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公開番号2024155131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069573
出願日2023-04-20
発明の名称情報処理システム
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04L 9/32 20060101AFI20241024BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メモリシステムの暗号機能を外部から試験可能な情報処理システムの提供。
【解決手段】情報処理システムのメモリシステムは、乱数をホストへ送信し、認証キーを用いて乱数を暗号化することにより第1参照データを生成し、第1暗号データが第1参照データと一致する場合に認証処理の結果をホストに送信し、ホストから動作モードの要求を受信し、検証キーを用いて検証データを暗号化または復号することにより、処理データを生成し、処理データをホストに送信する。ホストは、乱数を認証キーを用いて暗号化することにより、第1暗号データを生成し、第1暗号データをメモリシステムへ送信し、認証処理の結果を受信した場合に、第1モードの動作の要求をメモリシステムに送信し、第2メモリから読み出した検証キーおよび検証データをメモリシステムへ送信し、処理データが第2参照データと一致する場合に、暗号器が正常であることを示す正常通知を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メモリシステムと前記メモリシステムに通信可能に接続されたホストとを備え、
前記メモリシステムは、
データを暗号化または復号する暗号器と、
乱数を生成する乱数生成器と、
認証キーを記憶する第1メモリとを備え、
前記ホストは、前記認証キー、暗号キーである検証キー、平文または暗文の検証データ、および、前記検証データを前記検証キーで暗号化または復号した第2参照データを記憶する第2メモリを備え、
前記メモリシステムは、
前記乱数を前記ホストへ送信し、
前記認証キーを用いて前記乱数を暗号化することにより、第1参照データを生成し、
受信した第1暗号データが前記第1参照データと一致する場合に、認証処理の結果を前記ホストに送信し、
前記ホストから動作モードの要求を受信し、
受信した検証キーを用いて受信した検証データを暗号化または復号することにより、処理データを生成し、
生成した前記処理データを前記ホストに送信し、
前記ホストは、
受信した前記乱数を前記認証キーを用いて暗号化することにより、前記第1暗号データを生成し、
生成した前記第1暗号データを前記メモリシステムへ送信し、
前記認証処理の結果を受信した場合に、第1モードの動作の要求を前記メモリシステムに送信し、
前記第2メモリから読み出した前記検証キーおよび前記検証データを前記メモリシステムへ送信し、
受信した前記処理データが前記第2参照データと一致する場合に、前記暗号器が正常であることを示す正常通知を生成する、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記メモリシステムは、前記第1暗号データと前記第1参照データとが一致する場合に、前記ホストの認証処理の結果を認証し、
前記第1暗号データと前記第1参照データとが一致しない場合に、前記ホストの認証処理の結果を認証しない、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ホストは、
受信した前記処理データと前記第2参照データとが一致しない場合に、前記暗号器の暗号化機能が正常でないことを示す異常通知を生成する、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
メモリシステムと前記メモリシステムに通信可能に接続されたホストとを備え、
前記メモリシステムは、
データを暗号化または復号する暗号器と、
乱数を生成する乱数生成器と、
暗号キーである第1検証キーを記憶する第1メモリとを備え、
前記ホストは、前記認証キー、および、平文または暗文の検証データを記憶する第2メモリを備え、
前記メモリシステムは、
前記乱数を前記ホストへ送信し、
前記認証キーを用いて前記乱数を暗号化することにより、第1参照データを生成し、
受信した第1暗号データが前記第1参照データと一致する場合に、認証処理の結果を前記ホストに送信し、
前記ホストから動作モードの要求を受信し、
前記第1検証キーを前記暗号器および前記ホストへ送信し、
受信した前記検証データを前記第1検証キーで暗号化または復号することにより、第1処理データを生成し、
生成した前記第1処理データを前記ホストへ送信し、
前記ホストは、
受信した前記乱数を前記認証キーを用いて暗号化することにより、前記第1暗号データを生成し、
生成した前記第1暗号データを前記メモリシステムへ送信し、
前記認証処理の結果を受信した場合に、第2モードの動作の要求を前記メモリシステムに送信し、
受信した前記第1検証キーで前記検証データを暗号化または復号することにより、第2参照データを生成し、
受信した前記第1処理データが前記第2参照データと一致する場合に、前記暗号器が正常であることを示す正常通知を生成する、
情報処理システム。
【請求項5】
前記メモリシステムは、前記第1暗号データと前記第1参照データとが一致する場合に、前記ホストの認証処理の結果を認証し、
前記第1暗号データと前記第1参照データとが一致しない場合に、前記ホストの認証処理の結果を認証しない、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記ホストは、
受信した前記処理データと前記第2参照データとが一致しない場合に、前記暗号器の暗号化機能が正常でないことを示す異常通知を生成する、
請求項4または請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記メモリシステムは、
暗号キーである第2検証キーを生成し、
前記第2検証キーを前記第1メモリおよび前記暗号器へ送信し、
受信した第2検証データを前記第2検証キーを用いて暗号化または復号することにより、第2処理データを生成し、
前記第2処理データを前記ホストへ送信し、
前記ホストは、
第2検証データを前記メモリシステムへ送信し、
受信した前記第2処理データが前記第2参照データと異なる場合に、前記第1検証キーが前記第2検証キーに更新されたことを示す更新通知を生成する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記ホストは、
受信した前記第2処理データが前記第2参照データと一致する場合に、前記第1検証キーが前記第2検証キーに更新されていないことを示す非更新通知を生成する、
請求項4に記載の情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、情報処理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メモリシステムの暗号機能を外部から試験することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5266713号
特開2011-091315号
米国特許公開第2020/01501775号
特開2016-035637号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
メモリシステムの暗号機能を外部から試験することができる情報処理システムを提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る情報処理システムは、メモリシステムとメモリシステムに通信可能に接続されたホストとを備える。メモリシステムは、データを暗号化または復号する暗号器と、乱数を生成する乱数生成器と、認証キーを記憶する第1メモリとを備える。ホストは、認証キー、暗号キーである検証キー、平文または暗文の検証データ、および、検証データを検証キーで暗号化または復号した第2参照データを記憶する第2メモリを備える。メモリシステムは、乱数をホストへ送信し、認証キーを用いて乱数を暗号化することにより、第1参照データを生成し、受信した第1暗号データが第1参照データと一致する場合に、認証処理の結果をホストに送信し、ホストから動作モードの要求を受信し、受信した検証キーを用いて受信した検証データを暗号化または復号することにより、処理データを生成し、生成した処理データをホストに送信する。ホストは、受信した乱数を認証キーを用いて暗号化することにより、第1暗号データを生成し、生成した第1暗号データをメモリシステムへ送信し、認証処理の結果を受信した場合に、第1モードの動作の要求をメモリシステムに送信し、第2メモリから読み出した検証キーおよび検証データをメモリシステムへ送信し、受信した処理データが第2参照データと一致する場合に、暗号器が正常であることを示す正常通知を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係るホストの認証、暗号器の検証の一例を示すフロー図。
第1実施形態に係る認証処理の一例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る第1モードにおける暗号器の暗号化機能の検証処理例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る第2モードにおける暗号器の暗号化機能の検証処理例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る検証キーの更新処理の一例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る第1モードにおける暗号器の復号機能の検証処理例を示すシーケンス図。
第1実施形態に係る第2モードにおける暗号器の復号機能の検証処理例を示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。明細書と図面において、同一の要素には同一の符号を付す。
【0008】
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。
【0009】
情報処理システム1は、メモリシステム2と、ホスト3とを備えている。メモリシステム2とホスト3は、インタフェース20およびインタフェース30を介して通信可能に接続されている。
【0010】
メモリシステム2は、例えば、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)である。メモリシステム2は、インタフェース20を介して、外部からデータを受信する。また、メモリシステム2は、インタフェース20を介して、外部へデータを送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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