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公開番号
2024128263
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037149
出願日
2023-03-10
発明の名称
穿孔装置
出願人
株式会社大林組
,
ダイヤモンド機工株式会社
,
株式会社コンセック
,
第一カッター興業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B28D
1/14 20060101AFI20240913BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】コアビットの連結が穿孔時に意図せず解除されることを抑制しつつ、保守時にはコアビットの連結を容易に解除可能な穿孔装置を提供する。
【解決手段】穿孔装置は、チューブ22の外周面に係合部24を有したコアビット21と、連結部35から係合部24に第1方向R1の回転力を伝えてコアビット21を回転させるカップリング部31と、を備える。係合部24は、前方に面する第1面24B及び第2面24Cを備える。コアビット21を第1方向R1に回転させながら前進させる穿孔時において、第1面24Bと連結部35とが当接し、かつ第2面24Cと連結部35とが離間する。コアビット21を第1方向R1に回転させながら後退させる引き抜き時において、第2面24Cと連結部35とが当接する。第1面24Bを含む平面とチューブ22の中心軸Aとがなす第1角度θ1は、第2面24Cを含む平面と中心軸Aとがなす第2角度θ2よりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
先端に刃を備えたチューブの外周面に凸部である係合部を有したコアビットと、
前記係合部に嵌合する連結部を備え、前記連結部から前記係合部に第1方向の回転力を伝えて前記コアビットを前記第1方向に回転させる回転機構部と、を備え、
前記コアビットを前記第1方向に回転させながら前進させる穿孔と、前記コアビットを前記第1方向に回転させながら後退させる引き抜きと、を行う穿孔装置であって、
前記係合部は、前方に面する第1面及び第2面であって、前記穿孔時に前記連結部と当接する前記第1面と、前記穿孔時に前記連結部と離間し、かつ、前記引き抜き時に前記連結部と当接する前記第2面と、を備え、
前記係合部の突端と対向する視点から見て、前記第1面を含む平面と前記チューブの中心軸とがなす第1角度は、前記第2面を含む平面と前記中心軸とがなす第2角度よりも小さい
ことを特徴とする穿孔装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記回転機構部は、前記連結部と、前記チューブの基端部が内嵌する受け部と、を有するカップリング部を備え、
前記連結部は、前記受け部から前記チューブの先端側に突出した第1係止部と、前記第1係止部の先端から前記第1方向に突出して前記係合部に対する前記先端側に位置する第2係止部と、を備え、
前記第2係止部は、前記穿孔時に前記第1面と当接する第1係止面と、前記穿孔時に前記第2面と離間し、前記引き抜き時に前記第2面と当接する第2係止面と、を備え、
前記第1係止面は、前記第2係止面よりも基端側に位置し、かつ、前記第1面よりも周方向の長さが長い
ことを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
【請求項3】
前記受け部は、前記チューブの基端側の端面と対向する底面を備え、
前記端面と前記底面との間には、弾性部材が配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の穿孔装置。
【請求項4】
前記チューブを回転不能に保持する状態と、前記チューブの保持を解除する状態とを切り換え可能な保持部をさらに備え、
前記保持部により前記チューブを保持した状態で、前記回転機構部により前記連結部を前記第1方向に回転させることにより前記係合部と前記連結部とを嵌合させ、
前記保持部により前記チューブを保持した状態で、前記回転機構部により前記連結部を前記第1方向と反対の第2方向に回転させることにより前記係合部と前記連結部との嵌合を解除する
ことを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか一項に記載の穿孔装置。
【請求項5】
前記コアビットの下方に位置し、前記チューブの中心軸に沿って移動可能な引掛部材をさらに備え、
前記引掛部材は、前記コアビットの外周面に位置する段差に当接して引っ掛けることが可能な形状を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の穿孔装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、先端に刃が配置されたチューブを有するコアビットを備える穿孔装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートなどの構造物を穿孔するための穿孔装置の一例は、コアビットと、コアビットを回転させる回転機構部とを備える(例えば、特許文献1参照)。コアビットは、円筒形状のチューブと、チューブの先端に配置された刃とを備える。チューブは、回転機構部からの回転を効率よく伝達するために、螺合などの連結手段によって回転機構部の接続部に強固に連結されている。穿孔装置は、コアビットを回転させながら直進することにより、穿孔対象物に孔を形成する。穿孔が完了すると、コアビットは、穿孔時と同じ方向に回転しながら穿孔対象物から引き抜かれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-177740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コアビットの刃が摩耗した場合やチューブ内に穿孔による残留物が残った場合等には、コアビットと回転機構部との連結を解除してコアビットを取り外す必要がある。このため、回転機構部にコアビットを連結する構造は、コアビットの保守時に連結を解除できるように、穿孔時には固着を抑制し、かつ、引き抜き時には回転による意図しない解除を抑制することを望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための穿孔装置は、先端に刃を備えたチューブの外周面に凸部である係合部を有したコアビットと、前記係合部に嵌合する連結部を備え、前記連結部から前記係合部に第1方向の回転力を伝えて前記コアビットを前記第1方向に回転させる回転機構部と、を備え、前記コアビットを前記第1方向に回転させながら前進させる穿孔と、前記コアビットを前記第1方向に回転させながら後退させる引き抜きと、を行う穿孔装置であって、前記係合部は、前方に面する第1面及び第2面であって、穿孔時に前記連結部と当接する前記第1面と、前記穿孔時に前記連結部と離間し、かつ、前記引き抜き時に前記連結部と当接する前記第2面と、を備え、前記係合部の突端と対向する視点から見て、前記第1面を含む平面と前記チューブの中心軸とがなす第1角度は、前記第2面を含む平面と前記中心軸とがなす第2角度よりも小さい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、コアビットの連結が穿孔時に意図せず解除されることを抑制しつつ、保守時にはコアビットの連結を容易に解除できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、穿孔装置の正面図である。
図2は、図1における2-2線から見た断面図である。
図3は、コアビットとカップリング部とを拡大して示す分解斜視図である。
図4は、コアビットとカップリング部とを拡大して示す正面図である。
図5は、コアビットとカップリング部とを拡大して示す断面図である。
図6は、引掛部材を拡大して示す平面図である。
図7は、コアビットと保持部とを拡大して示す上面図である。
図8は、コアビットとカップリング部とを拡大して示す斜視図である。
図9は、コアビットとカップリング部との連結が解除された状態の穿孔装置の正面図である。
図10は、穿孔時の係合部と連結部とを拡大して示す正面図である。
図11は、引き抜き時の係合部と連結部とを拡大して示す正面図である。
図12は、連結が解除されたコアビットと引掛部材とを拡大して示す正面図である。
図13は、係合部及び連結部の変更例における穿孔時の状態を示す正面図である。
図14は、係合部及び連結部の変更例における引き抜き時の状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図14を用いて、穿孔装置の一実施形態を説明する。
[穿孔装置]
図1に示す穿孔装置10は、穿孔対象物に対して水平方向に延在する長孔を形成する。穿孔対象物は、一例として鉄筋コンクリートブロックである。
【0009】
穿孔装置10は、略直方体形状の支持枠11を備える。支持枠11は、四角枠状の第1フレーム12及び第3フレーム14と、第1フレーム12及び第3フレーム14の角部同士を繋ぐ4つの第2フレーム13とを備える。第1フレーム12は、第3フレーム14よりも穿孔対象物側に位置する。第1フレーム12及び第3フレーム14は、互いに平行に配置される。第2フレーム13は、第1フレーム12と第3フレーム14との間で、これらと直交する方向に延在するように配置される。なお、第3フレーム14から第1フレーム12に向かう方向を前方とし、第1フレーム12から第3フレーム14に向かう方向を後方とする。
【0010】
穿孔装置10は、支持枠11によって支持される穿孔部20を備える。穿孔部20は、コアビット21と、回転機構部30と、直動機構部40とを備える。コアビット21は、回転機構部30に連結される。回転機構部30は、連結されたコアビット21を回転させる。直動機構部40は、回転機構部30を並進させることによって、回転機構部30に連結されたコアビット21を並進させる。
(【0011】以降は省略されています)
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