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公開番号2024177914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096316
出願日2023-06-12
発明の名称流量計
出願人愛知時計電機株式会社,東京瓦斯株式会社,大阪瓦斯株式会社,東邦瓦斯株式会社,株式会社竹中製作所
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G01F 1/00 20220101AFI20241217BHJP(測定;試験)
要約【課題】取付け方向が規定されている流量計測ユニットを規定されている方向に間違いなく取り付けることが可能となる流量計を提供する。
【解決手段】流量計は、被計測流体が流れる計測流路部11を有し、計測流路部11を流れる被計測流体の流量を計測する流量計測ユニット10と、流量計測ユニット10の周囲の、被計測流体の流れの下流側に取り付けられ、被計測流体の流れの上流側には取り付けられないパッキン30と、パッキン30の取り付けられた流量計測ユニット10を外側から取り付け、流量計測ユニット10の計測流路部11を流れてきた被計測流体を流入し、その被計測流体を排出する排出路に向けて中継する内機ケース50と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
被計測流体が流れる計測流路部を有し、前記計測流路部を流れる前記被計測流体の流量を計測する流量計測ユニットと、
前記流量計測ユニットの周囲の、前記被計測流体の流れの下流側に取り付けられ、前記被計測流体の流れの上流側には取り付けられないパッキンと、
前記パッキンの取り付けられた前記流量計測ユニットを外側から取り付け、前記流量計測ユニットの前記計測流路部を流れてきた前記被計測流体を流入し、その被計測流体を排出する排出路に向けて中継する中継ケースと、
を備えたことを特徴とする流量計。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記流量計測ユニットは、
その周囲の前記下流側及び前記上流側のそれぞれに形成された、前記パッキンを嵌め込み可能な溝部と、
前記上流側の溝部と前記下流側の溝部との間に位置し、前記上流側の溝部との間隔が前記下流側の溝部との間隔より狭い位置に設けられた突起部と、
を有し、
前記パッキンは、
前記中継ケースに取り付ける際に対向する面と反対側の面に形成した、所定長のリブ
を有し、
前記パッキンを前記上流側の溝部に嵌め込む際には、前記リブが前記突起部に当接し、前記パッキンを前記上流側の溝部に嵌め込むことができない、
ことを特徴とする請求項1に記載の流量計。
【請求項3】
前記パッキンは、平面視円形状をなし、
前記中継ケースは、
前記円形状の前記パッキンを取り付けるための円形状の孔と、
前記孔の周りに形成された複数のボス部であって、前記パッキンを取り付ける際の前記孔に対する前記パッキンの回転角を規定するボス部と、
を有し、
前記パッキンは、
前記円形状の周縁に形成された複数のフランジ部
を有し、
前記複数のフランジ部のそれぞれには、前記複数のボス部のそれぞれに対応する位置に、各ボス部と嵌合する孔が形成された、
ことを特徴とする請求項2に記載の流量計。
【請求項4】
平面視円形状をなしたパッキンであって、
前記円形状の周縁に形成された複数のフランジ部
を有し、
前記複数のフランジ部のそれぞれには、前記パッキンの被取付部材であって、前記パッキンを取り付けるために形成された孔と、前記孔の周りに形成された複数のボス部であって、前記パッキンを取り付ける際の前記孔に対する前記パッキンの回転角を規定するボス部と、を有する被取付部材における、前記複数のボス部のそれぞれに対応する位置に、各ボス部と嵌合する孔が形成された、
ことを特徴とするパッキン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、被計測流体の流量を計測する流量計に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、流量計測ユニットを筐体に組み込んで構成した超音波流量計が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-90361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の超音波流量計では、流量計測ユニットを組み込む際に、組み込み方向が規定されている場合、上流側と下流側とを逆向きに組み込んでしまう虞があった。
【0005】
本願は、取付け方向が規定されている流量計測ユニットを規定されている方向に間違いなく取り付けることが可能となる流量計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の流量計は、被計測流体が流れる計測流路部を有し、計測流路部を流れる被計測流体の流量を計測する流量計測ユニットと、流量計測ユニットの周囲の、被計測流体の流れの下流側に取り付けられ、被計測流体の流れの上流側には取り付けられないパッキンと、パッキンの取り付けられた流量計測ユニットを外側から取り付け、流量計測ユニットの計測流路部を流れてきた被計測流体を流入し、その被計測流体を排出する排出路に向けて中継する中継ケースと、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本願の流量計では、パッキンは、流量計測ユニットの周囲の、被計測流体の流れの下流側に取り付けられ、被計測流体の流れの上流側には取り付けられないので、流量計測ユニットの周囲にパッキンを誤って取り付けることを防止できる。そして、中継ケースには、パッキンの取り付けられた流量計測ユニットが外側から取り付けられるので、つまり、パッキンの取り付けられていない流量計測ユニットは、中継ケースに外側から取り付けられないので、結果的に、取付け方向が規定されている流量計測ユニットを規定されている方向に間違いなく取り付けることが可能となる。
【0008】
また、流量計測ユニットは、その周囲の下流側及び上流側のそれぞれに形成された、パッキンを嵌め込み可能な溝部と、上流側の溝部と下流側の溝部との間に位置し、上流側の溝部との間隔が下流側の溝部との間隔より狭い位置に設けられた突起部と、を有し、パッキンは、中継ケースに取り付ける際に対向する面と反対側の面に形成した、所定長のリブを有し、パッキンを上流側の溝部に嵌め込む際には、リブが突起部に当接し、パッキンを上流側の溝部に嵌め込むことができない、ことを特徴とする。
【0009】
これにより、パッキンを流量計測ユニットに取り付けている操作者は、パッキンを間違った方向から取り付けていることを知ることができるので、誤取付けを防止することができる。
【0010】
また、パッキンは、平面視円形状をなし、中継ケースは、円形状のパッキンを取り付けるための円形状の孔と、孔の周りに形成された複数のボス部であって、パッキンを取り付ける際の孔に対するパッキンの回転角を規定するボス部と、を有し、パッキンは、円形状の周縁に形成された複数のフランジ部を有し、複数のフランジ部のそれぞれには、複数のボス部のそれぞれに対応する位置に、各ボス部と嵌合する孔が形成された、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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