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公開番号
2024136861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048150
出願日
2023-03-24
発明の名称
浴室暖房乾燥機
出願人
大阪瓦斯株式会社
代理人
個人
主分類
F24D
15/00 20220101AFI20240927BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】浴室内での燻煙剤の使用を判別することが可能なシステムを合理的に構築する。
【解決手段】浴室Y内の温度を検知する温度センサ21の検知温度に基づく暖房運転と、浴室Y内の湿度を検知する湿度センサ22の検知湿度に基づく乾燥運転とが実行可能な運転制御部Ckが備えられた浴室暖房乾燥機において、浴室Y内での煙の存否を検知する煙センサ23が備えられ、運転制御部Ckには、煙センサ23の検知情報と温度センサ21の検知温度と湿度センサ22の検知湿度とに基づいて、浴室Y内にて燻煙剤が使用されているか否かを判別する燻煙剤使用判別手段24が備えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
浴室内の温度を検知する温度センサの検知温度に基づく暖房運転と、前記浴室内の湿度を検知する湿度センサの検知湿度に基づく乾燥運転とが実行可能な運転制御部が備えられた浴室暖房乾燥機であって、
前記浴室内での煙の存否を検知する煙センサが備えられ、
前記運転制御部には、前記煙センサの検知情報と前記温度センサの検知温度と前記湿度センサの検知湿度とに基づいて、前記浴室内にて燻煙剤が使用されているか否かを判別する燻煙剤使用判別手段が備えられている浴室暖房乾燥機。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記燻煙剤使用判別手段は、前記煙センサの検知情報に基づいて前記浴室内に煙が存在していると判別した場合に、前記温度センサの検知温度と前記湿度センサの検知湿度とに基づいて、一定時間での浴室内温度と浴室内湿度のそれぞれの上昇具合を求め、それらの上昇具合がそれぞれの所定の閾値を上回っている場合に、前記浴室内の煙が湯気であると判別する請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項3】
前記燻煙剤使用判別手段は、前記煙センサの検知情報に基づいて前記浴室内に煙が存在していると判別した場合に、前記温度センサの検知温度と前記湿度センサの検知湿度とに基づいて、一定時間での浴室内温度と浴室内湿度のそれぞれの上昇具合を求め、それらの上昇具合がそれぞれの所定の閾値を下回っている場合に、前記浴室内の煙が燻煙であると判別する請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項4】
前記浴室内と連通する開口部を開閉可能な開口開閉手段が備えられ、
前記運転制御部は、前記燻煙剤使用判別手段にて前記燻煙剤が使用されていると判別された場合に、前記開口開閉手段を閉作動させて前記開口部を閉じる開口部閉鎖処理を行う請求項1~3のいずれか一項に記載の浴室暖房乾燥機。
【請求項5】
音声出力機能を有する報知手段が備えられ、
前記燻煙剤使用判別手段は、前記燻煙剤が使用されていると判別した後に、前記煙センサの検知情報に基づいて前記浴室内に煙が存在していないと判別した場合は、前記浴室内での前記燻煙剤の使用が終了したと判別し、
前記運転制御部は、前記燻煙剤使用判別手段にて前記燻煙剤の使用が終了したと判別された場合に、前記報知手段を作動させて前記浴室内での前記燻煙剤の使用が終了したことを音声出力で報知する燻製剤使用終了報知処理を行う請求項1~3のいずれか一項に記載の浴室暖房乾燥機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室内の温度を検知する温度センサの検知温度に基づく暖房運転と、浴室内の湿度を検知する湿度センサの検知湿度に基づく乾燥運転とが実行可能な運転制御部が備えられた浴室暖房乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
上記のような浴室暖房乾燥機としては、浴室の外部に設置された熱源機から熱媒として循環供給される温水を利用して浴室内の空気を暖めた後、その暖めた空気を暖房用空気として浴室内に戻すことで浴室内を暖房し、又、暖めた空気を乾燥用空気として浴室内に戻すことで浴室内を乾燥させるガス温水式に構成されたものがある。このようなガス温水式の浴室暖房乾燥機の内部には、熱源機からの温水と浴室内の空気との熱交換を可能にする熱交換器や、熱交換器に対する熱源機からの温水の循環供給を可能にする配管などの多くの金属製部品が備えられている。
【0003】
このような浴室暖房乾燥機が設置された浴室においては、浴室暖房乾燥機の内部に備えられた各金属製部品の腐食などを防止する観点から、各金属製部品の腐食などを誘発する成分が含まれている防カビ用などの燻煙剤の浴室内での使用が原則的に禁止されており、このような事項は取扱説明書にも記載されている。
【0004】
しかしながら、このようなことを知らずに利用者が浴室内で燻煙剤を使用することがあり、燻煙剤の使用による金属製部品の腐食などに起因した浴室暖房乾燥機の故障を少なからず招くことがある。このような故障を防止するためには、利用者が燻煙剤を使用する場合に、事前にビニールなどを使用して浴室暖房乾燥機を覆っておく必要があるが、このような対策は面倒であり、そもそも、浴室内での燻煙剤の使用が禁止されていることを知らない利用者がそのような対策を行うとは考えられないことから、別の何らかの対策を講じる必要がある。
【0005】
ところで、主に熱交換器として用いられる銅伝熱管の腐食を防止する方法として、銅伝熱管の周囲雰囲気に含まれる有機酸を吸着する吸着材を、銅伝熱管が備えられた室外機の内部に備える方法がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-303428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、特許文献1に記載の腐食防止方法を利用して、燻煙剤に含まれている腐食誘発成分などを吸着する吸着材を浴室暖房乾燥機の内部に備えることが考えられる。しかしながら、燻煙剤に使用される成分は、燻煙剤の製造メーカや使用目的などによって多種多様であり、それらの成分に含まれている腐食誘発成分などの全てを吸着材に吸着させるには無理がある。
【0008】
又、別の対策として、燻煙剤に含まれている腐食誘発成分などを検出するセンサを浴室暖房乾燥機に備え、そのセンサにて腐食誘発成分などが検出された場合に、その検出成分を含む燻煙剤の使用に起因した浴室暖房乾燥機の故障を防止するための何らかの手立てを講じるようにすることが考えられる。
【0009】
しかしながら、前述したように、燻煙剤に含まれている腐食誘発成分などは、燻煙剤の製造メーカや使用目的などによって多種多様であり、このような多種多様の腐食誘発成分などをセンサにて検出することは極めて困難である。しかも、燻煙剤に新たな腐食誘発成分などが使用された場合には、その新たな腐食誘発成分などをセンサにて検出することができない可能性もある。
【0010】
以上の点を考慮すると、燻煙剤の使用に起因した浴室暖房乾燥機の故障を防止するための何らかの手立てを講じるにしても、その手立てを講じるためのきっかけになる何らかの手段が必要になる。そして、その手段としては、燻煙剤に含まれている腐食誘発成分などを検出するセンサではなく、浴室内での燻煙剤の使用を判別することが可能なシステムが考えられる。又、このようなシステムを単に構築するのではなく、極力、本来より浴室暖房乾燥機に備えられているセンサなどを活用して構築することが合理的である。
(【0011】以降は省略されています)
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