TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025006511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107348
出願日
2023-06-29
発明の名称
給湯システム
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
,
個人
主分類
F24H
4/02 20220101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】たとえタンクを小型化したとしても、給湯に係る燃料ガスの消費量を抑えることができ、ひいては給湯器での燃焼に伴う二酸化炭素の排出量を削減することができるとともに、タンク内の湯水を効率良く利用することができる給湯システムを提供する。
【解決手段】使用箇所として浴槽41及び浴室を含むとともに、浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における使用箇所への湯の供給であるか否かを、コントローラ4において判別するようにしており、コントローラ4は、浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、タンク1内に貯留されている湯水を使用せず、水道水を給湯器3で加熱して湯とした後に使用箇所へ供給するようにした。また、リモコン5で足し湯ボタン54が操作された場合には、浴室使用時間帯であったとしてもタンク1内の湯水を浴槽41へ足し湯するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
湯水を貯留するタンクと、前記タンク内の湯水を加熱するヒートポンプと、供給された湯水を燃料ガスの燃焼熱により加熱する給湯器と、前記タンク内の湯水を所定の使用箇所側へ供給する第1供給路、及び前記タンクを介さずに水道水を前記給湯器で加熱した後に前記使用箇所側へ供給する第2供給路を含む前記使用箇所への湯水の供給に係る複数の供給路と、前記給湯器の動作及び前記供給路の選択を制御する制御手段とを備えた給湯システムであって、
前記使用箇所として浴室及び浴槽が含まれているとともに、前記浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における前記使用箇所への湯の供給であるか否かを判別する時間帯判別手段と、前記制御手段に指令する指令手段とを備えており、
前記制御手段は、前記浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、前記タンク内に貯留されている湯水を使用せず、前記第2供給路を介して前記使用箇所に湯を供給する一方、
前記指令手段により前記浴槽への足し湯が指令されると、前記浴室使用時間帯であっても前記第1供給路を介して前記浴槽へ足し湯することを特徴とする給湯システム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
湯水を貯留するタンクと、前記タンク内の湯水を加熱するヒートポンプと、供給された湯水を燃料ガスの燃焼熱により加熱する給湯器と、前記タンク内の湯水を所定の使用箇所側へ供給する第1供給路、及び前記タンクを介さずに水道水を前記給湯器で加熱した後に前記使用箇所側へ供給する第2供給路を含む前記使用箇所への湯水の供給に係る複数の供給路と、前記給湯器の動作及び前記供給路の選択を制御する制御手段とを備えた給湯システムであって、
前記使用箇所として浴室及び浴槽が含まれているとともに、前記浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における前記使用箇所への湯の供給であるか否かを判別する時間帯判別手段と、前記制御手段に指令する指令手段とを備えており、
前記制御手段は、前記浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、前記タンク内に貯留されている湯水を使用せず、前記第2供給路を介して前記使用箇所に湯を供給する一方、
前記指令手段により前記浴槽への足し湯が指令され、且つ、所定条件が充足されると、前記浴室使用時間帯であっても前記第1供給路を介して前記浴槽へ足し湯することを特徴とする給湯システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーナを備えて通水を加熱可能な給湯器と、ヒートポンプを備えて加熱された湯水を貯留するタンクとが併設されてなるハイブリッド式の給湯システムに関するものである。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ヒートポンプと、ヒートポンプで加熱された湯水を貯留するタンクとを備え、タンク内の湯を台所や浴室等に供給するヒートポンプ式の給湯システムが実用に供されている。ただ、従来のヒートポンプ式の給湯システムでは、浴槽への湯張り時に必要とされる多量の湯水を貯留可能とするために、タンクを非常に大型化しなければならないという問題があった。そこで、たとえば特許文献1に記載されているように、湯水が貯留されるタンクの下流側の供給路に、給湯器であるバーナ加熱装置を設置したハイブリッド式の給湯システムが考案されている。この特許文献1に記載のハイブリッド式の給湯システムでは、湯張りの際にタンク内の湯量が少ないと、ヒートポンプによる加熱に加えてバーナ加熱装置を作動させることで湯量の不足分を補うようになっており、結果としてタンクの小型化を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-224762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の給湯システムでは、湯水が貯留されるタンクの小型化を図ることができる。しかしながら、タンクを小型化すると、湯張りやシャワーの使用等で特に湯の使用量が多い浴室での給湯動作時に、タンク内の湯量が足りない状況が起こりやすい。そして、タンク内の湯が足りなくなると、上述したように給湯器を作動させることで湯量の不足分を補うことになる。しかしながら、給湯に係る設定温度まで水道水を加熱するとなると、燃料ガスの消費量が増え、ひいては給湯器での燃焼に伴う二酸化炭素の排出量が多くなってしまう。したがって、浴室での給湯に際して、まずタンク内に貯留されている湯を給湯し、その湯が足りなくなると水道水を加熱して給湯するという構成では、二酸化炭素の排出量の削減という点で課題がある。特に、タンク内の湯量が足りなくなりやすい小型のタンクを採用したものにおいては、当該問題はより顕著なものとなる。一方で、浴室での給湯動作ではあるものの、所謂足し湯に関してはタンク内の湯で足りると考えられるため、タンク内の湯水を効率良く利用したいという課題もある。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、たとえタンクを小型化したとしても、給湯に係る燃料ガスの消費量を抑えることができ、ひいては給湯器での燃焼に伴う二酸化炭素の排出量を削減することができるとともに、タンク内の湯水を効率良く利用することができる給湯システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、湯水を貯留するタンクと、タンク内の湯水を加熱するヒートポンプと、供給された湯水を燃料ガスの燃焼熱により加熱する給湯器と、タンク内の湯水を所定の使用箇所側へ供給する第1供給路、及びタンクを介さずに水道水を給湯器で加熱した後に使用箇所側へ供給する第2供給路を含む使用箇所への湯水の供給に係る複数の供給路と、給湯器の動作及び供給路の選択を制御する制御手段とを備えた給湯システムであって、使用箇所として浴室及び浴槽が含まれているとともに、浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における使用箇所への湯の供給であるか否かを判別する時間帯判別手段と、制御手段に指令する指令手段とを備えており、制御手段は、浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、タンク内に貯留されている湯水を使用せず、第2供給路を介して使用箇所に湯を供給する一方、指令手段により浴槽への足し湯が指令されると、浴室使用時間帯であっても第1供給路を介して浴槽へ足し湯することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、湯水を貯留するタンクと、タンク内の湯水を加熱するヒートポンプと、供給された湯水を燃料ガスの燃焼熱により加熱する給湯器と、タンク内の湯水を所定の使用箇所側へ供給する第1供給路、及びタンクを介さずに水道水を給湯器で加熱した後に使用箇所側へ供給する第2供給路を含む使用箇所への湯水の供給に係る複数の供給路と、給湯器の動作及び供給路の選択を制御する制御手段とを備えた給湯システムであって、使用箇所として浴室及び浴槽が含まれているとともに、浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における使用箇所への湯の供給であるか否かを判別する時間帯判別手段と、制御手段に指令する指令手段とを備えており、制御手段は、浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、タンク内に貯留されている湯水を使用せず、第2供給路を介して使用箇所に湯を供給する一方、指令手段により浴槽への足し湯が指令され、且つ、所定条件が充足されると、浴室使用時間帯であっても第1供給路を介して浴槽へ足し湯することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、使用箇所として浴槽及び浴室が含まれているとともに、浴室で湯が使用される浴室使用時間帯における使用箇所への湯の供給であるか否かを判別する時間帯判別手段が設けられており、制御手段は、浴室使用時間帯における湯の供給であると判別すると、タンク内に貯留されている湯水を使用せず、第2供給路を介して使用箇所に湯を供給する。したがって、湯の使用量が多い浴室使用時間帯における給湯時には、基本的にタンク内の湯を使用しないため、タンク内の湯が少量となったり、タンク内の湯水の温度が低くなったりする所謂湯切れが起こりにくく、極めて効率良くタンク内の湯水を利用することができる。また、タンク内の湯水を利用中に湯切れが生じて給湯器での加熱を利用した給湯へと切り替えるとなると、この切り替え時には一時的に湯温が大きく変化することになるが、そのような事態が起こりにくいため、ユーザーに不快感を抱かせにくい給湯システムとすることができる。
さらに、制御手段に指令する指令手段を備えており、制御手段は、指令手段により浴槽への足し湯が指令される(請求項1)、若しくは指令手段により浴槽への足し湯が指令され、且つ、所定条件が充足される(請求項2)と、浴室使用時間帯であっても第1供給路を介して浴槽へ足し湯する。すなわち、湯張り等と比べると湯の使用量の少ない足し湯については、タンク内の湯水を利用するため、タンク内の湯水を効率良く利用することができる給湯システムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
給湯システムの概略を示した説明図である。
代表的と考えられる4人世帯における給湯等の開始時間、出湯量等を表した表である。
コントローラによる給湯運転に係る制御を示したフローチャートである。
コントローラによる湯張り運転に係る制御を示したフローチャートである。
コントローラによる足し湯運転に係る制御を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態である給湯システムについて、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、給湯システムSの概略を示した説明図である。
給湯システムSは、湯水を貯留するタンク1と、タンク1内の湯水を加熱するヒートポンプ2と、供給された湯水を燃料ガスの燃焼により加熱する給湯器3と、コントローラ4と、リモコン5とを備えてなる。タンク1の容量は、一般的な浴槽41よりも十分に容量の少ない20Lとなっている。また、該タンク1には、外部の水道管に接続された給水管6が接続されている。ヒートポンプ2は、蒸発器、圧縮器、及び熱交換器等を備え、熱媒体と通水との熱交換で通水を加熱する公知の装置で、出力は2.0kWとなっている。
【0010】
また、タンク1の上部とヒートポンプ2の出口との間にはタンク往き管7が、タンク1の下部とヒートポンプ2の入り口との間にはタンク戻り管8が夫々接続されている。そして、タンク往き管7とタンク戻り管8とにより、タンク1とヒートポンプ2との間を湯水が循環する循環路9が形成されている。また、タンク戻り管8には、湯水を循環させるためのポンプ10と、タンク戻り管8内の湯水の温度を検出するための戻り温度サーミスタ11とが設けられている。さらに、タンク1の上部には、後述する給湯器3の給湯熱交換器23に接続される中継管12が接続されている。中継管12には、中継管12内を流れる湯水の温度を検出するための中継温度サーミスタ13と、中継管12内を流れる湯水の流量を検出するための中継流量センサ14とが設けられている。また、中継管12における給湯器3よりも上流側となる箇所と給水管6との間には、タンク1をバイパスして給水管6内の水を給湯器3側に直接給水するための直接給水管15が接続されている。さらに、中継管12と直接給水管15との接続部には、タンク1内の湯水を給湯熱交換器23側へ供給するか、それとも直接給水管15から水道水を給湯熱交換器23側へ供給するかで切り替え可能な切替電磁弁16が設けられている。なお、切替電磁弁16は、通常、タンク1内の湯水が給湯熱交換器23側へ供給されるような切替状態となっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
即湯器
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
今日
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
13日前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
給湯装置
21日前
株式会社コロナ
空調装置
27日前
株式会社コロナ
暖房装置
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
6日前
株式会社コロナ
加湿装置
21日前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
21日前
株式会社パロマ
給湯器
21日前
個人
ソーラークッカー
21日前
株式会社パロマ
給湯器
21日前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
3ms株式会社
風調整具
14日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
21日前
ダイダン株式会社
ブース
1か月前
株式会社ヒューテック
屋内装置
1か月前
株式会社コロナ
温水暖房システム
2か月前
株式会社千石
燃焼機
14日前
株式会社ノーリツ
給湯装置
1か月前
株式会社ATJ
空調ダクト
14日前
株式会社パロマ
給湯器
2か月前
株式会社山善
オーブントースタ
21日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
株式会社スノーピーク
燃焼装置
1か月前
三菱電機株式会社
空気処理装置
6日前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
株式会社ノーリツ
風呂給湯装置
1か月前
個人
電子レンジ用フードカバー
1か月前
三菱電機株式会社
自動制御装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る