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公開番号2024063514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171538
出願日2022-10-26
発明の名称パネル用型枠
出願人マックストン株式会社
代理人個人
主分類B28B 7/34 20060101AFI20240502BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】 型抜きが容易であると共に、所望寸法及び所望形状のパネルを製造することができるパネル用型枠の提供。
【解決手段】 本発明に係るパネル用型枠は、モルタル製又はコンクリート製のパネル用の型枠であって、パネル表面成形用の底壁部及びパネル側面成形用の側壁部を有する第一型枠部と、該第一型枠部の側壁部をバックアップする第二型枠部とから成り、上記第一型枠部は紙製又は合成樹脂製のシート部材をトレー状に折り曲げ加工して構成すると共に、上記第二型枠部は木製又は金属製のフレーム部材をロの字形状に組み合わせて構成することにより、モルタル等に直接触れる上記第一型枠部を変形容易且つ展開可能にすると共に、該第一型枠部を上記第二型枠部で適切にバックアップすることができ、型抜きを容易にしつつ所望の寸法及び形状のパネルを成形することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
モルタル製又はコンクリート製のパネル用の型枠であって、パネル表面成形用の底壁部及びパネル側面成形用の側壁部を有する第一型枠部と、該第一型枠部の側壁部をバックアップする第二型枠部とから成り、上記第一型枠部は紙製又は合成樹脂製のシート部材をトレー状に折り曲げ加工して構成すると共に、上記第二型枠部は木製又は金属製のフレーム部材をロの字形状に組み合わせて構成することを特徴とするパネル用型枠。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記第一型枠部は上記第二型枠部を構成するフレーム部材の上に折り返される係合片を有することを特徴とする請求項1記載のパネル用型枠。
【請求項3】
上記第二型枠部を構成するフレーム部材は、上記第一型枠部の係合片と係合する係合面と、上記第一型枠部の側壁部をバックアップするバックアップ面をそれぞれ有することを特徴とする請求項2記載のパネル用型枠。
【請求項4】
上記第二型枠部を構成するフレーム部材は、磁性体を有する金属製であることを特徴とする請求項3記載のパネル用型枠。
【請求項5】
上記第一型枠部の底壁部に凹凸を設けることを特徴とする請求項1記載のパネル用型枠。
【請求項6】
上記第一型枠部を構成する紙製のシート部材の表裏面の少なくとも一方に合成樹脂製フィルムにより防水加工を施すことを特徴とする請求項1記載のパネル用型枠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベランダ等に敷き詰めるモルタル製パネル又はコンクリート製パネルを製造するための型枠に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のパネル製造用型枠は、ポリプロピレン(polypropylene)やポリエチレン(polyethylene)を真空成型や圧空成形により予めトレー状に成形した型枠を用い、該型枠の底壁部でパネル表面を成形すると共に、該型枠の側壁部でパネル側面を成形することができる。
【0003】
このように予めトレー状に成形された型枠では、型抜きのために、側壁部が抜き方向(上方)に向かって広がるように傾斜して成形されている。よって最終的に製造されたパネルにおいては底面部の面積が表面部の面積よりも大きくなる。したがって、多数枚のパネルを敷き詰めるときには隣接するパネル間の目地はパネル表面側で大きくなってしまい、目立つことになる。
【0004】
そこで、下記特許文献1の型枠のように、防水加工を施した厚紙製の型枠が開発されている。下記特許文献1の型枠は紙製であるので、型抜きの際に容易に変形しやすいため、予めトレー状に成形された型枠のように側壁部を傾斜させる必要がない。
【0005】
そのため、下記特許文献1の型枠によって垂直の側面を有するパネルを製造することができ、多数枚のパネルを敷き詰めるときには目地を狭くする、つまり目地を目立たなくすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平5-92338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の型枠は、型抜きの際だけではなく、モルタルやコンクリートの養生の際にも変形し易いため、所望の寸法や形状を正確に反映したパネルを製造するのは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は型抜きが容易であると共に、所望寸法及び所望形状のパネルを製造することができるパネル用型枠を提供する。
【0009】
要述すると、本発明に係るパネル用型枠は、モルタル製又はコンクリート製のパネル用の型枠であって、パネル表面成形用の底壁部及びパネル側面成形用の側壁部を有する第一型枠部と、該第一型枠部の側壁部をバックアップする第二型枠部とから成り、上記第一型枠部は紙製又は合成樹脂製のシート部材をトレー状に折り曲げ加工して構成すると共に、上記第二型枠部は木製又は金属製のフレーム部材をロの字形状に組み合わせて構成することにより、モルタル等に直接触れる上記第一型枠部を変形容易且つ展開可能にすると共に、該第一型枠部を上記第二型枠部で適切にバックアップすることができ、型抜きを容易にしつつ所望の寸法及び形状のパネルを成形することができる。
【0010】
好ましくは、上記第一型枠部は上記第二型枠部を構成するフレーム部材の上に折り返される係合片を有する構造とし、該係合片によって上記第一型枠部を簡単に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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