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公開番号
2024163444
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079039
出願日
2023-05-12
発明の名称
防水構造及び、防水工法
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
,
個人
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20241115BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】接合部の防水構造及び、防水工法に関し、簡素な構成で、工期の短縮及び、工費の削減を図る。
【解決手段】床版20の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部25と壁高欄50側の地覆本体部81との接合部、又は、床版20の端部と壁高欄50側の地覆部80との接合部の防水構造であって、接合部の道路側に臨む端部に所定の第1空間S1が設けられるとともに、第1空間S1内に水の浸入を防止するための止水材11が充填される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
床版の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部と壁高欄側の地覆本体部との接合部、又は、床版の端部と壁高欄側の地覆部との接合部の防水構造であって、
前記接合部の道路側に臨む端部に所定の第1空間が設けられるとともに、前記第1空間内に水の浸入を防止するための止水材が充填された
ことを特徴とする防水構造。
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【請求項2】
請求項1に記載の防水構造であって、
前記接合部の前記第1空間よりも道路側の端部に所定の第2空間が設けられるとともに、前記第2空間内に前記止水材の道路側に臨む端面を覆う保護層が設けられた
ことを特徴とする防水構造。
【請求項3】
請求項2に記載の防水構造であって、
前記第1空間を画定する面に、前記止水材を定着させるための第1プライマ塗膜が形成されるとともに、前記第2空間を画定する面に、前記保護層を定着させるための第2プライマ塗膜が形成される
ことを特徴とする防水構造。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の防水構造であって、
前記止水材は、変成シリコーン系止水材、又は、エポキシ樹脂系止水材の何れかであり、
前記保護層は、ポリマーセメントモルタルである
ことを特徴とする防水構造。
【請求項5】
請求項1から3の何れか一項に記載の防水構造であって、
前記床版の少なくとも前記接合部に臨む上部に、超高強度繊維補強コンクリートを打設することにより形成された防水層が設けられている
ことを特徴とする防水構造。
【請求項6】
床版の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部と壁高欄側の地覆本体部との接合部、又は、床版の端部と壁高欄側の地覆部との接合部の防水工法であって、
前記接合部の道路側に臨む端部に設けられた所定の第1空間内に、水の浸入を防止するための止水材を充填する
ことを特徴とする防水工法。
【請求項7】
請求項6に記載の防水工法であって、
前記第1空間内に前記止水材を充填した後、前記接合部の前記第1空間よりも道路側の端部に設けられた所定の第2空間内に、前記止水材の道路側に臨む端面を覆う保護層を形成する
ことを特徴とする防水工法。
【請求項8】
請求項7に記載の防水工法であって、
前記第1空間内に前記止水材を充填するよりも前に、前記第1空間を画定する面に前記止水材を定着させるための第1プライマを塗布し、
前記第1空間内に前記止水材を充填した後、前記第2空間内に前記保護層を形成するよりも前に、前記第2空間を画定する面に前記保護層を定着させるための第2プライマを塗布する
ことを特徴とする防水工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防水構造及び、防水工法に関し、特に、床版の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部と壁高欄側の地覆本体部との接合部、又は、床版の端部と壁高欄側の地覆部との接合部の防水に好適な技術に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、高速道路等の道路橋は、橋脚に架設される主桁と、主桁の上部に設置される床版と、床版の上部に設置される壁高欄とを含んで構成される。凍結防止剤に含まれる塩化物イオンの浸入や漏水は、床版を劣化させる要因となる。このため、床版の新設工事や取替工事においては、床版を主桁に設置した後、床版の上面にシート系や塗膜系の防水材による防水層(以下、従前防水層と称する)が施工される。
【0003】
しかしながら、従前防水層は多層構造であり、工程が多いことから、施工不良が起きやすく、さらには、工期や工費が嵩むといった課題がある。また、従前防水層は、雨天時や多湿時には施工することができず、天候不順による工期の遅延を招くといった課題がある。また、従前防水層は、舗装打替え工事のたびに再施工しなければならない課題もある。
【0004】
このような課題を解決する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1記載のプレキャストコンクリート床版は、工場にて型枠内に普通コンクリートを打ち込んで床版コンクリート部を構築した後、当該床版コンクリート部の上部に超高強度繊維補強コンクリート(Ultra high strength Fiber reinforced Concrete:以下、UFCとも称する)を打ち重ねてUFC防水層を構築することにより、現場での防水工を不要とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-126991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1記載のプレキャストコンクリート床版は、床版の防水機能を備えているが、床版側の地覆立ち上がり部と壁高欄側の地覆本体部との接合部には防水対策が施されていない。すなわち、端部防水層を備えていない。端部防水層としては、壁高欄を設置した後、それらの接合部にシート系や塗膜系の防水材を用いる従前防水層を施工することが考えられる。しかしながら、前述したように、従前防水層は、施工不良が起きやすく、工期や工費が嵩み、さらには、天候不順の影響を受けるといった課題がある。
【0007】
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、床版の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部と壁高欄側の地覆本体部との接合部、又は、床版の端部と壁高欄側の地覆部との接合部の防水構造及び、防水工法に関し、簡素な構成で、工期の短縮及び、工費の削減を図ることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の防水構造(10)は、
床版(20)の端部に一体に設けられた地覆立ち上がり部(25)と壁高欄(50)側の地覆本体部(81)との接合部、又は、床版(20)の端部と壁高欄側の地覆部(80)との接合部の防水構造(10)であって、
前記接合部の道路側に臨む端部に所定の第1空間(S1)が設けられるとともに、前記第1空間(S1)内に水の浸入を防止するための止水材(11)が充填された
ことを特徴とする。
【0009】
本開示の他の態様の防水構造(10)は、
前記接合部の前記第1空間(S1)よりも道路側の端部に所定の第2空間(S2)が設けられるとともに、前記第2空間(S2)内に前記止水材(11)の道路側に臨む端面(11A)を覆う保護層(12)が設けられた
ことを特徴とする。
【0010】
本開示の他の態様の防水構造(10)は、
前記第1空間(S1)を画定する面に、前記止水材(11)を定着させるための第1プライマ塗膜(13)が形成されるとともに、前記第2空間(S2)を画定する面に、前記保護層(12)を定着させるための第2プライマ塗膜(14)が形成される
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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