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公開番号2024152256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066334
出願日2023-04-14
発明の名称避雷用コネクタ
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類H01R 4/64 20060101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】建築現場における管理を容易にする避雷用コネクタを提供する。
【解決手段】避雷用コネクタ50、50a、50bは、鉄筋20と、前記鉄筋が部分的に挿入される孔33を有する継手30と、を電気的に接続する。避雷用コネクタは、前記継手に接触する第1壁部61、及び前記孔から露出する前記鉄筋の露出部分22に接触する第2壁部62を有する本体部60、60a、60bと、前記本体部に設けられ、前記第2壁部を前記露出部分に押圧するための締結部70と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋と、
前記鉄筋が部分的に挿入される孔を有する継手と、を電気的に接続する避雷用コネクタであって、
前記継手に接触する第1壁部、及び前記孔から露出する前記鉄筋の露出部分に接触する第2壁部、を有する本体部と、
前記本体部に設けられ、前記第2壁部を前記露出部分に押圧するための締結部と、を備える、
ことを特徴とする避雷用コネクタ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記第1壁部は、前記孔が形成される前記継手の端面に面接触する第1接触部を有し、
前記第2壁部は、前記露出部分の周面に面接触する第2接触部を有する、
請求項1に記載の避雷用コネクタ。
【請求項3】
前記本体部は、前記露出部分を間に挟んで対向するよう一対で構成され、
前記第2壁部はそれぞれ、前記第2接触部の両側に非接触部を有し、
前記締結部は、対向して配置される前記非接触部に設けられる、
請求項2に記載の避雷用コネクタ。
【請求項4】
前記第2接触部は、環状に形成され、
前記第2壁部は、前記第2接触部の両側に互いに対向する非接触部を有し、
前記締結部は、前記非接触部に設けられる、
請求項2に記載の避雷用コネクタ。
【請求項5】
前記第1壁部は、前記第1壁部の外縁部に少なくとも一つのスリットを有する、
請求項3又は4に記載の避雷用コネクタ。
【請求項6】
前記第1接触部は、前記第1壁部の内縁部に設けられ、
前記スリットは、前記外縁部から前記内縁部に向かって延在し、
前記内縁部側の前記スリットの端部は、前記第1接触部より外方に位置する、
請求項5に記載の避雷用コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、避雷用コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、鉄筋と継手とを電気的に接続する避雷用コネクタが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-84376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、締結手段によって一対の押圧部材を一対の接触片に押圧させることで、一対の接触片が鉄筋に接触する。この結果、避雷用コネクタを介して、鉄筋と継手とが電気的に接続する。しかし、避雷用コネクタを構成する部品の数が多く、建築現場において、避雷用コネクタの管理が煩雑になるおそれがある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、建築現場における管理を容易にする避雷用コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る避雷用コネクタは、鉄筋と、前記鉄筋が部分的に挿入される孔を有する継手と、を電気的に接続する避雷用コネクタであって、前記継手に接触する第1壁部、及び前記孔から露出する前記鉄筋の露出部分に接触する第2壁部、を有する本体部と、前記本体部に設けられ、前記第2壁部を前記露出部分に押圧するための締結部と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、建築現場における避雷用コネクタの管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る避雷装置の一例を概略的に示す側面図である。
実施形態に係る避雷用コネクタの一例を概略的に示す斜視図である。
図1のA方向から見た平面図であり、継手の外形を想像線で示すとともに、上部鉄筋、鉄筋用ナット及びコンクリート構造物を省略し、下部鉄筋及び避雷用コネクタのみを示すものである。
図1のB方向から見た底面図であり、継手の外形を想像線で示すとともに、グラウト材を省略し、下部鉄筋及び避雷用コネクタのみを示すものである。
実施形態に係る避雷用コネクタの取付け手順を説明する図面であり、(a)は、上部鉄筋、継手用ナット、及び継手がコンクリート構造物に埋設された状態を部分断面で示し、(b)は、継手の孔内にグラウト材を注入する様子を部分断面で示し、(c)は、継手の孔内に下部鉄筋を挿入する様子を部分断面で示し、(d)は、継手の孔内に下部鉄筋が固定された状態を部分断面で示し、(e)は、避雷用コネクタが下部鉄筋に取付けられた状態を示す。
実施形態に係る避雷装置における電気の流れを概略的に示すものである。
変形例1に係る避雷用コネクタの一例を概略的に示す斜視図である。
図7の避雷用コネクタが下部鉄筋に押圧された状態を示す平面図であり、継手の外形を想像線で示すとともに、上部鉄筋、鉄筋用ナット及びコンクリート構造物を省略し、下部鉄筋及び避雷用コネクタのみを示すものである。
変形例2に係る避雷用コネクタの一例を概略的に示す斜視図である。
図9の避雷用コネクタが下部鉄筋に押圧された状態を示す平面図であり、継手の外形を想像線で示すとともに、上部鉄筋、鉄筋用ナット及びコンクリート構造物を省略し、下部鉄筋及び避雷用コネクタのみを示すものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る避雷装置10、及び避雷用コネクタ50について説明する。各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。説明の便宜上、図1において、紙面上下方向、紙面左右方向を、避雷装置10及び避雷用コネクタ50の上下方向、左右方向とし、上下方向及び左右方向に垂直な方向を、避雷装置10及び避雷用コネクタ50の前後方向と記載する。また、上下方向に沿う方向を軸線X方向、軸線X周りの方向を周方向、軸線X方向に垂直な方向を径方向とも記載する。
【0010】
図1は、実施形態に係る避雷装置10の一例を概略的に示す側面図である。図2は、実施形態に係る避雷用コネクタ50の一例を概略的に示す斜視図である。図3は、図1のA方向から見た平面図であり、継手30の外形を想像線で示すとともに、上部鉄筋20a、鉄筋用ナット80及びコンクリート構造物Cを省略し、下部鉄筋20b及び避雷用コネクタ50のみを示すものである。図4は、図1のB方向から見た底面図であり、継手30の外形を想像線で示すとともに、グラウト材40を省略し、下部鉄筋20b及び避雷用コネクタ50のみを示すものである。図5は、実施形態に係る避雷用コネクタ50の取付け手順を説明する図面であり、(a)は、上部鉄筋20a、鉄筋用ナット80、及び継手30がコンクリート構造物Cに埋設された状態を部分断面で示し、(b)は、継手30の孔33内にグラウト材40を注入する様子を部分断面で示し、(c)は、継手30の孔33内に下部鉄筋20bを挿入する様子を部分断面で示し、(d)は、継手30の孔33内に下部鉄筋20bが固定された状態を部分断面で示し、(e)は、避雷用コネクタ50が下部鉄筋20bに取付けられた状態を示す。図6は、実施形態に係る避雷装置10における電気の流れを概略的に示すものである。
(【0011】以降は省略されています)

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