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公開番号2024133790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043755
出願日2023-03-20
発明の名称石油給湯機
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240926BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本体内の熱交換器の温度を下げて孔食の発生を抑制できる石油給湯機を提供する
【解決手段】燃油を気化させる気化器2aと、気化器2aを予熱する加熱用ヒータ2bと、燃焼用空気を送風する燃焼ファン41と、気化器2aの温度を検出する気化温度検出手段2dと、気化器2aで気化させた燃油を燃焼させる燃焼部2eと、を備えるバーナ2と、給水管7からの給水を加熱して給湯管8から出湯する給湯回路5と、給湯回路5がバーナ2の燃焼熱で加熱される熱交換器52と、熱交換器52の温度を検出する熱交温度検出手段38と、加熱用ヒータ2bと燃焼ファン41を駆動する制御部22と、給湯回路5内の湯水の熱を本体外へ排熱する熱交排熱手段とを備え、制御部22は、気化器2aが予熱中に熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、熱交排熱手段により熱交換器52の温度を下げるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体内に、
燃油を気化させる気化器と、
前記気化器を予熱する加熱用ヒータと、
前記気化器に燃油を送油する燃油ポンプと、
前記気化器に燃焼用空気を送風する燃焼ファンと、
前記気化器の温度を検出する気化温度検出手段と、
前記気化器で気化させた燃油を燃焼させる燃焼部と、
を備えるバーナと、
給水管と給湯管とが接続され前記給水管からの給水を加熱して前記給湯管から出湯する給湯回路と、
前記給湯回路が前記バーナの燃焼熱で加熱される熱交換器と、
前記熱交換器の温度を検出する熱交温度検出手段と、
前記加熱用ヒータと前記燃油ポンプと前記燃焼ファンを駆動する制御部と、
を備え、
前記給湯回路内の湯水の熱を本体外へ排熱する熱交排熱手段と、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記熱交排熱手段により前記熱交換器の温度を下げるようにした
ことを特徴とする石油給湯機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記熱交排熱手段は、
前記熱交換器と熱的に結合した風呂熱交と、
浴槽と前記風呂熱交を湯水が循環可能に接続された風呂循環回路と、
前記風呂循環回路の途中に設置された風呂循環ポンプと、
前記浴槽の水の有無を検知する浴槽水検出手段と、
で構成され、
前記制御部は、
前記浴槽水検出手段が前記浴槽に湯水があることを検知している状態で、前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記風呂循環ポンプを駆動して前記熱交換器の温度を下げるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載した石油給湯機。
【請求項3】
前記熱交排熱手段は、前記燃焼ファンで構成され、
前記制御部は、
前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記燃焼ファンを駆動して前記熱交換器の温度を下げるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載した石油給湯機。
【請求項4】
前記熱交排熱手段は、
前記給湯管から分岐して本体外に連通した分岐管と、
前記分岐管を開閉する開閉弁と、
で構成され、
前記制御部は、
前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記開閉弁を開状態にして前記熱交換器の温度を下げるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載した石油給湯機。
【請求項5】
前記熱交排熱手段は、
前記熱交換器と熱的に結合した風呂熱交と、
浴槽と前記風呂熱交を湯水が循環可能に接続された風呂循環回路と、
前記風呂循環回路の途中に設置された風呂循環ポンプと、
前記浴槽の水の有無を検知する浴槽水検出手段と、
前記給湯管から分岐して前記風呂循環回路に連通した湯張り管と、
前記湯張り管を開閉する開閉弁と、
で構成され、
前記制御部は、
前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、
前記浴槽水検出手段が前記浴槽に湯水があることを検知している状態では、前記風呂循環ポンプを駆動し、
前記浴槽水検出手段が前記浴槽に湯水が無いことを検知している状態では、前記開閉弁を開状態にして、
前記熱交換器の温度を下げるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載した石油給湯機。
【請求項6】
前記制御部は、
前記気化器の予熱状態が所定時間以上継続していることを条件として、前記熱交排熱手段により前記熱交換器の温度を低下させる
ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載した石油給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は石油給湯機に関し、特にガス化バーナを搭載した石油給湯機の熱交換器に発生する孔食の防止に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、この種の石油給湯機のバーナでは、灯油を気化させるための加熱用ヒータを搭載して灯油をガス化し、ガス化した灯油に放電することで着火するバーナが使用されている。
例えば、特許文献1には、本体下部に石油気化式の燃油を気化する気化器と、この気化器に備えられ燃油を気化可能な温度まで加熱する加熱用ヒータとしての気化器ヒータと、燃焼ファンと、燃油を圧送する電磁ポンプとを備えたバーナ(11)の燃焼ガスにより熱交換器(21)を加熱するものが示されている。
【0003】
特許文献1の石油給湯機では、バーナの着火前にバーナに搭載された加熱用ヒータに通電を開始してから、着火可能温度に達するまでに時間を要することから、予め加熱用ヒータに通電しておき、バーナ内の温度を220℃から250℃に加熱・維持し、運転スイッチが押された場合に直ちに着火できるようスタンバイしている。
そのため、バーナの熱が本体内の熱交換器の配管に伝わり、配管内の水温は50℃程度まで上昇するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6386314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、配管内の水温が上昇すると、配管の金属表面で孔食(局部腐食)が発生やすくなり、孔食が発生すると漏水するなどの不具合が発生する虞があった。
【0006】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、本体内の熱交換器の温度を下げて孔食の発生を抑制できる石油給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、本体内に、燃油を気化させる気化器と、前記気化器を予熱する加熱用ヒータと、前記気化器に燃油を送油する燃油ポンプと、前記気化器に燃焼用空気を送風する燃焼ファンと、前記気化器の温度を検出する気化温度検出手段と、前記気化器で気化させた燃油を燃焼させる燃焼部と、を備えるバーナと、給水管と給湯管とが接続され前記給水管からの給水を加熱して前記給湯管から出湯する給湯回路と、前記給湯回路が前記バーナの燃焼熱で加熱される熱交換器と、前記熱交換器の温度を検出する熱交温度検出手段と、前記加熱用ヒータと前記燃油ポンプと前記燃焼ファンを駆動する制御部と、を備え、前記給湯回路内の湯水の熱を本体外へ排熱する熱交排熱手段と、をさらに備え、前記制御部は、前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記熱交排熱手段により前記熱交換器の温度を下げるようにしたことを特徴とした。
【0008】
請求項2では、前記熱交排熱手段は、前記熱交換器と熱的に結合した風呂熱交と、浴槽と前記風呂熱交を湯水が循環可能に接続された風呂循環回路と、前記風呂循環回路の途中に設置された風呂循環ポンプと、前記浴槽の水の有無を検知する浴槽水検出手段と、で構成され、前記制御部は、前記浴槽水検出手段が前記浴槽に湯水があることを検知している状態で、前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記風呂循環ポンプを駆動して前記熱交換器の温度を下げるようにしたことを特徴とした。
【0009】
請求項3では、前記熱交排熱手段は、前記燃焼ファンで構成され、前記制御部は、前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記燃焼ファンを駆動して前記熱交換器の温度を下げるようにしたことを特徴とした。
【0010】
請求項4では、前記熱交排熱手段は、前記給湯管から分岐して本体外に連通した分岐管と、前記分岐管を開閉する開閉弁と、で構成され、前記制御部は、前記気化器が予熱中に前記熱交温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記開閉弁を開状態にして前記熱交換器の温度を下げるようにしたことを特徴とした。
(【0011】以降は省略されています)

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