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公開番号2024158569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073872
出願日2023-04-27
発明の名称建築物の屋根
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 7/02 20060101AFI20241031BHJP(建築物)
要約【課題】建築物の所望の面においてのみ庇部分の張出し量を大きくすることが可能な建築物の屋根を提供することである。
【解決手段】鉄筋コンクリート造の建築物の屋根1であって、棟部11と、一対の第1傾斜部12と、第2傾斜部13とを有する寄棟屋根に形成された屋根本体部10と、第1傾斜部12の上面に取り付けられて第1傾斜部12を覆うとともに屋根本体部10から外方に張り出す板状の第1屋根材14aと、第2傾斜部13の上面に取り付けられて第2傾斜部13を覆うとともに屋根本体部10から外方に張り出す第2屋根材14bと、第1傾斜部12と第1屋根材14aとの間及び第2傾斜部13と第2屋根材14bとの間の何れか一方に配置され、第1傾斜部12から第1屋根材14aまでの高さH1及び第2傾斜部13から第2屋根材14bまでの高さH2の何れか一方を何れか他方よりも高くするスペーサ体20と、を有する建築物の屋根1。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋コンクリート造の建築物の屋根であって、
棟部と、前記棟部の両側に設けられた一対の第1傾斜部と、一対の前記第1傾斜部の側縁に連なる第2傾斜部とを有する寄棟屋根に形成された鉄筋コンクリート製の屋根本体部と、
前記第1傾斜部の上面に取り付けられて前記第1傾斜部を覆うとともに屋根本体部から外方に張り出す板状の第1屋根材と、
前記第2傾斜部の上面に取り付けられて前記第2傾斜部を覆うとともに屋根本体部から外方に張り出す第2屋根材と、
前記第1傾斜部と前記第1屋根材との間及び前記第2傾斜部と前記第2屋根材との間の何れか一方に配置され、前記第1傾斜部から前記第1屋根材までの高さ及び前記第2傾斜部から前記第2屋根材までの高さの何れか一方を何れか他方よりも高くするスペーサ体と、を有することを特徴とする建築物の屋根。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記スペーサ体が、鉄骨を組み合わせて構成されている、請求項1に記載の建築物の屋根。
【請求項3】
前記スペーサ体が、前記第2傾斜部と前記第2屋根材との間に設けられている、請求項1または2に記載の建築物の屋根。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋コンクリート造の建築物の屋根に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅、学生寮、オフィスビル、商業ビルなどの鉄筋コンクリート造の建築物の屋根として、鉄筋コンクリート製の屋根本体部と、屋根本体部の上面に取り付けられて屋根本体部の上面を覆う板状の屋根材と、を有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-151124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような建築物の屋根においては、屋根材を屋根本体部の下端から外方に張り出させることで、建築物に庇部分を構成することができる。
【0005】
一方、上記のような建築物の屋根において、屋根本体部を寄棟屋根に構成することが考えられる。この場合、屋根本体部を覆う屋根材も屋根本体部に対応した寄棟屋根の形状とされる。
【0006】
しかし、上記構成の寄棟屋根では、建築物の正面ないし側面などのある1つの面において庇部分の張出し量を増加させると、建築物の他の面における庇部分の張出し量も比例して大きくなり、建築物の所望の面においてのみ庇部分の張出し量を大きくすることができない。そのため、例えば壁を共有した構成の長屋の一部を解体し、その解体後のスペースに新たな建築物を建設する際など、建築物の側方のスペースが狭小な場合に、建築物の正面に張出し量の大きな庇部分を設けることが困難になるなどの問題が生じることになる。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、建築物の所望の面においてのみ庇部分の張出し量を大きくすることが可能な建築物の屋根を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の建築物の屋根は、鉄筋コンクリート造の建築物の屋根であって、棟部と、前記棟部の両側に設けられた一対の第1傾斜部と、一対の前記第1傾斜部の側縁に連なる第2傾斜部とを有する寄棟屋根に形成された鉄筋コンクリート製の屋根本体部と、前記第1傾斜部の上面に取り付けられて前記第1傾斜部を覆うとともに屋根本体部から外方に張り出す板状の第1屋根材と、前記第2傾斜部の上面に取り付けられて前記第2傾斜部を覆うとともに屋根本体部から外方に張り出す第2屋根材と、前記第1傾斜部と前記第1屋根材との間及び前記第2傾斜部と前記第2屋根材との間の何れか一方に配置され、前記第1傾斜部から前記第1屋根材までの高さ及び前記第2傾斜部から前記第2屋根材までの高さの何れか一方を何れか他方よりも高くするスペーサ体と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の建築物の屋根は、上記構成において、前記スペーサ体が、鉄骨を組み合わせて構成されているのが好ましい。
【0010】
本発明の建築物の屋根は、上記構成において、前記スペーサ体が、前記第2傾斜部と前記第2屋根材との間に設けられているのが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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