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公開番号2024131739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042179
出願日2023-03-16
発明の名称加湿器
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 6/06 20060101AFI20240920BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】乾燥運転後に気化フィルタが再び濡れることを防止する加湿器を提供する。
【解決手段】ジョイント20の外周には気化フィルタ9が水面と略平行となったときに上向き及び下向きとなる凸部50b及び50aを設け、水槽2の枠2aにジョイント20の凸部50b及び50aが係合する凹部51aを設け、ジョイント20から回転軸25が離脱したとき、ジョイント20の凸部50b及び50aと枠2aの凹部51aが係合するようにしたので、乾燥運転後に水槽2を引き出すことで、ジョイント20から回転軸25が離脱した際に、気化フィルタ9が回転して再び水に濡れることを防止する。

【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
器具本体と、
水を貯水する水槽と、
当該器具本体内に設置され空気を送風する送風ファンと、
前記器具本体外の空気を取り入れる吸込口と、
当該吸込口を通過した空気が流通する送風経路と、
当該送風経路中に設けられ、前記水槽の水に下部が浸漬し回転駆動が可能な気化フィルタと、
当該気化フィルタを所定の回転速度で回転駆動するターンモータと、
前記気化フィルタで発生した加湿空気を前記器具本体外へ送風する吹出口と、
前記気化フィルタの回転中心にあり、前記ターンモータの回転軸と着脱可能に軸支されるジョイントと、
前記送風ファン及び前記ターンモータの運転を制御する制御部と、を備え、
前記ジョイントの外周には前記気化フィルタが水面と略平行となったときに下向きとなる凸部又は凹部を設け、
前記水槽の枠に前記ジョイントの凸部又は凹部が係合する凹部又は凸部を設け、
前記ジョイントから前記回転軸が離脱したとき、前記ジョイントの凸部又は凹部と前記枠の凹部又は凸部が係合することを特徴とする加湿器。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記枠の凹部又は凸部が底部となるように前記枠が傾斜した誘導部を設け、前記ジョイントと前記枠が係合する際に前記誘導部によって誘導されることを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
【請求項3】
前記ジョイントの外周上又は前記誘導部に突起を設け、前記ジョイントと前記枠が係合する際に前記誘導部又は前記ジョイントの外周に前記突起が当接することを特徴とする請求項2に記載の加湿器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、気化式の加湿器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、加湿運転を停止し、気化フィルタを乾燥運転する際に、気化フィルタを回転自在とし、水槽部の水面と略平行となるよう横向きになったとき、回転を停止して乾燥運転を行う加湿器があった。(例えば、特許文献1)
【0003】
特許文献1では、乾燥運転中は気化フィルタの回転中心にある歯車及びジョイントを、ギヤモータの回転軸で軸支している。乾燥運転終了後は、気化フィルタは水面と略平行となったまま停止して、ギヤモータの回転軸で回転しないよう保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-037080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、乾燥運転終了後に気化フィルタが水面と略平行になった状態で、本体から水槽を引き出すと、歯車及びジョイントとギヤモータの回転軸が分離して、軸支されていた歯車及びジョイントは水槽部で支えられる。このとき、歯車及びジョイントを介して気化フィルタを支えていた回転軸が外れることで、気化フィルタは容易に回転可能となるので、引き出す際の振動や気化フィルタの傾き等により気化フィルタが回転し、乾燥させた気化フィルタが再び着水して濡れてしまう虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の加湿器では、器具本体と、水を貯水する水槽と、当該器具本体内に設置され空気を送風する送風ファンと、前記器具本体外の空気を取り入れる吸込口と、当該吸込口を通過した空気が流通する送風経路と、当該送風経路中に設けられ、前記水槽の水に下部が浸漬し回転駆動が可能な気化フィルタと、当該気化フィルタを所定の回転速度で回転駆動するターンモータと、前記気化フィルタで発生した加湿空気を前記器具本体外へ送風する吹出口と、前記気化フィルタの回転中心にあり、前記ターンモータの回転軸と着脱可能に軸支されるジョイントと、前記送風ファン及び前記ターンモータの運転を制御する制御部と、を備え、前記ジョイントの外周には前記気化フィルタが水面と略平行となったときに下向きとなる凸部又は凹部を設け、前記水槽の枠に前記ジョイントの凸部又は凹部が係合する凹部又は凸部を設け、前記ジョイントから前記回転軸が離脱したとき、前記ジョイントの凸部又は凹部と前記枠の凹部又は凸部が係合することを特徴としている。
【0007】
また、請求項2の加湿器では、前記枠の凹部又は凸部が底部となるように前記枠が傾斜した誘導部を設け、前記ジョイントと前記枠が係合する際に前記誘導部によって誘導されることを特徴としている。
【0008】
また、請求項3の加湿器では、前記ジョイントの外周上又は前記誘導部に突起を設け、前記ジョイントと前記枠が係合する際に前記誘導部又は前記ジョイントの外周に前記突起が当接することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、ジョイントの外周には気化フィルタが水面と略平行となったときに上向き及び下向きとなる凸部又は凹部を設け、水槽の枠にジョイントの凸部又は凹部が係合する凹部又は凸部を設け、ジョイントから回転軸が離脱したとき、ジョイントの凸部又は凹部と枠の凹部又は凸部が係合するようにしたので、乾燥運転後に水槽を引き出すことで、ジョイントから回転軸が離脱した際に、気化フィルタが回転して水に濡れることを防止する。
【0010】
また、水槽の枠の凹部又は凸部が底部となるように枠が傾斜した誘導部を設け、ジョイントと枠が係合する際に誘導部によって誘導されるようにしたので、ジョイントの凸部又は凹部と枠の凹部又は凸部がスムーズに係合することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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