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公開番号2024147848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060506
出願日2023-04-04
発明の名称浴室空調装置
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24D 15/00 20220101AFI20241009BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本体ケーシングからのカバーの脱落を長期に亘って防止する。
【解決手段】本体ケーシング10は、樹脂製の主保持部2と、補助保持部3とを有し、カバー11は、主保持部2に係合する第1被保持部5と、補助保持部3に係合する第2被保持部6とを有する。補助保持部3は、主保持部2と第1被保持部5とが正常に係合して、主保持部2がカバー11の重量を保持する係合状態では、第2被保持部6と係合せず、カバー11の重量を保持しないが、主保持部2または第1被保持部5の異常により、主保持部2と第1被保持部5との係合が解除されて、主保持部2がカバー11の重量を保持しなくなると、第2被保持部6と係合して、カバー11の重量を保持する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有する本体ケーシングと、開口部を開閉可能とするように本体ケーシングに保持されるカバーとを備え、浴室の壁面に設置される浴室空調装置において、
本体ケーシングは、樹脂製の主保持部と、補助保持部とを有し、
カバーは、主保持部に係合する第1被保持部と、補助保持部に係合する第2被保持部とを有しており、
補助保持部は、主保持部と第1被保持部とが正常に係合して、主保持部がカバーの重量を保持する係合状態では、第2被保持部と係合せず、カバーの重量を保持しておらず、
補助保持部は、主保持部または第1被保持部の異常により、主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、主保持部がカバーの重量を保持しなくなると、第2被保持部と係合して、カバーの重量を保持する浴室空調装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浴室空調装置において、
主保持部と第1被保持部とが係合しているときのカバーの上下方向の高さと、補助保持部と第2被保持部とが係合しているときのカバーの上下方向の高さとが、略同一である浴室空調装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の浴室空調装置において、
本体ケーシングの開口部は、前方に開放し、
主保持部と補助保持部とは、本体ケーシングの上部から前方に延びており、
カバーは、本体ケーシングの下部の支持部で本体ケーシングに支持され、
補助保持部は、主保持部または第1被保持部の異常により、主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、主保持部がカバーの重量を保持しなくなると、第2被保持部と係合して、本体ケーシングの支持部を支点に前方に回動するカバーの重量を保持する浴室空調装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の浴室空調装置において、
カバーは、ギャラリを有し、
補助保持部は、ギャラリを形成する桟部によって構成されている浴室空調装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の浴室空調装置において、
カバーの内面と対向するフィルタを有し、
主保持部と第1被保持部とが正常に係合しているとき、カバーがフィルタに接触せず、補助保持部と第2被保持部とが係合しているとき、カバーがフィルタに接触する浴室空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室空調装置に関する。特に、本発明は、本体ケーシングからのカバーの脱落の防止に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
浴室内の側壁に本体ケーシングが取り付けられ、本体ケーシングに、本体ケーシングの開口部を開閉可能とするカバーが取り付けられる浴室空調装置がある。この種の浴室空調装置では、本体ケーシングと浴室天井との間の隙間が狭いため、本体ケーシングにカバーを取り付ける場合には、一般的に本体ケーシングの下部でカバーを本体ケーシングに固定するとともに、本体ケーシングの上部に設けられた保持部にカバーの上部に設けられた被保持部を係合させるといった方法が用いられる(特許文献1)。
【0003】
ところで、浴室ではアルカリ性洗剤から酸性洗剤まで各種の洗剤が使用されるため、浴室内に浮遊する薬剤成分が浴室空調装置内に吸い込まれて、カバーを保持する本体ケーシングの保持部を劣化させる。特に、カバーの重量がかかる保持部が樹脂製の場合、負荷によって劣化が進みやすい。その結果、保持部にケミカルクラックが生じ、劣化が進むとカバーの脱落が生じる虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-101614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、本体ケーシングからのカバーの脱落を長期に亘って防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様によれば、
開口部を有する本体ケーシングと、開口部を開閉可能とするように本体ケーシングに保持されるカバーとを備え、浴室の壁面に設置される浴室空調装置において、
本体ケーシングは、樹脂製の主保持部と、補助保持部とを有し、
カバーは、主保持部に係合する第1被保持部と、補助保持部に係合する第2被保持部とを有しており、
補助保持部は、主保持部と第1被保持部とが正常に係合して、主保持部がカバーの重量を保持する係合状態では、第2被保持部と係合せず、カバーの重量を保持しておらず、
補助保持部は、主保持部または第1被保持部の異常により、主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、主保持部がカバーの重量を保持しなくなると、第2被保持部と係合して、カバーの重量を保持する浴室空調装置が提供される。
【0007】
上記第1の態様によれば、本体ケーシングの主保持部とカバーの第1被保持部とが正常に係合して、主保持部がカバーの重量を保持する係合状態では、補助保持部はカバーの重量を保持しておらず、補助保持部に負荷がかかっていないから、補助保持部が劣化し難い。また、本体ケーシングの主保持部とカバーの第1被保持部とが正常に係合している場合、これらの係合を解除すれば、容易に本体ケーシングの開口部を開放させることができる。一方、主保持部または第1被保持部の異常により、主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、主保持部がカバーの重量を保持しなくなると、補助保持部が第2被保持部と係合して、カバーの重量を保持するから、主保持部がカバーを保持する保持機能を失っても、本体ケーシングからのカバーの脱落を確実に防止することができる。これにより、本体ケーシングからのカバーの脱落を長期に亘って防止することができる。
【0008】
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様において、
主保持部と第1被保持部とが係合しているときのカバーの上下方向の高さと、補助保持部と第2被保持部とが係合しているときのカバーの上下方向の高さとが、略同一である。
【0009】
上記第2の態様によれば、上記異常により主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、補助保持部と第2被保持部とが係合したときでも、本体ケーシングからカバーが大きく移動しないから、補助保持部と第2被保持部とが係合するときの音が小さい。これにより、異常が生じたときのユーザの驚きを防止することができる。また、本体ケーシングからカバーが大きく移動しないから、ユーザ自身や浴室内上方にあるユーザの所有物(干してある衣類等)への損害を防止することができる。
【0010】
本技術の第3の態様によれば、上記第1または第2の態様において、
本体ケーシングの開口部は、前方に開放し、
主保持部と補助保持部とは、本体ケーシングの上部から前方に延びており、
カバーは、本体ケーシングの下部の支持部で本体ケーシングに支持され、
補助保持部は、主保持部または第1被保持部の異常により、主保持部と第1被保持部との係合が解除されて、主保持部がカバーの重量を保持しなくなると、第2被保持部と係合して、本体ケーシングの支持部を支点に前方に回動するカバーの重量を保持する。
(【0011】以降は省略されています)

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