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公開番号2025006088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106655
出願日2023-06-29
発明の名称給湯器の製造方法及び給湯器における中和器の取付構造
出願人株式会社パロマ
代理人個人
主分類F24H 9/00 20220101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】高さの異なる筐体に中和器を取り付ける場合に、中和器以外の構成を大きく変更しすぎることなく、筐体底板と中和器との距離の適切化を図りやすい技術を提供する。
【解決手段】筐体として第1筐体100及び第2筐体180が候補とされ、いずれが採用される場合でも、筐体の天板を基準とした分配器70の高さが同一とされ且つ分配器70に対する取付具80の取付位置も同一とされる。この製造方法では、筐体として第1筐体100が用いられる場合に、第1取付孔91に対して被固定部148が取り付けられ、中和器55が第1筐体100の天板に対して第1の距離で配置される。筐体として第2筐体180が用いられる場合には、第2取付孔92に対して被固定部148が取り付けられ、中和器55が第2筐体180の天板に対して第1の距離L1よりも小さい第2の距離L2で配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ガスバーナを有する燃焼装置と、前記燃焼装置に対してガスを分配する分配器と、中和器と、前記中和器を取り付ける取付具と、筐体と、を有する給湯器の製造方法であって、
前記筐体の候補として、第1筐体と、前記第1筐体よりも高さが小さい第2筐体と、が含まれ、
前記取付具は、前記分配器に対して固定されるものであり、第1取付孔と、前記第1取付孔よりも上位置に配置される第2取付孔と、を備え、
前記中和器は、1以上の被固定部を備え、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合には、前記第1取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第1筐体の天板に対して第1の距離で配置し、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合には、前記第2取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第2筐体の天板に対して前記第1の距離よりも小さい第2の距離で配置する
給湯器の製造方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記筐体として前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれを用いる場合でも、前記筐体の底板を基準とした前記分配器の高さを同一とし且つ前記分配器に対する前記取付具の取付位置を同一とする
請求項1に記載の給湯器の製造方法。
【請求項3】
中和剤の収容空間の前後左右を囲む周壁部を有するように前記中和器を構成し、
前記周壁部における一の壁部から突出するように前記被固定部を構成し、
前記周壁部における前記被固定部よりも上位置に、外側に張り出す張出部を設け、
前記取付具の側部において前記第1取付孔よりも上位置に凹部を設け、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合、前記被固定部を前記取付具側に突出させ、前記張出部を前記凹部内に入り込ませ、前記側部における前記第1取付孔よりも上方且つ前記凹部よりも下方の部分を前記一の壁部における前記被固定部よりも上方の部分に対向させるように、前記中和器を前記取付具に取り付け、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合、前記被固定部を前記取付具側に突出させ、前記張出部を前記取付具の上端よりも上方に配置し、前記側部における前記第1取付孔よりも上方且つ前記凹部よりも下方の部分を前記一の壁部における前記被固定部よりも下方の部分に対向させるように、前記中和器を前記取付具に取り付ける
請求項1又は請求項2に記載の給湯器の製造方法。
【請求項4】
前記中和器は、前記中和剤を収容するケース本体部と、前記ケース本体部を閉塞する蓋部と、を有するケース体を備え、
前記ケース本体部の上端側には、開口部と、前記開口部の周囲に配置されるとともに環状に張り出す第1フランジ部と、が設けられ、
前記一の壁部は、前記第1フランジ部の下方側に配置されるとともに平坦な外面を有する対向壁を備え、
前記対向壁は、前記被固定部の上方側及び下方側のいずれにも前記平坦な外面が設けられ、
前記蓋部には、環状に構成されるとともに前記第1フランジ部と重なるように配置される第2フランジ部が設けられ、
前記張出部は、前記第1フランジ部と前記第2フランジ部とが重なって構成され、
前記側部における前記第1取付孔よりも上方且つ前記凹部よりも下方には、直線状に延びる直線状側部が設けられ、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合、前記被固定部を前記取付具側に突出させ、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を前記凹部内に入り込ませ、前記直線状側部を前記一の壁部において前記被固定部よりも上方に配置された前記平坦な外面に対向させるように、前記中和器を前記取付具に取り付け、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合、前記被固定部を前記取付具側に突出させ、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を前記取付具の上端よりも上方に配置し、前記直線状側部を前記一の壁部において前記被固定部よりも下方に配置された前記平坦な外面に対向させるように、前記中和器を前記取付具に取り付ける
請求項3に記載の給湯器の製造方法。
【請求項5】
ガスバーナを有する燃焼装置と、前記燃焼装置に対してガスを分配する分配器と、中和器と、前記中和器を取り付ける取付具と、筐体と、を有する給湯器における中和器の取付構造であって、
前記筐体の候補として、第1筐体と、前記第1筐体よりも高さが小さい第2筐体と、が含まれ、
前記取付具は、前記分配器に対して固定されるものであり、第1取付孔と、前記第1取付孔よりも上位置に配置される第2取付孔と、を備え、
前記中和器は、1以上の被固定部を備え、
前記筐体として前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれを用いる場合でも、前記筐体の天板を基準とした前記分配器の高さが同一とされ且つ前記分配器に対する前記取付具の取付位置が同一とされ、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合には、前記第1取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第1筐体の天板に対して第1の距離で配置し、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合には、前記第2取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第2筐体の天板に対して前記第1の距離よりも小さい第2の距離で配置する
給湯器における中和器の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器の製造方法及び給湯器における中和器の取付構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される給湯器は、バーナの燃焼排ガスから潜熱を回収する潜熱熱交換器と、潜熱熱交換器で発生するドレンを中和する中和器と、中和器で中和されたドレンを熱源機の外部に排出するドレン排出路と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-215052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
中和器を備える給湯器では、筐体内の余剰空間に中和器を配置するように中和器が固定され、中和器内にドレンを導くように導入路が構成されるとともに、中和器で中和されたドレンを排出するように排出路が構成される。この種の給湯器では、筐体のサイズが常に一定とは限らず、中和器の取付対象として、上下が高く構成された筐体と低く構成された筐体とが想定される場合がある。しかし、何ら対策を講じることなく両種の筐体に中和器を同様に取り付けるようにすると、低く構成された筐体に中和器を取り付けた場合に、中和器が筐体底板に近づきすぎたり、筐体底板に干渉してしまったりする虞がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、高さの異なる筐体に中和器を取り付ける場合に、中和器以外の構成を大きく変更しすぎることなく、筐体底板と中和器との距離の適切化を図りやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯器の製造方法は、
ガスバーナを有する燃焼装置と、前記燃焼装置に対してガスを分配する分配器と、中和器と、前記中和器を取り付ける取付具と、筐体と、を有する給湯器の製造方法であって、
前記筐体の候補として、第1筐体と、前記第1筐体よりも高さが小さい第2筐体と、が含まれ、
前記取付具は、前記分配器に対して固定されるものであり、第1取付孔と、前記第1取付孔よりも上位置に配置される第2取付孔と、を備え、
前記中和器は、1以上の被固定部を備え、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合には、前記第1取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第1筐体の天板に対して第1の距離で配置し、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合には、前記第2取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第2筐体の天板に対して前記第1の距離よりも小さい第2の距離で配置する
給湯器の製造方法。
【0007】
本開示の一つである中和器の取付構造は、
ガスバーナを有する燃焼装置と、前記燃焼装置に対してガスを分配する分配器と、中和器と、前記中和器を取り付ける取付具と、筐体と、を有する給湯器における中和器の取付構造であって、
前記筐体の候補として、第1筐体と、前記第1筐体よりも高さが小さい第2筐体と、が含まれ、
前記取付具は、前記分配器に対して固定されるものであり、第1取付孔と、前記第1取付孔よりも上位置に配置される第2取付孔と、を備え、
前記中和器は、1以上の被固定部を備え、
前記筐体として前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれを用いる場合でも、前記筐体の天板を基準とした前記分配器の高さが同一とされ且つ前記分配器に対する前記取付具の取付位置が同一とされ、
前記筐体として前記第1筐体を用いる場合には、前記第1取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第1筐体の天板に対して第1の距離で配置し、
前記筐体として前記第2筐体を用いる場合には、前記第2取付孔に対して前記被固定部を取り付け、前記中和器を前記第2筐体の天板に対して前記第1の距離よりも小さい第2の距離で配置する
給湯器における中和器の取付構造。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術によれば、高さの異なる筐体に中和器を取り付ける場合に、中和器以外の構成を大きく変更しすぎることなく、筐体底板と中和器との距離の適切化を図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る給湯器の内部構成を概念的に例示する給湯回路図である。
図2は、図1の給湯器の正面図である。
図3は、図2の給湯器から前カバーを省略した構成を概略的に示す正面図である。
図4は、図2の給湯器から前カバー及び一部の内部部品を省略した構成を概略的に示す正面図である。
図5は、図4の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。
図6は、図2の給湯器に用いられる中和器を所定位置で切断した構造を概略的に示す斜視図である。
図7は、図1の給湯器の筐体とは異なる筐体を用いて製造された給湯器から前カバー及び一部の内部部品を省略した構成を概略的に示す正面図である。
図8は、図7の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の〔1〕~〔5〕の各々は、本開示に含まれる特徴的技術の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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