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公開番号
2025023507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127675
出願日
2023-08-04
発明の名称
ばね、ばねを挿入する方法、およびばねを挿入するための治具
出願人
日本発條株式会社
,
大阪瓦斯株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
F16F
1/06 20060101AFI20250207BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】構造体内で支持部材として機能するばねを提供すること
【解決手段】ばねは、第1端に位置する第1のフック、第1端の反対側の第2端に位置する第2のフック、および第1のフックと第2のフックの間のコイル部を有する。第1端側の外径は、第2端側の外径よりも大きい。第1のフックは、コイル部の中心軸に平行な方向においてコイル部と重なるロッドであり、当該方向において中心軸と重ならない。第2のフックは、当該方向においてコイル部と重なるロッドであり、当該方向において中心軸と重なってもよい。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1端に位置する第1のフック、
前記第1端の反対側の第2端に位置する第2のフック、および
前記第1のフックと前記第2のフックの間のコイル部を有し、
前記第1端側の外径は、前記第2端側の外径よりも大きく、
前記第1のフックは、前記コイル部の中心軸に平行な方向において前記コイル部と重なるロッドであり、前記方向において前記中心軸と重ならない、ばね。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ロッドの延伸方向は、前記方向において前記中心軸と交差しない、請求項1に記載のばね。
【請求項3】
前記第2のフックは、前記方向において前記コイル部と重なるロッドであり、前記方向において前記中心軸と重なる、請求項1に記載のばね。
【請求項4】
前記コイル部は、前記第1端側の第1部分、前記第2端側の第2部分、および前記第1部分と前記第2部分の間の中間部分を有し、
前記第1部分と前記第2部分の外径は一定であり、前記中間部分の外径は、前記第1部分からの距離が増大するに従って減少する、請求項1に記載のばね。
【請求項5】
ばねをチューブに挿入する方法であり、
前記ばねは、
第1端に位置する第1のフック、
前記第1端の反対側の第2端に位置する第2のフック、および
前記第1のフックと前記第2のフックの間のコイル部を有し、
前記方法は、
前記第2端を前記チューブ内に配置すること、および
前記第2端を固定した状態で前記ばねの巻き数を増大するように前記第1のフックを前記コイル部の中心軸を中心として回転しつつ、前記ばねを前記チューブ内に移動させることを含み、
前記第1端側の外径は、前記第2端側の外径と前記チューブの内径よりも大きく、
前記第1のフックは、前記コイル部の中心軸に平行な方向において前記コイル部と重なるロッドであり、前記方向において前記中心軸と重ならない、方法。
【請求項6】
前記ロッドの延伸方向は、前記方向において前記中心軸と交差しない、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のフックは、前記方向において前記コイル部と重なるロッドであり、前記方向において前記中心軸と重なる、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記コイル部は、前記第1端側の第1部分、前記第2端側の第2部分、および前記第1部分と前記第2部分の間の中間部分を有し、
前記第1部分と前記第2部分の外径は一定であり、前記中間部分の外径は、前記第1部分からの距離が増大するに従って減少する、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
ばねをチューブに挿入するための治具であり、
第1の端部にスリットを有し、第2の端部にグリップ部を有するシャフト、および
中心に前記シャフトが貫通可能な貫通孔を有し、前記貫通孔と交差しない直線状の溝を備える台座を備える、治具。
【請求項10】
前記台座に取り付けられ、前記台座を前記シャフトを中心として回転するためのハンドルをさらに備える、請求項9に記載の治具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、ばね、およびばねをチューブなどの構造体に挿入するための治具と方法に関する。あるいは、本発明の実施形態の一つは、ばねをその外径よりも小さいチューブに挿入するための方法と治具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ばね(コイルばね)は、トルクを掛けて巻き数を増大させることで、全長が増大するとともに外径が小さくなり、トルクを解放することで元の形状に戻ろうとする性質を有する。この性質を利用することで、ばねをその外径よりも小さいチューブなどの構造体に挿入することができる。構造体に挿入されたばねは、構造体を完全に閉塞しないため、チューブ内に一定の大きさの固体を保持しつつ、気体や液体などの流体の通過を許容する支持部材として機能することができる(例えば、特許文献1、2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-142299号公報
特開2015-16425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の課題の一つは、新規な構造を有するばねを提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の一つは、チューブなどの構造体内で支持部材として機能するばねを提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の一つは、上記ばねをその外径よりも小さいチューブに挿入するための方法と治具を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の一つは、ばねである。このばねは、第1端に位置する第1のフック、第1端の反対側の第2端に位置する第2のフック、および第1のフックと第2のフックの間のコイル部を有する。第1端側の外径は、第2端側の外径よりも大きい。第1のフックは、コイル部の中心軸に平行な方向においてコイル部と重なるロッドであり、当該方向において中心軸と重ならない。
【0006】
本発明の実施形態の一つは、ばねをチューブに挿入する方法である。ばねは、第1端に位置する第1のフック、第1端の反対側の第2端に位置する第2のフック、および第1のフックと第2のフックの間のコイル部によって構成される。当該方法は、第2端をチューブ内に配置すること、および第2端を固定した状態でばねの巻き数を増大するように第1のフックをコイル部の中心軸を中心として回転しつつ、ばねをチューブ内に移動させることを含む。第1端側の外径は、第2端側の外径とチューブの内径よりも大きい。第1のフックは、コイル部の中心軸に平行な方向においてコイル部と重なるロッドであり、当該方法において中心軸と重ならない。
【0007】
本発明の実施形態の一つは、ばねをチューブに挿入するための治具である。治具は、シャフト、および台座を備える。シャフトは、第1の端部にスリットを有し、第2の端部にグリップ部を有する。台座は、中心にシャフトが貫通可能な貫通孔を有し、貫通孔と交差しない直線状の溝を備える。
【0008】
本発明の実施形態の一つは、ばねをチューブに挿入するための治具である。治具は、一方の端部にスリットを有するシャフト、シャフトが貫通可能な貫通孔を有するロータ、およびロータに取り付けられ、少なくとも一部が貫通孔の中心軸と平行な方向に延伸するクランプバーを備える。クランプバーは、先端にスリットを有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るばねの模式的側面図。
本発明の実施形態に係るばねの第1端の模式図。
本発明の実施形態に係るばねの模式的側面図。
本発明の実施形態に係るばねの模式的側面図。
本発明の実施形態に係るばねの第1端の模式図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の模式的側面図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の模式的正面図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の模式的正面図。
本発明の実施形態に係るばねが挿入される構造体の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るばねを構造体に挿入する方法を示す模式的側面図。
本発明の実施形態に係るばねを構造体に挿入する方法を示す模式的側面図。
本発明の実施形態に係るばねを構造体に挿入する方法を示す模式的側面図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の模式的側面図。
本発明の実施形態に係る、ばねを構造体に挿入するための治具の一部の模式的上面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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