TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024137549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023049108
出願日2023-03-25
発明の名称給湯器用の中和器
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24H 9/00 20220101AFI20240930BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯器用の中和器に関し、簡易な構造で円滑にドレンを流しやすく、中和を効率的に行いやすい技術を提供する。
【解決手段】中和器1は、ケース本体部100と、蓋部150と、仕切部130と、を有する。ケース本体部100は、第1方向の幅が第2方向の幅よりも大きい偏平形状をなす。ケース本体部100内には、ドレンを流す流路140が構成される。流路140は、第1仕切壁131と第1起立壁111と底壁部108の第1部分108Aとによってドレンを第1方向一方側から他方側に導く第1流路141と、第1仕切壁131と第2起立壁112と底壁部108の第2部分108Bとによってドレンを第1方向他方側から一方側に導く第2流路142と、第1仕切壁131の第1方向他方側の端部寄りに設けられるとともにドレンを第2方向一方側から他方側に導く誘導路144と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ドレンを排出する排出口を備えた底壁部と、前記底壁部に連結される周壁部と、を備えるとともに、前記周壁部の内側に中和剤の収容部を構成するケース本体部と、
前記ドレンを導入する導入口を備え、前記収容部を上方から覆うように前記ケース本体部の上端側に連結される蓋部と、
前記ケース本体部の内部に設けられ、前記収容部内の空間を仕切る仕切部と、
を有し、
前記周壁部は、第1方向一方側から他方側に延びるとともに前記底壁部から立ち上がる第1起立壁及び第2起立壁と、前記底壁部から立ち上がる第3起立壁及び第4起立壁と、を備え、
前記第1起立壁と前記第2起立壁とが前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向し、
前記第3起立壁及び前記第4起立壁が前記第1起立壁及び前記第2起立壁の前記第1方向両側にそれぞれ連結され、
前記ケース本体部は、前記第1方向の幅が前記第2方向の幅よりも大きい偏平形状をなし、
前記ケース本体部内に前記ドレンの流路が構成された給湯器用の中和器であって、
前記仕切部は、前記第1起立壁及び前記第2起立壁の各々から離間して配置されるとともに前記第1方向一方側から他方側に延びる第1仕切壁を備え、
前記流路は、前記第1仕切壁と前記第1起立壁と前記底壁部の第1部分とによって前記ドレンを前記第1方向一方側から他方側に導く第1流路と、前記第1仕切壁と前記第2起立壁と前記底壁部の第2部分とによって前記ドレンを前記第1方向他方側から一方側に導く第2流路と、前記第1仕切壁の前記第1方向他方側の端部寄りに設けられるとともに前記ドレンを前記第2方向一方側から他方側に導く誘導路と、を有し、
前記第2流路における前記第1方向一端寄りの前記第2部分に前記排出口が設けられ、
前記蓋部における前記第1方向一方側の端部寄りに前記導入口が設けられ、
更に、前記導入口から入り込んだ前記ドレンを前記第1流路内の前記第1方向一端側の領域に案内する案内部が設けられ、
前記案内部によって前記第1方向一端側の領域に案内した前記ドレンを、前記第1流路によって前記第1方向他方側に流し、前記誘導路によって前記第2流路側に流し、前記第2流路によって前記第1方向一方側に流し、前記排出口から排出する
給湯器用の中和器。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記第1仕切壁の前記第1方向一方側の端部と前記第2起立壁とを連結する第2仕切壁を有し、
前記案内部は、前記第2仕切壁と前記第3起立壁と前記底壁部の第3部分とによって構成される第3流路を備え、
前記第3流路は、前記導入口の下方に配置され、前記導入口から流れ落ちた前記ドレンを前記第1流路の前記第1方向一端側の領域に案内し、
前記蓋部において前記第1方向一方側且つ前記導入口よりも前記第2方向一方側の所定位置には、当該所定位置の下方の水位を検出する水位検知部が設けられている
請求項1に記載の給湯器用の中和器。
【請求項3】
前記誘導路又は前記第2流路において、ドレンを排出するための第2排出口が設けられている
請求項1又は請求項2に記載の給湯器用の中和器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器用の中和器に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給湯器用の中和器の一例が開示される。特許文献1に開示される中和器は、燃焼式給湯装置の燃焼ガスが露点以下の温度になることにより生成されるドレンを中和剤で中和する中和器である。この中和器は、ドレンの導入口と、中和剤を収容する収容室と、ドレンの水位を検知するための1対の電極と、これら1対の電極の夫々を収容する第1電極室及び第2電極室と、ドレンの排水口とを備える。第1,第2電極室の夫々の側壁部には少なくともその上端部分と下端部分において収容室と連通する第1,第2スリットが設けられる。第1電極室には水抜き栓が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-31494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の中和器は、中和器内部に複数の仕切りが設けられ、中和器内部に入り込んだドレンを長手方向に流した後に折り返し、その後、短手方向に流して二度折り返して排出口室に導くように流路が構成される。この中和器は、ドレンの移動距離をある程度長く確保しやすく、ドレンをある程度効率的に中和しやすい構成ではあるが、折り返し回数が多くなるため、ドレンが出口側に円滑に流れにくいという問題がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、給湯器用の中和器に関し、簡易な構造で円滑にドレンを流しやすく、中和を効率的に行いやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯器用の中和器は、
ドレンを排出する排出口を備えた底壁部と、前記底壁部に連結される周壁部と、を備えるとともに、前記周壁部の内側に中和剤の収容部を構成するケース本体部と、
前記ドレンを導入する導入口を備え、前記収容部を上方から覆うように前記ケース本体部の上端側に連結される蓋部と、
前記ケース本体部の内部に設けられ、前記収容部内の空間を仕切る仕切部と、
を有し、
前記周壁部は、第1方向一方側から他方側に延びるとともに前記底壁部から立ち上がる第1起立壁及び第2起立壁と、前記底壁部から立ち上がる第3起立壁及び第4起立壁と、を備え、
前記第1起立壁と前記第2起立壁とが前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向し、
前記第3起立壁及び前記第4起立壁が前記第1起立壁及び前記第2起立壁の前記第2方向両側にそれぞれ連結され、
前記ケース本体部は、前記第1方向の幅が前記第2方向の幅よりも大きい偏平形状をなし、
前記ケース本体部内に前記ドレンの流路が構成された給湯器用の中和器であって、
前記仕切部は、前記第1起立壁及び前記第2起立壁の各々から離間して配置されるとともに前記第1方向一方側から他方側に延びる第1仕切壁を備え、
前記流路は、前記第1仕切壁と前記第1起立壁と前記底壁部の第1部分とによって前記ドレンを前記第1方向一方側から他方側に導く第1流路と、前記第1仕切壁と前記第2起立壁と前記底壁部の第2部分とによって前記ドレンを前記第1方向他方側から一方側に導く第2流路と、前記第1仕切壁の前記第1方向他方側の端部寄りに設けられるとともに前記ドレンを前記第2方向一方側から他方側に導く誘導路と、を有し、
前記第2流路における前記第1方向一端寄りの前記第2部分に前記排出口が設けられ、
前記蓋部における前記第1方向一方側の端部寄りに前記導入口が設けられ、
更に、前記導入口から入り込んだ前記ドレンを前記第1流路内の前記第1方向一端側の領域に案内する案内部が設けられ、
前記案内部によって前記第1方向一端側の領域に案内した前記ドレンを、前記第1流路によって前記第1方向他方側に流し、前記誘導路によって前記第2流路側に流し、前記第2流路によって前記第1方向一方側に流し、前記排出口から排出する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術によれば、簡易な構造で円滑にドレンを流しやすく、中和を効率的に行いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る給湯器用の中和器を備えた給湯器を例示する給湯回路図である。
図2は、図1の給湯器における筐体の一部や中和器等を例示する斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る給湯器用の中和器を斜め前方側且つ上方側から見た斜視図である
図4は、図3の中和器を斜め後方側且つ上方側から見た斜視図である。
図5は、図3の中和器を斜め前方側且つ下方側から見た斜視図である
図6は、図3の中和器の平面図である。
図7は、図3の中和器の側面図である。
図8は、図3の中和器のケース本体部側の構造について、ケース本体部の上端部付近(図7のA―A位置)において上下方向と直交する方向に切断した切断構造を斜め前方側且つ上方側から見た状態を示す断面斜視図である。
図9は、図3の中和器のケース本体部側の構造の平面図である。
図10は、図3の給湯器を水位検知部付近で、縦方向(左右方向と直交する平面方向)に切断した断面構造を斜め前方側且つ上方側から見た状態を概略的に示す断面斜視図である。
図11は、図3の給湯器を導入口付近で縦方向(左右方向と直交する平面方向)に切断した断面構造を斜め前方側且つ上方側から見た状態を概略的に示す断面斜視図である。
図12は、各電極における固定部材の頭部の下端付近で上下方向と直交する方向に切断した断面を概略的に示す断面概略図である。
図13は、図9の構造に対してフィルタ板を配置した状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の〔1〕~〔4〕の各々は、本開示に含まれる特徴的技術の一例である。
【0010】
〔1〕ドレンを排出する排出口を備えた底壁部と、前記底壁部に連結される周壁部と、を備えるとともに、前記周壁部の内側に中和剤の収容部を構成するケース本体部と、
前記ドレンを導入する導入口を備え、前記収容部を上方から覆うように前記ケース本体部の上端側に連結される蓋部と、
前記ケース本体部の内部に設けられ、前記収容部内の空間を仕切る仕切部と、
を有し、
前記周壁部は、第1方向一方側から他方側に延びるとともに前記底壁部から立ち上がる第1起立壁及び第2起立壁と、前記底壁部から立ち上がる第3起立壁及び第4起立壁と、を備え、
前記第1起立壁と前記第2起立壁とが前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向し、
前記第3起立壁及び前記第4起立壁が前記第1起立壁及び前記第2起立壁の前記第2方向両側にそれぞれ連結され、
前記ケース本体部は、前記第1方向の幅が前記第2方向の幅よりも大きい偏平形状をなし、
前記ケース本体部内に前記ドレンの流路が構成された給湯器用の中和器であって、
前記仕切部は、前記第1起立壁及び前記第2起立壁の各々から離間して配置されるとともに前記第1方向一方側から他方側に延びる第1仕切壁を備え、
前記流路は、前記第1仕切壁と前記第1起立壁と前記底壁部の第1部分とによって前記ドレンを前記第1方向一方側から他方側に導く第1流路と、前記第1仕切壁と前記第2起立壁と前記底壁部の第2部分とによって前記ドレンを前記第1方向他方側から一方側に導く第2流路と、前記第1仕切壁の前記第1方向他方側の端部寄りに設けられるとともに前記ドレンを前記第2方向一方側から他方側に導く誘導路と、を有し、
前記第2流路における前記第1方向一端寄りの前記第2部分に前記排出口が設けられ、
前記蓋部における前記第1方向一方側の端部寄りに前記導入口が設けられ、
更に、前記導入口から入り込んだ前記ドレンを前記第1流路内の前記第1方向一端側の領域に案内する案内部が設けられ、
前記案内部によって前記第1方向一端側の領域に案内した前記ドレンを、前記第1流路によって前記第1方向他方側に流し、前記誘導路によって前記第2流路側に流し、前記第2流路によって前記第1方向一方側に流し、前記排出口から排出する
給湯器用の中和器。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社パロマ
湯沸器
4日前
株式会社パロマ
湯沸器
14日前
株式会社パロマ
給湯器用の中和器
7日前
株式会社パロマ
給湯器用の中和器
7日前
株式会社コロナ
加湿器
14日前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
株式会社コロナ
石油給湯機
11日前
株式会社コロナ
空気調和機
13日前
株式会社コロナ
空気調和機
24日前
株式会社コロナ
石油ストーブ
1か月前
個人
トイレ用換気機構
14日前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
1か月前
個人
焚火台及び補助板
1か月前
株式会社ノーリツ
温水装置
10日前
日本キヤリア株式会社
空気調和機
24日前
三菱電機株式会社
送風装置
1か月前
日本キヤリア株式会社
空気調和機
14日前
三菱電機株式会社
送風装置
1か月前
株式会社パロマ
湯沸器
14日前
株式会社コロナ
貯湯タンクユニット
10日前
株式会社パロマ
湯沸器
4日前
大阪瓦斯株式会社
加熱調理器
14日前
株式会社SANKA
加湿装置
25日前
大阪瓦斯株式会社
加熱調理器
14日前
個人
浴槽の一口循環口カバー
1か月前
空研工業株式会社
吹出口装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯タンクユニット
10日前
株式会社ノーリツ
浴室システム
4日前
三菱電機株式会社
換気端末部材
24日前
井上金物株式会社
焚火台
1か月前
株式会社ノーリツ
太陽熱温水器
1か月前
株式会社パロマ
給湯器用の中和器
7日前
株式会社パロマ
給湯器用の中和器
7日前
大阪瓦斯株式会社
浴室暖房乾燥機
10日前
株式会社ノーリツ
貯湯給湯システム
1か月前
株式会社ノーリツ
給湯暖房システム
4日前
続きを見る