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公開番号
2024157180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071358
出願日
2023-04-25
発明の名称
画像生成装置、画像生成方法、プログラム、及び画像生成システム
出願人
ホーチキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/12 20060101AFI20241030BHJP(信号)
要約
【課題】処理負荷を抑えつつ不自然に見えない煙画像を生成する。
【解決手段】対象領域が撮像された撮像画像を取得する取得部と、三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部と、前記減光成分画像と前記散乱光成分画像と前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する合成部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象領域が撮像された撮像画像を取得する取得部と、
三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部と、
前記減光成分画像と前記散乱光成分画像と前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する合成部と、
を備える画像生成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記合成部は、前記撮像画像における第1座標にある第1画素値を、前記減光成分画像において前記第1座標に対応する位置座標にある第2画素値に基づく第1変換量を前記第1画素値に反映することによって算出した第1合成画素値に、前記散乱光成分画像における前記位置座標にある第3画素値を加算した第2合成画素値に変換した画像を、前記合成画像として生成する、
請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項3】
前記合成部は、前記第1画素値を、前記第1変換量に第1係数を乗算した第2画素量を前記第1画素値に反映することによって算出した前記第1合成画素値に、前記第3画素値に第2係数を乗算した第4画素値を加算した前記第2合成画素値に変換した画像を、前記合成画像として生成し、
前記第1係数、及び前記第2係数は、前記撮像画像に合成する煙の濃さに応じて決定される値である、
請求項2に記載の画像生成装置。
【請求項4】
前記合成部は、前記第1画素値を、前記第1変換量を前記第1画素値に反映することによって算出した前記第1合成画素値に、前記第3画素値に第2係数を乗算した第4画素値を加算した前記第2合成画素値に変換した画像を、前記合成画像として生成し、
前記第2係数は、前記対象領域を照明する明るさに応じて決定される値である、
請求項2に記載の画像生成装置。
【請求項5】
前記合成部は、前記第1画素値を、前記第1変換量に第1係数を乗算した第2画素量を前記第1画素値に反映することによって算出した前記第1合成画素値に、前記第3画素値に第2係数を乗算した第4画素値を加算した前記第2合成画素値に変換した画像を、前記合成画像として生成し、
前記第1係数は、前記撮像画像に合成する煙の濃さに応じて決定される値であり、
前記第2係数は、前記撮像画像に合成する煙の濃さ、及び前記対象領域を照明する明るさの組合せに応じて決定される値である、
請求項2に記載の画像生成装置。
【請求項6】
三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部を備えるコンピュータである画像生成装置が行う画像生成方法であって、
取得部が、対象領域が撮像された撮像画像を取得し、
合成部が、前記記憶部に記憶された前記減光成分画像と前記散乱光成分画像、及び前記取得部によって取得された前記撮像画像を用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する、
画像生成方法。
【請求項7】
三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部を備えるコンピュータである画像生成装置に、
対象領域が撮像された撮像画像を取得させ、
前記記憶部に記憶された前記減光成分画像と前記散乱光成分画像、及び前記取得された前記撮像画像を用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成させる、
プログラム。
【請求項8】
対象領域が撮像された撮像画像を取得する取得部と、
三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を生成する生成部と、
前記減光成分画像と前記散乱光成分画像と前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する合成部と、
を備える画像生成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像生成装置、画像生成方法、プログラム、及び画像生成システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
画像を用いて火災を検出する火災検出システムがある。例えば、特許文献1には、非火災時の画像と三次元形状の煙モデルを仮想空間に配置し、煙モデルの向きを変えながら不自然に見えない向きに煙画像が配置された合成画像を生成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-149378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では三次元形状モデルを用いるため、処理負荷が大きくハイスペックな装置でなければ煙画像を生成することが難しい。このため、不自然に見えない煙画像を生成するには処理負荷が増大してしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、処理負荷を抑えつつ不自然に見えない煙画像を生成することができる画像生成装置、画像生成方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、対象領域が撮像された撮像画像を取得する取得部と、三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部と、前記減光成分画像と前記散乱光成分画像と前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する合成部と、を備える画像生成装置である。
【0007】
また、本発明の一実施形態は、三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部を備えるコンピュータである画像生成装置が行う画像生成方法であって、取得部が、対象領域が撮像された撮像画像を取得し、合成部が、前記記憶部に記憶された前記減光成分画像と前記散乱光成分画像、及び前記取得部によって取得された前記撮像画像を用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する、画像生成方法である。
【0008】
また、本発明の一実施形態は、三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を記憶する記憶部を備えるコンピュータである画像生成装置に、対象領域が撮像された撮像画像を取得させ、前記記憶部に記憶された前記減光成分画像と前記散乱光成分画像、及び前記取得された前記撮像画像を用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成させる、プログラムである。
【0009】
また、本発明の一実施形態は、対象領域が撮像された撮像画像を取得する取得部と、三次元形状を有する煙モデルの三次元情報を用いて、前記煙モデルの背後から照射された光が前記煙モデルによって減光された減光成分が表現された減光成分画像、及び前記煙モデルに照射された光が前記煙モデルによって反射された散乱光成分が表現された散乱光成分画像を生成する生成部と、前記減光成分画像と前記散乱光成分画像と前記撮像画像とを用いて、前記撮像画像に煙の画像を合成した合成画像を生成する合成部と、を備える画像生成システムである。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、この発明によれば、処理負荷を抑えつつ不自然に見えない煙画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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