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公開番号2024128264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037150
出願日2023-03-10
発明の名称穿孔装置、集塵方法、及び、集塵装置
出願人株式会社大林組,ダイヤモンド機工株式会社,株式会社コンセック,第一カッター興業株式会社
代理人個人,個人
主分類B28D 1/14 20060101AFI20240913BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】チューブ内に堆積した粉塵を集塵することが可能な穿孔装置、集塵方法、及び、集塵装置を提供する。
【解決手段】穿孔装置10は、先端に刃が配置された円筒形状のチューブ22を有するコアビット21と、コアビット21を回転させる回転機構部30と、回転機構部30に連結されたコアビット21を、チューブ22の中心軸Aに沿って移動させる直動機構部40と、を備える。穿孔装置10は、コアビット21を第1回転速度で回転させながら前進させることにより穿孔を行う。穿孔装置10は、コアビット21をチューブ22の内径に応じて設定される第2回転速度で回転させることで、穿孔により生じた粉塵をチューブ22内に舞った状態とし、この状態で集塵装置100によって粉塵を吸引する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
先端に刃が配置された円筒形状のチューブを有するコアビットと、
前記コアビットを回転させる回転機構部と、
前記回転機構部に連結された前記コアビットを、前記チューブの中心軸に沿って移動させる直動機構部と、を備え、
前記コアビットを第1回転速度で回転させながら前進させることにより穿孔する穿孔装置であって、
前記穿孔により生じた粉塵が前記チューブ内に堆積した前記コアビットを前記チューブの内径に応じて設定される第2回転速度で回転させることで、前記チューブ内に舞った状態の前記粉塵を集塵装置によって吸引する
ことを特徴とする穿孔装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第2回転速度を角速度ω[rad/sec]とし、重力加速度をg[m/sec

]とし、前記チューブの内径をr[m]として表したときに、
前記角速度ωは、0.75×√(g/r)<ω<1.25×√(g/r)を満たす
ことを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
【請求項3】
前記第2回転速度は、前記第1回転速度よりも小さい
ことを特徴とする請求項1または2に記載の穿孔装置。
【請求項4】
先端に刃が配置された円筒形状のチューブを有するコアビットを第1回転速度で回転させながら前進させることで穿孔を行う際に生じる粉塵であって、前記チューブ内に堆積した前記粉塵を前記穿孔後に吸引する集塵方法であって、
前記チューブの内径に応じて設定される第2回転速度で前記コアビットを回転させることにより前記チューブ内で舞った状態の前記粉塵を吸引する
ことを特徴とする集塵方法。
【請求項5】
前記チューブの内径が小さいほど前記第2回転速度が大きくなるように前記コアビットを回転させた状態で前記粉塵を吸引する
ことを特徴とする請求項4に記載の集塵方法。
【請求項6】
先端に刃が配置された円筒形状のチューブを有するコアビットを第1回転速度で回転させながら前進させることで穿孔を行う際に生じる粉塵であって、前記チューブ内に堆積した前記粉塵を前記穿孔後に吸引する集塵装置であって、
前記チューブの内径に応じて設定される第2回転速度で前記コアビットを回転させることにより前記チューブ内で舞った状態の前記粉塵を吸引する
ことを特徴とする集塵装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、先端に刃が配置されたコアビットを備える穿孔装置、並びに、コアビットを用いた穿孔に伴って生じる粉塵を吸引する集塵方法及び集塵装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリート等の構造物を穿孔するための穿孔装置の一例は、中空の円筒形状を有するチューブの先端に刃が配置されたコアビットを回転させながら穿孔対象物に押し当てることで穿孔を行う(例えば、特許文献1参照)。この種の穿孔装置では、穿孔中に発生した粉塵(切粉)をチューブの内部から吸引して排出しながら穿孔を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-177740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粉塵を吸引しながら穿孔を行った場合であっても、穿孔後のチューブ内には穿孔中に発生した粉塵が堆積して残存している場合がある。このような場合に、チューブ内に堆積した粉塵を集塵することが要求される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための穿孔装置は、先端に刃が配置された円筒形状のチューブを有するコアビットと、前記コアビットを回転させる回転機構部と、前記回転機構部に連結された前記コアビットを、前記チューブの中心軸に沿って移動させる直動機構部と、を備え、前記コアビットを第1回転速度で回転させながら前進させることにより穿孔する穿孔装置であって、前記穿孔により生じた粉塵が前記チューブ内に堆積した前記コアビットを前記チューブの内径に応じて設定される第2回転速度で回転させることで、前記チューブ内に舞った状態の前記粉塵を集塵装置によって吸引する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、チューブ内に堆積した粉塵を集塵することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、穿孔装置の正面図である。
図2は、図1における2-2線から見た断面図である。
図3は、粉塵が堆積したチューブの断面図である。
図4は、集塵工程において、コアビットを第2回転速度で回転させた状態のチューブの断面図である。
図5は、集塵工程におけるチューブ内を撮影した画像(A)~(C)であって、それぞれ異なる回転速度でチューブを回転させたときのチューブ内の画像である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図5を用いて、本発明の一実施形態を説明する。
[穿孔装置]
図1に示す穿孔装置10は、穿孔対象物に対して水平方向に延在する長孔を形成する。穿孔対象物は、一例として鉄筋コンクリートブロックである。
【0009】
穿孔装置10は、略直方体形状の支持枠11を備える。支持枠11は、四角枠状の第1フレーム12及び第3フレーム14と、第1フレーム12及び第3フレーム14の角部同士を繋ぐ4つの第2フレーム13とを備える。なお、第3フレーム14から第1フレーム12に向かう方向を前方とし、第1フレーム12から第3フレーム14に向かう方向を後方とする。
【0010】
穿孔装置10は、支持枠11によって支持される穿孔部20を備える。穿孔部20は、コアビット21と、回転機構部30と、直動機構部40とを備える。コアビット21は、回転機構部30に連結される。回転機構部30は、連結されたコアビット21を回転させる。直動機構部40は、回転機構部30を並進させることによって、回転機構部30に連結されたコアビット21を並進させる。
(【0011】以降は省略されています)

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