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公開番号2024165881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082454
出願日2023-05-18
発明の名称鉄骨梁
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04C 3/08 20060101AFI20241121BHJP(建築物)
要約【課題】複数の貫通孔を備えつつ所望の強度を有する鉄骨梁を提供することである。
【解決手段】貫通孔5a、5b、5cが設けられた板状部4と、貫通孔5aを中心とした半環状であり、貫通孔5aの軸方向に垂直な一方側において板状部4の一方の面4aに固定された第1面側第1補強板11と、貫通孔5bを中心とした半環状であり、貫通孔5bの軸方向に垂直な他方側において第1面側第1補強板11に連ねて板状部4の一方の面4aに固定された第1面側第2補強板12と、貫通孔5aを中心とした半環状であり、貫通孔5aの軸方向に垂直な他方側において板状部4の他方の面に固定された第2面側第1補強板14と、貫通孔5bを中心とした半環状であり、貫通孔5bの軸方向に垂直な一方側において第2面側第1補強板14に連ねて板状部4の他方の面4bに固定された第2面側第2補強板15と、を有することを特徴とする鉄骨梁1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物に用いられる鉄骨梁であって、
複数の貫通孔が前記鉄骨梁の軸方向に並べて設けられた板状部と、
前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う一方の前記貫通孔の軸方向に垂直な一方側において前記板状部の一方の面に固定された第1面側第1補強板と、
前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う他方の前記貫通孔の軸方向に垂直な他方側において前記第1面側第1補強板に連ねて前記板状部の一方の面に固定された第1面側第2補強板と、
前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う一方の前記貫通孔の軸方向に垂直な他方側において前記板状部の他方の面に固定された第2面側第1補強板と、
前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う他方の前記貫通孔の軸方向に垂直な一方側において前記第2面側第1補強板に連ねて前記板状部の他方の面に固定された第2面側第2補強板と、を有することを特徴とする鉄骨梁。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記第1面側第1補強板、前記第1面側第2補強板、前記第2面側第1補強板及び前記第2面側第2補強板が、それぞれ軸方向に対して互いに逆向きに傾斜する一対の傾斜部と、軸方向に沿って延びて一対の傾斜部に連なる連結部と、を有する略V字形状である、請求項1に記載の鉄骨梁。
【請求項3】
一対のフランジ部の間に前記板状部が設けられたH形鋼により形成されている、請求項1または2に記載の鉄骨梁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物に用いられる鉄骨梁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄骨造の建築物の梁としては、例えばH形鋼などで形成された鉄骨梁が用いられる。
【0003】
鉄骨梁には、建築物の内部に設けられた空調機器用の配管、給排水用の配管、電気配線等を通すために、H形鋼におけるウェブ部などの板状部に貫通孔が設けられることがある。この場合、鉄骨梁の強度を確保するために、板状部には貫通孔の周囲を囲う形状の補強板が固定されるのが一般的である。
【0004】
例えば特許文献1には、それぞれ貫通孔を中心とした半環状(コの字形状)に形成された2枚の補強板を組み合わせて貫通孔の周囲に固定した構成の鉄骨梁が記載されている。補強板として半環状のものを用いることで、補強板の歩留まりをよくして鉄骨梁のコストを低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-9501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鉄骨梁の板状部に、複数の貫通孔が鉄骨梁の軸方向に近接して並べて設けられることが考えられる。この場合、隣り合う貫通孔のそれぞれの周囲に2枚の補強板を組み合わせて固定しようとすると、隣り合う補強板が互いに干渉する虞がある。そのため、隣り合う一方の貫通孔に対しては板状部の一方の面に補強板を固定し、隣り合う他方の貫通孔に対しては板状部の他方の面に補強板を固定する構成とされることになる。
【0007】
しかし、隣り合う2つの貫通孔において補強板を板状部の一方の面と他方の面とに分けて固定した構成では、一方の貫通孔の周囲に固定された補強板と他方の貫通孔の周囲に固定された補強板との間で軸力が効果的に伝達されず、その結果、鉄骨梁を所望の強度を有するものとするのが困難になる、という問題点があった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の貫通孔を備えつつ所望の強度を有する鉄骨梁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の鉄骨梁は、建築物に用いられる鉄骨梁であって、複数の貫通孔が前記鉄骨梁の軸方向に並べて設けられた板状部と、前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う一方の前記貫通孔の軸方向に垂直な一方側において前記板状部の一方の面に固定された第1面側第1補強板と、前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う他方の前記貫通孔の軸方向に垂直な他方側において前記第1面側第1補強板に連ねて前記板状部の一方の面に固定された第1面側第2補強板と、前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う一方の前記貫通孔の軸方向に垂直な他方側において前記板状部の他方の面に固定された第2面側第1補強板と、前記貫通孔を中心とした半環状であり、隣り合う他方の前記貫通孔の軸方向に垂直な一方側において前記第2面側第1補強板に連ねて前記板状部の他方の面に固定された第2面側第2補強板と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の鉄骨梁は、上記構成において、前記第1面側第1補強板、前記第1面側第2補強板、前記第2面側第1補強板及び前記第2面側第2補強板が、それぞれ軸方向に対して互いに逆向きに傾斜する一対の傾斜部と、軸方向に沿って延びて一対の傾斜部に連なる連結部と、を有する略V字形状であるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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