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公開番号
2024155491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070252
出願日
2023-04-21
発明の名称
プラズマ処理装置及び高周波窓
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H05H
1/46 20060101AFI20241024BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】真空容器の内部を真空排気する真空排気装置への負荷を十分に抑える。
【解決手段】プラズマ処理装置(100)は、真空容器(1)と、真空容器(1)の外部に設けられるアンテナ(2)と、真空容器(1)におけるアンテナ(2)に臨む位置に形成される開口部(1x)を塞ぐスリット板(7)と、スリット板(7)に形成されたスリット(7x)を真空容器(1)の外側から塞ぐ誘電体板(8)と、誘電体板(8)を真空容器(1)の外側から気密に覆うシート部材(21)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部が真空排気される真空容器と、
前記真空容器の外部に設けられ、高周波電流が導入されることにより、前記真空容器の内部にプラズマを発生させるためのアンテナと、
前記真空容器における前記アンテナに臨む位置に形成される開口部を塞ぐスリット板と、
前記スリット板に形成されたスリットを前記真空容器の外側から塞ぐ誘電体板と、
前記誘電体板を前記真空容器の外側から気密に覆うシート部材と、を備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記シート部材の周縁部は、前記スリット板に固定されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
前記周縁部と、前記スリット板と、の間をシールするシール部材をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
前記シート部材は、前記誘電体板に接触するように張られた状態で、前記スリット板に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
前記誘電体板は、1枚の板で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
前記真空容器の外側から、前記シート部材を前記スリット板に固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
前記シート部材の厚みは、50μm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置が備える高周波窓であって、前記スリット板、前記誘電体板及び前記シート部材を備えることを特徴とする高周波窓。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プラズマ処理装置及び高周波窓に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、真空容器におけるアンテナに臨む位置に形成された開口を塞ぐスリット板と、スリット板に形成されたスリットを真空容器の外側から塞ぐ誘電体板と、を備えるプラズマ処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-111595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のプラズマ処理装置では、誘電体板が破損した場合、真空容器の外部から真空容器の内部に気体が入り込むことにより、真空容器の内部の圧力が急激に上昇する。これにより、上記プラズマ処理装置では、真空容器の内部を真空排気する真空排気装置に大きな負荷がかかる点において改善の余地がある。本開示の一態様は、真空容器の内部を真空排気する真空排気装置への負荷を十分に抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るプラズマ処理装置は、内部が真空排気される真空容器と、前記真空容器の外部に設けられ、高周波電流が導入されることにより、前記真空容器の内部にプラズマを発生させるためのアンテナと、前記真空容器における前記アンテナに臨む位置に形成される開口部を塞ぐスリット板と、前記スリット板に形成されたスリットを前記真空容器の外側から塞ぐ誘電体板と、前記誘電体板を前記真空容器の外側から気密に覆うシート部材と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様によれば、真空容器の内部を真空排気する真空排気装置への負荷を十分に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施形態1に係るプラズマ処理装置の構成を示す縦断面図である。
図1に示すプラズマ処理装置の構成を示す横断面図である。
図1に示すプラズマ処理装置が備える高周波窓の周辺構造を示す断面図である。
図3に示す高周波窓をZ軸正方向から見た図である。
図3に示す高周波窓が備える誘電体板が破損した場合を示す断面図である。
本開示の実施形態2に係るプラズマ処理装置が備える高周波窓の周辺構造を示す断面図である。
本開示の実施例1において誘電体板が破損した様子と、真空容器の内部が真空排気されている様子と、を示す写真である。
本開示の実施例2において誘電体板が破損した様子と、真空容器の内部が真空排気されている様子と、を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔実施形態1〕
<プラズマ処理装置100の構成>
図1は、本開示の実施形態1に係るプラズマ処理装置100の構成を示す縦断面図である。図2は、図1に示すプラズマ処理装置100の構成を示す横断面図である。図1及び図2において、複数のスリット7xが並ぶ方向をX軸方向、真空容器1からアンテナ2に向かう方向をZ軸方向、X軸方向及びZ軸方向の両方の方向に直交する方向をY軸方向とする。X軸方向及びZ軸方向は互いに直交する方向である。ここで説明した方向の定義については、他の図においても適用されるものとする。
【0009】
プラズマ処理装置100は、誘導結合型のプラズマPを用いて基板Wに処理を施すものである。基板Wは、例えば、液晶ディスプレイもしくは有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)用の基板、または、フレキシブルディスプレイ用のフレキシブル基板等である。また、基板Wに施す処理は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法もしくはスパッタ法による膜形成、プラズマによるエッチング、アッシングまたは被覆膜除去等である。
【0010】
図1及び図2に示すように、プラズマ処理装置100は、真空容器1と、アンテナ2と、高周波電源3と、整合回路31と、真空排気装置4と、基板ホルダ5と、ヒータ51と、バイアス電源6と、高周波窓9と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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