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公開番号2024156652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2024098440,2021557603
出願日2024-06-19,2020-03-24
発明の名称Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)モードで動作可能なゲームコントローラ
出願人バルブ コーポレーション
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04W 84/10 20090101AFI20241029BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ハンドヘルドコントローラは、動作可能でない場合にゲームコントローラ入力に課され得る任意のオペレーティングシステム制限を回避する。
【解決手段】ハンドヘルドコントローラは、BLEモードで動作するときに、ビデオゲームストリーミングのために使用されるクライアントアプリケーションを実行するBLEデバイスとペアリングする。ゲームプレー中、ビデオゲームは、ホストコンピュータ上で実行され、プレーヤーは、ユーザ入力をゲームコントローラに提供して、ビデオゲームのアスペクトを制御する。そのようなユーザ入力に応答して、ゲームコントローラは、ゲームコントローラの無線器を介して、コントローラ入力データをBLEデバイスに送信する。プレーヤーは、ゲームコントローラ上の入力ジェスチャーを使用して、BLEモードでゲームコントローラを動作させることと、受信機モードでゲームコントローラを動作させることとを切り替える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドヘルドビデオゲームコントローラであって、
プロセッサと、
無線器と、
コンピュータ実行可能命令を記憶するメモリであって、前記プロセッサによって実行されるときに、前記コンピュータ実行可能命令が、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラに、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって受信された第1のユーザ入力に少なくとも部分的に基づいて、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラの1つ以上の電気コンポーネントに電力を供給することによって始動させること、および
Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BLE)モードで動作することを判定することと、
前記メモリ内に記憶されたデータに少なくとも部分的に基づいて、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが以前に接続したBLEデバイスを判定することと、
前記無線器を介して、クライアントアプリケーションを実行する前記BLEデバイスとの無線接続を確立することと、
前記BLEデバイスとは異なるホストコンピュータ上で実行するビデオゲームのアスペクトを制御するための第2のユーザ入力を受信することと、
前記無線器を介してコントローラ入力データを前記BLEデバイスに送信することであって、前記コントローラ入力データが、前記第2のユーザ入力に少なくとも部分的に基づく、送信することと、を行わせる、メモリと、を備える、ハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記コンピュータ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されるときに、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラに、
受信機モードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させるためのコマンドに対応する第3のユーザ入力を受信することと、
前記メモリに記憶された前記データに少なくとも部分的に基づいて、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが以前に接続した無線受信機を判定することであって、前記無線受信機が、前記BLEデバイスとは異なる、判定することと、
前記無線器を介して、前記無線受信機との無線接続を確立することと、
前記ホストコンピュータ上で実行する前記ビデオゲームの追加のアスペクトを制御するための第4のユーザ入力を受信することと、
前記無線器を介して、追加のコントローラ入力データを前記無線受信機に送信することであって、前記追加のコントローラ入力データが、前記第4のユーザ入力に少なくとも部分的に基づく、送信することと、をさらに行わせる、請求項1に記載のハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
【請求項3】
前記第3のユーザ入力が、前記受信機モードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させるための前記コマンドに対応するジェスチャーを含む、請求項2に記載のハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
【請求項4】
前記BLEモードで動作することを判定することは、前記第1のユーザ入力が、前記BLEモードで動作させるためのコマンドに対応するジェスチャーを含むと判定することを含む、請求項1に記載のハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
【請求項5】
前記コンピュータ実行可能命令は、前記プロセッサによって実行されるときに、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラに、
前記ジェスチャーは、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが以前に接続した複数のBLEデバイスの中で前記BLEデバイスに関連付けられていると判定することと、
前記ジェスチャーに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のBLEデバイスの中で前記BLEデバイスを識別することと、をさらに行わせる、請求項4に記載のハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
【請求項6】
前記BLEデバイスを判定することは、前記BLEデバイスを、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが前記第1のユーザ入力を受信する以前に最後に接続されたBLEデバイスとして識別することを含む、請求項1に記載のハンドヘルドビデオゲームコントローラ。
【請求項7】
方法であって、
ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、第1のユーザ入力を受信することと、
前記第1のユーザ入力に少なくとも部分的に基づいて、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを始動すること、および
Bluetooth低エネルギー(BLE)モードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させることを判定することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラのメモリに記憶されたデータに少なくとも部分的に基づいて、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが以前に接続したBLEデバイスを判定することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラの無線器を介して、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、クライアントアプリケーションを実行する前記BLEデバイスとの無線接続を確立することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、前記BLEデバイスとは異なるホストコンピュータ上で実行するビデオゲームのアスペクトを制御するための第2のユーザ入力を受信することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、前記無線器を介して、コントローラ入力データを前記BLEデバイスに送信することであって、前記コントローラ入力データが、前記第2のユーザ入力に少なくとも部分的に基づく、送信することと、を含む、方法。
【請求項8】
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、受信機モードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させるためのコマンドに対応する第3のユーザ入力を受信することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラの前記メモリに記憶された前記データに少なくとも部分的に基づいて、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラが以前に接続した無線受信機を判定することであって、前記無線受信機が、前記BLEデバイスとは異なる、判定することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、前記無線器を介して前記無線受信機との無線接続を確立することと、
前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラによって、前記ホストコンピュータ上で実行する前記ビデオゲームの追加のアスペクトを制御するための第4のユーザ入力を受信することと、
ゲームコントローラを介する前記ハンドヘルドによって、前記無線を介して、追加のコントローラ入力データを前記無線受信機に送信することであって、前記追加のコントローラ入力データが、前記第4のユーザ入力に少なくとも部分的に基づく、送信することと、をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記BLEモードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させることを前記判定することは、前記第1のユーザ入力が、前記BLEモードで前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラを動作させるためのコマンドに対応するジェスチャーを含むと判定することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記ジェスチャーが、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラの第1のボタンおよび第2のボタンを含む複数のボタンの組み合わせの押下として、前記ハンドヘルドビデオゲームコントローラにより検出されるマルチボタンジェスチャーを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2019年3月29日に出願された「GAME CONTROLLER OPERABLE IN BLUETOOTH LOW ENERGY (BLE) MODE」と題する米国特許出願第16/370,656号に対する優先権を主張するPCT出願であり、これは、その全体が参照により本明細書によって組み込まれる。
続きを表示(約 2,800 文字)【技術分野】
【0002】
[背景技術]
家庭内ビデオゲームストリーミングは、ビデオゲームが家庭環境内の他所の別のコンピュータ(ホストコンピュータ)上で実際に実行している間、1つのコンピュータ(ターゲットデバイス)上でビデオゲームをプレーすることを可能にする。例示的なセットアップとしては、ビデオゲームを実行し、ビデオゲームデータ(例えば、オーディオおよびビデオデータ)を取り込み、ホームネットワーク経由でビデオゲームデータをリビングルームのテレビ(ターゲットデバイス)にストリーミングする、自宅事務所に設置されたパーソナルコンピュータ(PC)(ホストコンピュータ)が挙げられる。このシナリオでは、プレーヤーは、ハンドヘルドビデオゲームコントローラを使用して、ビデオゲームコンテンツがテレビ上に描画されている間に、リビングルームの長いすからビデオゲームをプレーすることができる。リビングルームのテレビが適切な受信機を備えていない場合、ハブデバイスが、PCからビデオゲームデータを受信し、オーディオ/ビデオインターフェース経由でビデオゲームデータをリビングルームのテレビに提供する仲介者としての役目を果たし得る。このハブデバイスはまた、ゲームコントローラからコントローラ入力データを受信し、コントローラ入力データを上り方向にPCに提供することもできる。他のセットアップとしては、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドングルを無線受信機として使用する場合があり、このドングルは、ラップトップなどの、好適なUSBポートを備えたターゲットデバイスにプラグ接続することができる。ドングルは、ゲームコントローラによって提供されたコントローラ入力データを受信し、ホームネットワーク経由でPCからビデオゲームデータをストリーミングするターゲットデバイス上でのゲームプレーを可能にする。これらおよび他のセットアップを使用すると、プレーヤーは、ビデオゲームがその環境内の他のどこかのホストコンピュータ上で実際に実行している間、家中に設置された複数の異なるデバイス上でビデオゲームをプレーすることができる。
【0003】
今日、ゲームが家庭用電子デバイス(例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォン等)にストリーミングされるのを可能にしたいという需要があり、その需要は、消費者間のいたるところに存在する。また、プレーヤーが、単一のビデオゲームセッションの最中であっても、デバイス間で切り替えるのを可能にすることも同時に要求されている。例えば、プレーヤーは、タブレットコンピュータ上でビデオゲームをプレーし始めたい場合があり、その後、リビングルームのテレビ上でそのビデオゲームをプレーすることに切り替えたい場合がある。その間中、ユーザは、これらの様々なターゲットデバイス上でビデオゲームをプレーするために使用可能である好みのビデオゲームコントローラを持ち歩きたい場合がある。
【0004】
セキュリティ上の理由、またはそれ以外の理由のために、オペレーティングシステム(OS)ベンダーは、それらのOSを実行するデバイスに接続することが許可されるいくつかのタイプの周辺装置(例えば、ゲームコントローラ)に制限を課す。Apple社のiOSは、iOS機器に接続するためにMFi認定されているゲームパッドのみを許可しているため、例示的である。これは、iOS機器上でビデオゲームをストリーミングするためには、プレーヤーがMFi認定されていないゲームコントローラを使用することができないことを意味する。代わりに、そのプレーヤーは、iOS機器上でビデオゲームをストリーミングし、ハンドヘルドビデオゲームコントローラを用いてそのゲームをプレーするために、MFi認定されている、多くの場合多少性能の劣るゲームパッドを使用せざるを得ない。Androidなどの他の普及しているOSのデバイスは、特定のゲームコントローラに接続する場合があるが、そのOSは、ゲームコントローラのすべての特徴および機能性をサポートしていない場合がある。例えば、そのOSは、ガイド/メニューボタン入力または戻るボタン入力がゲームコントローラ上で作動されたときに、これらのボタン入力を解釈することができない場合がある。さらに、USBドングルを、側面の厚みの薄いタブレットまたはスマートフォンに差し込むことは、ドングルがある対象物によってぶつけられた場合、そのデバイスまたはそのドングルが損傷を受けやすくなるため、それほど望ましい解決策にはならない。そもそも、ドングルの使用をサポートしていないデバイスがいくつか存在する。加えて、ユーザが、ビデオゲームを異なるターゲットデバイスにストリーミングさせるために、あるデバイスから別のデバイスにドングルを持ち歩く必要があるときに、ドングルを紛失したり、または置き忘れることが多い。
【0005】
これらの考慮事項に照らしてみると、今日の家庭内ビデオゲームストリーミング環境体系は、ほとんどのビデオゲームコントローラを用いて動作するターゲットデバイスの限定されたサブセットに制限され、それ以外の場合では、プレーヤーが、他のターゲットデバイスを用いて、多少性能の劣るゲームコントローラを使用せざるを得ない。本明細書で行われる開示は、これらおよび他の考慮事項に関連して提示される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
添付の各図を参照して、詳細な説明が記載される。各図において、参照番号の左端数字は、参照番号が最初に現れる図を識別する。異なる図における同じ参照番号の使用は、類似または同一の構成要素または特徴を示す。
【0007】
Bluetooth低エネルギー(BLE)モードでゲームコントローラを動作させるときの、ビデオゲームを第1のターゲットデバイスにストリーミングさせる例示的な技術を示す概略図である。
【0008】
受信機モードでゲームコントローラを動作させるときの、ビデオゲームを第2のターゲットデバイスにストリーミングさせる例示的な技術を示す概略図である。
【0009】
ホストコンピュータとして使用可能な例示的なクライアントマシンのコンポーネント、例示的なゲームコントローラのコンポーネント、および例示的なBLEデバイスのコンポーネントを示す略図である。
【0010】
少なくともBLEモードおよび受信機モードを含む異なるモードでゲームコントローラを動作させるために、ゲームコントローラのユーザによって提供され得る例示的なジェスチャーを示す略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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