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公開番号
2024148711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062087
出願日
2023-04-06
発明の名称
食材入り食器の加熱保温方法
出願人
個人
代理人
主分類
F24C
7/04 20210101AFI20241010BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】食器加熱の時間応答性が高くなる加熱保温方式を提供する。
【解決手段】食材2の入った食器1を置く板面下に赤外線ヒータ5を埋設し、板面に食器高台3と同口径の開口部を設け、赤外線透過ガラス7で塞いでおいて、これを貫いてヒータから赤外線輻射で食器底面を非接触加熱する。赤外線ヒータは通電から即時に輻射加熱が開始され、その熱量も即時に食器底面に移動して時間応答性が高い。さらに赤外線が照射される面として食器高台内側全面を広く用いることが可能で、熱伝導方式より多大な伝熱量を発揮する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線ヒータをテーブルに埋設しテーブル上面に開口部を設け、この開口部を赤外線透過ガラス板でふさいで赤外線ヒータを人が直接触れない構造とし、この開口部上面に食材を入れた食器を置いて食器底面を赤外線加熱する方法。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
赤外線ヒータを持ち運び可能な箱に埋設し箱上蓋に開口部を設け、この開口部を赤外線透過ガラス板でふさいで赤外線ヒータを人が直接触れない構造とし、この開口部上面に食材を入れた食器を置いて食器底面を赤外線加熱する方法。
【請求項3】
前記開口部外縁に感圧センサを設置し、料理の入った食器の所定の重量を感知した場合にこの赤外線ヒータに通電させる請求項1或いは2記載の加熱方法。
【請求項4】
前記感圧センサが食材の入った食器の所定の重量を下回った状態を感知した場合に前記赤外線ヒータの通電を停止させる機能を有する請求項1或いは2記載の加熱方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材の入った食器を保温する加熱方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
料理店で提供されるラーメンのような温かい料理は食べ進んでいくうちに食器内の温度が徐々に下がっていってしまう。そこでテーブルに加熱面を配置してこの上に食材の入った食器を置いてこれを食べ終わるまで食器を外部加熱しておけば冷めずに提供時の食材温度を維持できる。
【0003】
一般的な電熱式ホットプレート加熱では初動の加熱が遅く、室温から加熱開始した場合に十分に食器と食材を温め始めるのは数分では難しく、その間に食材温度は下がり続ける。また食器底面は平坦ではなく高台の細い面だけでホットプレート加熱面に接触するため、ホットプレートとの接触熱伝導で伝わる熱量は僅かである。以上のような理由から電熱式ホットプレート加熱では食器と食材を迅速に加熱保温することが困難である。仮にホットプレート加熱立ち上げを回避するため常に通電加熱しておくと、喫食者の目前に高温面がさらされていることになり、火傷を負わせる可能性有する。更に初動の温度上昇待機時間を省くためにあらかじめホットプレートを加熱状態にしておく場合は待機時の電力消費が無駄である。
【0004】
また急速加熱するための手段として電磁誘導(いわゆるIH)式による方法があるが、誘電加熱できる食器が鉄製素材に限られるなど一般的な陶器素材の食器には適用ができない問題が有った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-355129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
加熱開始即応性、加熱効率向上、火傷防止の安全性および待機電力消費削減の問題を解決しなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
食材の入った食器を置く板面下に赤外線ヒータを埋設し、板面に食器高台と同口径の開口部を設け、赤外線透過ガラスで塞いでおいて、これを貫いてヒータから赤外線輻射で食器底面を非接触加熱する。赤外線ヒータは通電から即時に輻射加熱が開始され、その熱量も即時に食器底面に移動して時間応答性が高い。さらに赤外線が照射される面として食器高台内側全面を広く用いることが可能で、熱伝導方式より多大な伝熱量を発揮する。
【発明の効果】
【0008】
本発明における赤外線ヒータの輻射加熱により、食器底面を速くかつ広く加熱できることで、電熱式ホットプレート方式に比べ食器加熱の時間応答性が高くなる加熱保温方式を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明によるテーブル埋設型赤外線式食器加熱器の実施形態を示す模式図である。
本発明による持ち運び型赤外線式食器加熱器の実施形態を示す模式図である。
実施例に係る食材温度計測結果のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に例示されるとおり、赤外線ヒータ5をテーブル4に埋設しテーブル4上面に開口部を設け、この開口部を赤外線透過ガラス7で塞いで赤外線ヒータ5を人が直接触れない構造とし、この開口部上面に食材2をいれた食器1を置いて高台3の内側の食器底面を赤外線加熱する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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