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公開番号2024129523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038777
出願日2023-03-13
発明の名称養生幕材
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E01F 8/00 20060101AFI20240919BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】資材の飛散を防止しつつ、風の影響を受けにくい養生幕材を提供する。
【解決手段】養生幕材105は、荷吊りユニット25を用いて荷吊りユニット25の側方に位置する遮音パネルP1の荷吊り作業を行う際に、荷吊り作業に伴う資材の飛散養生のために設置される。養生幕材105は、荷吊りユニット25に支持される養生張出材101であって、遮音パネルP1に対する荷吊りユニット25の反対側まで遮音パネルP1の上方を通じて張り出す養生張出材101の張出側先端から垂下されるものであり、養生張出材101から垂下する網目の粗い上側幕材108と上側幕材108の下側に位置する網目の細かい下側幕材109とを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
荷吊りユニットを用いて前記荷吊りユニットの側方に位置する荷材の荷吊り作業を行う際に、前記荷吊り作業に伴う資材の飛散養生のために設置される養生幕材であって、
前記養生幕材は、
前記荷吊りユニットに支持される養生張出材であって、前記荷材に対する前記荷吊りユニットの反対側まで前記荷材の上方を通じて張り出す前記養生張出材の張出側先端から垂下されるものであり、
前記養生張出材から垂下する網目の上側幕材と、前記上側幕材の下側に位置して前記上側幕材よりも網目の細かい下側幕材と、を有する
養生幕材。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記下側幕材の下端に前記養生幕材と前記荷材との間を下側から閉塞する閉塞材が設けられている
請求項1に記載の養生幕材。
【請求項3】
前記養生幕材は、前記上側幕材と、前記下側幕材と、前記上側幕材と前記下側幕材の間の中間幕材と、を有し、
前記中間幕材は、前記上側幕材および前記下側幕材に対して着脱機構を介して接続されている
請求項1または2に記載の養生幕材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷材の荷吊り作業を行う際に利用される養生幕材に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
高速道路などには、周辺への騒音低減を目的の1つとして遮音壁が設置される。遮音壁は、例えば特許文献1のように、所定間隔で設けられた支柱と、隣り合う一対の支柱に支持されて上下方向に積み重ねられた遮音パネルと、によって形成されている。こうした遮音壁においては、定期的に遮音パネルの交換作業が行われる。交換作業においては、例えば特許文献1のような荷吊り作業車を用いて、既存の遮音パネルの撤去作用が行われたのち、新設の遮音パネルの設置作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-20975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、遮音パネルの交換作業は、橋梁など、強い風が吹きやすい場所において行われる場合がある。そのため、交換作業時に資材の飛散養生を行う養生幕材として、資材の飛散を防止しつつ、風の影響を受けにくいものが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する養生幕材は、荷吊りユニットを用いて前記荷吊りユニットの側方に位置する荷材の荷吊り作業を行う際に、前記荷吊り作業に伴う資材の飛散養生のために設置される。前記養生幕材は、前記荷吊りユニットに支持される養生張出材であって、前記荷材に対する前記荷吊りユニットの反対側まで前記荷材の上方を通じて張り出す前記養生張出材の張出側先端から垂下されるものであり、前記養生張出材から垂下する網目の上側幕材と、前記上側幕材の下側に前記上側幕材よりも網目の細かい下側幕材と、を有する。これにより、養生幕材を通じた資材の飛散を防止しつつ、養生幕材への風の影響を低減することができる。
【0006】
上記構成において、前記下側幕材の下端に前記養生幕材と前記荷材との間を下側から閉塞する閉塞材が設けられていてもよい。これにより、養生幕材と荷材との間を通じた資材の飛散を防止することができる。
【0007】
上記構成において、前記養生幕材は、前記上側幕材と、前記下側幕材と、前記上側幕材と前記下側幕材の間の中間幕材と、を有し、前記中間幕材は、前記上側幕材および前記下側幕材に対して着脱機構を介して接続されていてもよい。これにより、中間幕材の有無によって養生幕材の下端位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
養生幕材の一実施形態が垂下される養生張出材を支持する荷吊りユニットが設置された移動体の概略構成を示す斜視図である。
移動体の後方から見た吊り下げ機構を模式的に示す図である。
ビームの張り出し動作開始時を模式的に示す上面図である。
ビームの張り出し動作の途中経過を模式的に示す上面図である。
移動体の右側にビームが最大限張り出した状態を模式的に示す上面図である。
養生ユニットの概略構成を説明するための模式図である。
荷吊り対象付近における養生ユニットを示す模式図である。
荷吊り対象付近における養生ユニットを上方から見た模式図である。
係止用金物の他の例を模式的に示す図である。
(a)閉塞材が取り付けられた養生幕材を繰り出している様子を示す模式図であり、(b)閉塞材をH型支柱に仮固定した状態を示す模式図であり、(c)係止機構によって閉塞材が係止された状態を示す模式図である。
(a)次に撤去される遮音パネルを養生ユニットで養生した様子を示す模式図であり、(b)一番下にある遮音パネルを養生ユニットで養生した様子を示す模式図である。
変形例において、養生幕材の模式的に示す正面図である。
変形例において、養生張出材が荷吊りユニットの内側に収納された状態を模式的に示す上面図である。
変形例において、(a)介錯ロープが取り付けられた閉塞材を車線内側に引き込む様子を模式的に示す図であり、(b)閉塞材が車線内側に引き込まれた状態を模式的に示す図である。
変形例において、(a)養生幕材が車線内側に引き込んだ様子を模式的に示す図であり、(b)養生幕材によって養生された状態を模式的に示す図であり、(c)養生幕材の下端が遮音パネルに挟まれた状態を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図11を参照して、養生幕材の一実施形態について説明する。養生幕材は、移動体、移動体に設置された荷吊りユニット、および、荷吊りユニットに設置された養生ユニットを備えた作業システムにおいて使用される。作業システムは、例えば、高速道路や一般道路等において遮音壁を形成する遮音パネルを交換する際に、遮音パネルを荷材として吊り下げて搬送する荷吊り作業に用いられる。作業システムにおいては、作業現場まで移動体が移動したのち、養生ユニットを用いて車線外側から遮音壁を養生したうえで荷吊りユニットを利用した荷吊り作業が行われる。
【0010】
(移動体)
図1に示すように、移動体10は、前後方向(所定方向)に移動可能に構成されている。移動体10は、例えばキャブオーバ型のトラックである。移動体10は、前後方向に延びる車体フレーム11を有している。車体フレーム11の前部にはキャブ12が搭載されている。車体フレーム11には、キャブ12の後方に略矩形状の荷台13が設けられている。荷台13には荷吊りユニット25が着脱可能に搭載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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