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公開番号2024141206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052721
出願日2023-03-29
発明の名称浴室システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24D 15/00 20220101AFI20241003BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】構成の煩雑化などをできる限り抑制しつつ、入浴者ののぼせを従来よりも適切に抑制することが可能な浴室システムを提供する。
【解決手段】入浴者の浴槽10への入浴を検知可能であり、かつ浴槽10への入浴が所定の第1の時間以上にわたって継続する第1の特定状態が発生したときに、その旨を検知可能な入浴判断手段Sa,4と、浴室1に非加熱エアを送風する涼風送風運転および浴室1を換気する換気運転が可能な浴室乾燥装置Aと、を備えている、浴室システムSYであって、前記涼風送風運転および前記換気運転のいずれもが行なわれていない状態において、前記第1の特定状態が発生した旨が入浴判断手段Sa,4によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の少なくとも一方の運転が開始される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
入浴者の浴槽への入浴を検知可能であり、かつ前記浴槽への入浴が所定の第1の時間以上にわたって継続する第1の特定状態が発生したときに、その旨を検知可能な入浴判断手段と、
前記浴槽が設置された浴室に非加熱エアを送風する涼風送風運転および前記浴室を換気する換気運転が可能な浴室乾燥装置と、
を備えている、浴室システムであって、
前記涼風送風運転および前記換気運転のいずれもが行なわれていない状態において、前記第1の特定状態が発生した旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の少なくとも一方の運転が開始されるように構成されていることを特徴とする、浴室システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浴室システムであって、
前記第1の特定状態が発生した旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の双方の運転が開始されるように構成されている、浴室システム。
【請求項3】
入浴者の浴槽への入浴を検知可能であり、かつ前記浴槽への入浴が所定の第1の時間以上にわたって継続する第1の特定状態が発生したときに、その旨を検知可能な入浴判断手段と、
前記浴槽が設置された浴室に非加熱エアを送風する涼風送風運転および前記浴室を換気する換気運転が可能な浴室乾燥装置と、
を備えている、浴室システムであって、
前記涼風送風運転および前記換気運転の少なくとも一方が行なわれている状態において、
前記第1の特定状態が発生した旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の他方の運転が開始され、または前記涼風送風運転の送風量もしくは前記換気運転の換気量がそれ迄よりも増加されるように構成されていることを特徴とする、浴室システム。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記第1の特定状態が発生した後において、前記入浴がさらに所定の第2の時間以上にわたって継続する第2の特定状態が発生し、かつその旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、それ迄よりも前記涼風送風運転の送風量または前記換気運転の換気量が増加されるように構成されている、浴室システム。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記第1の特定状態が発生したことに対応して前記涼風送風運転および前記換気運転の少なくとも一方の運転が開始された場合、この開始された運転は、その後に前記入浴者が前記浴槽から退浴したときに終了するように構成されている、浴室システム。
【請求項6】
請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室システムであって、
前記第1の時間の長さは、可変であり、かつ前記浴槽内の湯水の温度または前記浴室の室温が低いときよりも高いときの方が短い長さに設定されるように構成されている、浴室システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の浴室システムとして、入浴時間を検出する検出機能を有し、かつこの検出機能によって計測される入浴時間が所定時間に達すると、その旨が報知されるように構成されたシステムがある。
このような構成によれば、入浴時間が長い場合に、その旨を入浴者が察知できるため、入浴者の「のぼせ」を抑制するのに役立つ。
【0003】
しかしながら、前記従来技術によれば、入浴時間が所定時間に達した際に、その旨の報知がなされるに過ぎないため、のぼせを確実に抑制する上で改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-54574号公報
特開2001-324155号公報
特開2004-53065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、構成の煩雑化などをできる限り抑制しつつ、入浴者ののぼせを従来よりも適切に抑制することが可能な浴室システムを提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明の第1の側面により提供される浴室システムは、入浴者の浴槽への入浴を検知可能であり、かつ前記浴槽への入浴が所定の第1の時間以上にわたって継続する第1の特定状態が発生したときに、その旨を検知可能な入浴判断手段と、前記浴槽が設置された浴室に非加熱エアを送風する涼風送風運転および前記浴室を換気する換気運転が可能な浴室乾燥装置と、を備えている、浴室システムであって、前記涼風送風運転および前記換気運転のいずれもが行なわれていない状態において、前記第1の特定状態が発生した旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の少なくとも一方の運転が開始されるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、入浴者の浴槽への入浴時間が、所定の第1の時間以上継続し、のぼせを生じる可能性がでてくると、浴室乾燥装置の涼風送風運転または換気運転の少なくとも一方の運転が開始される。このため、入浴者の頭部などを直接冷やし、あるいは浴室温度の低下に伴わせて入浴者の頭部などを間接的に冷やし、入浴者の体温を低下させることができる。したがって、のぼせの抑制を目的として報知動作が行なわれるに過ぎない従来技術と比べ、入浴者ののぼせをより確実かつ適切に抑制することが可能となる。
本発明においては、入浴者の入浴時間に基づき、この入浴者がのぼせを生じる可能性があるか否かを判断しているが、このような判断手法によれば、特殊かつ高価な装置機器を別途用いる必要はなく、システム全体のコスト上昇を抑制することが可能である。その一
方、のぼせ抑制の確実性を高くすることが可能である。
【0009】
本発明において、好ましくは、前記第1の特定状態が発生した旨が前記入浴判断手段によって検知されたときには、前記涼風送風運転および前記換気運転の双方の運転が開始されるように構成されている。
【0010】
このような構成によれば、前記第1の特定状態が発生した際に、入浴者の体温を低下させる作用がより促進される。したがって、のぼせ抑制効果を高める上で一層好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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