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公開番号2024131381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041603
出願日2023-03-16
発明の名称加工システム及びワイヤソー切断装置
出願人株式会社大林組,ダイヤモンド機工株式会社,株式会社コンセック,第一カッター興業株式会社
代理人個人,個人
主分類B28D 7/02 20060101AFI20240920BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】加工部の移動作業の効率を向上させる。
【解決手段】加工対象物に加工を施す穿孔装置3及びワイヤソー切断装置10と、穿孔装置3及びワイヤソー切断装置10を円筒壁100の内側面102の形状に合わせて移動させる回転ステージ2と、を備え、ワイヤソー切断装置10は、ブラシ毛を有し且つ内側面102と当接するブラシ部を備える。ワイヤソー切断装置10は、湾曲面と対向しアーム部材11が前進及び後退する開口部を有するカバーを有し、カバーは、湾曲部を有し、ブラシ部は湾曲部の先端に設けられる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
加工対象物に加工を施す加工部と、
前記加工部を前記加工対象物の被加工面の形状に合わせて移動させる搬送ステージと、を備え、
前記加工部は、ブラシ毛を有し且つ前記被加工面と当接するブラシ部を備える
ことを特徴とする加工システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記加工対象物は凹状に湾曲した前記被加工面を有する円筒壁であって、
前記加工部は、前記加工対象物を切断する1対のアーム部材を有するワイヤソー切断装置であって、
前記搬送ステージは、前記加工部を前記被加工面に沿って回転する回転ステージであり、
前記ワイヤソー切断装置は、
前記被加工面と対向し前記アーム部材が前進及び後退する開口部を有するカバーを有し、
前記カバーは、湾曲部を有し、前記ブラシ部は湾曲部の先端に設けられる、請求項1に記載の加工システム。
【請求項3】
前記アーム部材又は前記カバーには、切断によって生じる粉塵を吸引する集塵部が設けられる、請求項2に記載の加工システム。
【請求項4】
前記搬送ステージは、前記加工部として前記加工対象物に孔を形成する穿孔装置及び前記加工対象物を切断するワイヤソー切断装置を搬送する、
請求項1に記載の加工システム。
【請求項5】
ワイヤを用いて、加工対象物を切断するワイヤソー切断装置において、
前記加工対象物の切断時に前記ワイヤを巻回する先端プーリを先端に備える一対のアーム部材と、
前記アーム部材を、前記先端プーリが前記加工対象物を切断する位置及び前記先端プーリが前記加工対象物から離れた待避位置との間で前進及び後退させる可動機構部と、
前記アーム部材が前進及び後退する開口部を有するカバーと、を備え、
前記カバーの先端に、ブラシ毛を有し且つ前記加工対象物が備える被加工面と当接するブラシ部を備える
ことを特徴とするワイヤソー切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加工システム及びワイヤソー切断装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートブロック等を解体する場合に、コンクリートブロックにコア孔を形成する穿孔装置や、ワイヤを高速回転させて切断するワイヤソーを用いる場合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術においては、一対のスタンド部を有したワイヤソー切断装置が記載されている。ワイヤソー切断装置は、穿孔装置によって形成されたコア孔にスタンド部を挿入する。そして、スタンド部に巻回されたワイヤによってコンクリートブロックを切断する。
【0003】
例えば、穿孔装置やワイヤソー切断装置等の加工部は、山留め材に設置される。そして、作業者が加工部を次の目標位置に移動させる場合には、クレーンやフォークリフトによって加工部を吊り下げて移動させていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-155220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記方法では、加工部を移動させるたびに作業者の手間や長い時間を要していた。このため加工部の移動時間の短縮化が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための加工システムは、加工対象物に加工を施す加工部と、前記加工部を前記加工対象物の被加工面の形状に合わせて移動させる搬送ステージと、を備え、前記加工部は、ブラシ毛を有し且つ前記被加工面と当接するブラシ部を備える。
【0007】
上記課題を解決するためのワイヤソー切断装置は、ワイヤを用いて、加工対象物を切断するワイヤソー切断装置において、前記加工対象物の切断時に前記ワイヤを巻回する先端プーリを先端に備える一対のアーム部材と、前記アーム部材を、前記先端プーリが前記加工対象物を切断する位置及び前記先端プーリが前記加工対象物から離れた待避位置との間で前進及び後退させる可動機構部と、前記アーム部材が前進及び後退する開口部を有するカバーと、を備え、前記カバーの先端に、ブラシ毛を有し且つ前記加工対象物が備える被加工面と当接するブラシ部を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加工部の移動作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における解体システムの上面図である。
実施形態における回転ステージの上面図である。
実施形態における回転ステージの車輪の側面図である。
実施形態におけるワイヤソー切断装置の斜視図である。
実施形態におけるワイヤソー切断装置の上面図である。
実施形態におけるワイヤソー切断装置のブラシ部の要部を示す。
実施形態におけるワイヤソー切断装置の動作の説明図である。
実施形態の解体システムの水平穿孔処理の動作を示す説明図である。
実施形態の解体システムの水平穿孔処理の動作を示す説明図である。
実施形態の解体システムの水平切断処理の動作を示す説明図である。
実施形態の解体システムの水平切断処理の動作を示す説明図である。
実施形態の解体システムの水平切断処理後の説明図である。
他の実施形態における解体システムの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図12を参照して、加工システム及びワイヤソー切断装置の一実施形態を説明する。本実施形態では、加工システムを、原子炉の内部コンクリートを分割して解体する解体システムとして説明する。加工対象物である内部コンクリートは、円筒状の形状を有する。内部コンクリートは、放射性廃棄物であって、高耐震性を有するために高密度で太径(例えば直径30mm等)の鉄筋を用いた鉄筋コンクリートで構成されている。解体システムによる内部コンクリートの切断は、遠隔操作で行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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