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公開番号2024142422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054557
出願日2023-03-30
発明の名称配管配線検査方法
出願人三機工業株式会社
代理人個人
主分類F24F 11/49 20180101AFI20241003BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】コスト、及び、作業時間の増大を抑制しつつ、正確性に優れた配管配線検査方法を提供する。
【解決手段】空調システムを構築するにあたり、室外機及び室内機の間には、導体製のガス管4及び導体製の液管5を有する冷媒配管6と、3芯ケーブル7とが配設される。検査に先立ち、室内機側のガス管4及び液管5の各端部に対して、略U字状の銅管21の各端部を連結させる。そして、室内機側の作業者が第1電線11と第2電線12とを電気的に接続させた後、室外機側の作業者が、第1電線11と第2電線12とに対してテストピン22を接触させるといった配線導通確認を行う。次に、室内機側の作業者が、第3電線13と銅管21とを電気的に接続させた後、室外機側の作業者が、第3電線13とガス管4又は液管5とに対して、テストピン22を接触させるといった冷媒配管導通確認を行う。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
室外機と、
室内機と、
導体製のガス管、及び、導体製の液管を有する冷媒配管と、
第1電線、第2電線、及び、第3電線を有する3芯ケーブルとを具備する空調システムを構築するにあたり、
少なくとも前記室内機が未施工の状態、あるいは前記室内機への配管配線接続未施工の状態において、
前記冷媒配管の一端部、及び、前記3芯ケーブルの一端部を前記室外機側に配設し、
前記冷媒配管の他端部、及び、前記3芯ケーブルの他端部を前記室内機側に配設した後、
前記冷媒配管、及び、前記3芯ケーブルの配設が正しく行われてるか否かを検査するための配管配線検査方法であって、
前記冷媒配管の前記ガス管、及び、前記液管の前記他端部同士を、予め、導体製の連結手段にて連結しておいた上で、
前記室内機側において、前記3芯ケーブルの前記第1電線と、前記第2電線とを電気的に接続させた後、前記室外機側において、前記3芯ケーブルの前記第1電線、及び、前記第2電線に対して、それぞれに、テスターのテストピンを接触させることで電気的導通を確認する配線導通確認工程と、
前記室内機側において、前記3芯ケーブルの前記第3電線と、前記ガス管、前記液管、又は、前記連結手段とを電気的に接続させた後、前記室外機側において、前記3芯ケーブルの前記第3電線、及び、前記冷媒配管の前記ガス管、又は、前記液管に対して、それぞれに、前記テスターの前記テストピンを接触させることで電気的導通を確認する冷媒配管導通確認工程とを備えていることを特徴とする配管配線検査方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記ガス管、及び、前記液管は、それぞれ銅管よりなり、
前記連結手段も銅管で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管配線検査方法。
【請求項3】
前記ガス管の径は、前記液管の径以上であり、且つ、前記液管の径の2倍以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管配線検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システムを構築するにあたり、配管、及び、配線の配設が正しく行われてるか否かを検査するための配管配線検査方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空調システム(いわゆるエアコン)を用いることで、ビル等の建物の室内における空気の温湿度や循環する風速・風量等を、適宜調整することが可能となる。この中でも冷凍サイクルを用いた直膨式の空調システムでは、室外機と、室内機と、その両機器を結ぶ、ガス管、及び、液管からなる冷媒配管と、制御信号ケーブル(例えば、3芯ケーブル、いわゆる渡り線といわれる、以降制御ケーブルという)とを備えている。
【0003】
空調システムを構築する際には、まず、室外機の設置が予定されている室外機側から、室内機の設置が予定されている室内機側にかけて、冷媒配管と制御ケーブルとが作業者によって配設される。その後、室外機側、及び、室内機側のそれぞれにおいて、冷媒配管と制御ケーブルとが、室外機、及び、室内機との間を接続する部品としてそれぞれ接続させられる。
【0004】
ところで、事務所ビルや商業施設など大型施設等において空調システムを構築する場合においては、室が多数存在することから、その分だけ設置される室内機も多数となる。また室の規模も大きくなり、一つの室に複数台の室内機を設置することもあり、なおさら多数となる(例えば、数台~数百台等)。
【0005】
構築の態様としては、1台の室外機に対して、1台の室内機を設置する場合もあれば、1台の室外機に対して、複数台の室内機を設置する場合もある。尚、後者の場合には、冷媒配管と制御ケーブルとが、配管、配線の中間部において各室内へと分岐させられる。
【0006】
いずれの態様においても、各室毎に室内機は必要である(もちろん、一つの室に複数の室内機が設置される場合もある)。そのため、冷媒配管及び制御ケーブルの配設に際しては、誤配管や誤配線といった懸念が生じうる。従って、空調システムを構築するにあたっては、竣工までの何処かのタイミングで(例えば、冷媒配管及び制御ケーブルの配設完了時や、冷媒配管及び制御ケーブルを、室外機と室外機とに接続した直後等)、配設が正しく行われてるか否かを室内機および室外機の双方が見えない位置で検査する必要がある。
【0007】
該検査の一例として、冷媒配管内の温度変化を検知することで、冷媒配管及び制御ケーブルが正しく配設されているか否かを判断するといった検査方法がある(例えば、特許文献1等参照。)。さらには、冷媒配管内の圧力を検知することで、冷媒配管や制御線が正しく配設されているか否かを判断するといった検査方法もある(例えば、特許文献2等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平11-325538号公報
特開2002-213800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1の冷媒配管内の温度変化を検知する検査方法においては、実際に配管内の温度が変化するまでに時間を要し、また、温度が外的要因によって左右されるおそれもあり、正確性に欠けるといった問題がある。
【0010】
また、特許文献2の冷媒配管内の圧力を検知する検査方法においては、圧力検知手段を別途設置する必要があり、コスト面及び作業効率面において問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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