた複数のバイパス用二方弁と、を有し、前記制御部が、前記差圧検出部が検出した差圧に基づいて前記ポンプ及び前記バイパス用二方弁の作動を制御するのが好ましい。
【0010】
本発明の空調システムは、上記構成において、前記戻し側配管の前記空調機と前記戻しヘッダーとの間の部分に設けられた定量弁を有するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大林組
攪拌装置
10日前
株式会社大林組
誘導装置
3日前
株式会社大林組
固定用基礎
4日前
株式会社大林組
柱梁接合構造
4日前
株式会社大林組
構造物形成方法
4日前
株式会社大林組
構造物の構築方法
11日前
株式会社大林組
二酸化炭素貯留方法
7日前
株式会社大林組
曳航用浮体及び曳航方法
13日前
株式会社大林組
空調システム及びその制御方法
4日前
株式会社大林組
免震構造の施工方法及び免震構造
7日前
株式会社大林組
荷役装置、搬送装置及び搬送方法
10日前
株式会社大林組
貫入補助治具及び鋼管の貫入方法。
4日前
株式会社大林組
加工システム及びワイヤソー切断装置
14日前
株式会社大林組
主桁に作用する応力を低減する方法及び構造
5日前
株式会社大林組
主桁に作用する応力を低減する方法及び構造
3日前
株式会社大林組
CO2排出量の予測方法及びCO2排出量予測システム
7日前
株式会社大林組
落下防止構造、円筒体の落下防止方法及び落下防止治具
11日前
株式会社大林組
上部物体の設置構造の施工方法及び上部物体の設置構造
7日前
株式会社大林組
CO2排出量の予測方法及びCO2排出量予測システム
7日前
株式会社大林組
バイオレメディエーション促進剤、及び、汚染地盤の浄化方法
3日前
株式会社コロナ
加湿器
14日前
株式会社コロナ
空気調和機
24日前
株式会社コロナ
石油給湯機
11日前
株式会社コロナ
空気調和機
13日前
個人
トイレ用換気機構
14日前
日本キヤリア株式会社
空気調和機
24日前
日本キヤリア株式会社
空気調和機
14日前
株式会社ノーリツ
温水装置
10日前
株式会社パロマ
湯沸器
14日前
株式会社パロマ
湯沸器
4日前
株式会社コロナ
貯湯タンクユニット
10日前
株式会社コロナ
貯湯タンクユニット
10日前
大阪瓦斯株式会社
加熱調理器
14日前
大阪瓦斯株式会社
加熱調理器
14日前
三菱電機株式会社
換気端末部材
24日前
株式会社ノーリツ
浴室システム
4日前
続きを見る