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公開番号
2024127357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036469
出願日
2023-03-09
発明の名称
接続構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
27/00 20060101AFI20240912BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】石場建て工法のような意匠性を保ちつつ建築基準法に適合する木質材の接続構造を提供する。
【解決手段】接続構造10は、基盤11と、基盤11の上の意匠材12と、意匠材12の上の木質材13と、基盤11と木質材13とを接続する接続機構20と、を有する。接続機構20は、接続芯材25と充填材26とを有する。接続芯材25は、基盤11に定着する定着部25Aと意匠材12に形成された貫通孔21を貫通する貫通部25Bと木質材13に形成された貫入孔22に貫入する貫入部25Cとを有する。充填材26は、貫通孔21と貫入孔22とに充填されて接続芯材25を木質材13に接着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基盤と、前記基盤の上の意匠材と、前記意匠材の上の木質材と、前記基盤と前記木質材とを接続する接続機構と、を有し、
前記接続機構は、
前記基盤に定着する定着部と、前記意匠材に形成された貫通孔を貫通する貫通部と、前記木質材に形成された貫入孔に貫入する貫入部と、を有する接続芯材と、
前記貫通孔と前記貫入孔とに充填されて、前記接続芯材を接着する充填材と、を有する
接続構造。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記接続機構は、前記充填材を充填する充填孔と、前記充填材を排出する排出孔と、を有する
請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記充填孔は、前記木質材の下端部に形成され、
前記排出孔は、前記木質材における前記充填孔の上方に形成されている
請求項2に記載の接続構造。
【請求項4】
前記接続機構は、前記接続芯材の軸方向と交差して、前記接続芯材の前記軸方向の移動を拘束する拘束材を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基盤と木質材とを接続する接続構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
伝統的な木柱の設置工法として石場建て工法が知られている。石場建て工法においては、地盤に載置した束石を基礎として木柱が設置される。こうした石場建て工法は、束石が意匠材として機能することで木柱の下端部、ひいては建築物全体の意匠性を高めることができる。また、こうした石場建て工法として、特許文献1には、束石に対して木柱を釘打ちにて接続する工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-232272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、建築基準法においては、柱が地盤に定着していることが求められる。しかしながら、石場建て工法は、地盤に載置した束石を基礎として木柱が設置されていることで建築基準法に適合しないという問題があった。そのため、石場建て工法のような意匠性を保ちつつ建築基準法に適合する木柱の接続構造が求められている。なお、こうした要望は、木柱に限らず、定着が必要とされる木質材にも共通する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する接続構造は、基盤と、前記基盤の上の意匠材と、前記意匠材の上の木質材と、前記基盤と前記木質材とを接続する接続機構と、を有する。前記接続機構は、前記基盤に定着する定着部と、前記意匠材に形成された貫通孔を貫通する貫通部と、前記木質材に形成された貫入孔に貫入する貫入部と、を有する接続芯材と、前記貫通孔と前記貫入孔とに充填されて、前記接続芯材を接着する充填材と、を有する。これにより、木質材が充填材と接続芯材とを介して基盤に定着するため、石場建て工法のような意匠性を保ちつつ、建築基準法に適合させることができる。
【0006】
上記構成において、前記接続機構は、前記充填材を充填する充填孔と、前記充填材を排出する排出孔と、を有することが好ましい。
これにより、充填材を充填する際に排出孔を通じて内部のエアを排出することができる。その結果、接続芯材の周囲に確実に充填材を形成することができる。
【0007】
上記構成において、前記充填孔は、前記木質材の下端部に形成され、前記排出孔は、前記木質材における前記充填孔の上方に形成されていることが好ましい。
これにより、充填材の充填時に排出孔を通じたエアの排出を円滑に行うことができる。また、充填孔および排出孔が木質材に形成されていることで、それら充填孔および排出孔を容易に形成することができる。
【0008】
上記構成において、前記接続機構は、前記接続芯材の軸方向と交差して、前記接続芯材の前記軸方向の移動を拘束する拘束材を有することが好ましい。これにより、木質材と接続芯材とをより強固に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
接続構造の一実施形態の概略構成を示す断面図である。
木質材の構造を模式的に示す斜視図である。
連通孔付近における木質材の断面図である。
貫入孔に接続芯材が貫入され、連通孔に拘束材が圧入された状態を示す断面図である。
(a)接続芯材が所定位置に配設された状態で基盤が形成された状態を模式的に示す図であり、(b)意匠材が配設された状態を模式的に示す図であり、(c)木質材を配設したのちに充填材料が充填される様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1~図5を参照して、接続構造の一実施形態について説明する。
図1に示すように、接続構造10は、基盤11、意匠材12、木質材13、および、基盤11と木質材13とを接続する接続機構20を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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