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公開番号
2024152239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066306
出願日
2023-04-14
発明の名称
乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋
出願人
味の素株式会社
,
東レフィルム加工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20241018BHJP(積層体)
要約
【課題】環境を配慮して同系の素材を用いた食品包装用の包装袋として、耐熱性、耐衝撃性、低温ヒートシール性に優れ、従来の包装袋同様に製袋性に優れた乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋を提供する。
【解決手段】基材層とヒートシール層の積層体であり、該基材層は100℃での長手方向および幅方向の弾性率が500MPa以上のポリプロピレンを主成分とする二軸延伸フィルムであって、該ヒートシール層はポリプロピレンを主成分とし、エチレンαオレフィン共重合体を含有し、融点が125℃以上145℃以下であり、赤外吸光光度法による719cm
-1
のピークを973cm
-1
のピークで除した値が0.1以上0.3以下の範囲である無延伸フィルムであって、該ヒートシール層どうし重ねて135℃でヒートシールしたときのシール強度が15N/15mm以上である乾物包装用積層体、およびそれを用いた乾物用包装袋。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層とヒートシール層の積層体であり、該基材層は100℃での長手方向および幅方向の弾性率が500MPa以上のポリプロピレンを主成分とする二軸延伸フィルムであって、該ヒートシール層はポリプロピレンを主成分とし、エチレンαオレフィン共重合体を含有し、融点が125℃以上145℃以下であり、赤外吸光光度法による719cm
-1
のピークを973cm
-1
のピークで除した値が0.1以上0.3以下の範囲である無延伸フィルムであって、該ヒートシール層どうし重ねて135℃でヒートシールしたときのシール強度が15N/15mm以上である乾物包装用積層体。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
上記基材層の厚さが20μm以上30μm以下で、ヒートシール層の厚さが50μm以上70μm以下である、請求項1に記載の乾物包装用積層体。
【請求項3】
長手方向および幅方向の130℃での熱収縮率が5%以下である、請求項1に記載の乾物包装用積層体。
【請求項4】
上記請求項1~3のいずれかに記載の積層体を用いた3方シール包装袋で、包装袋のボトムシール温度140~150℃、縦シール温度130~140℃、トップシール温度130~140℃の温度範囲で、内容物1kgを包装時の製袋速度が40spm以上である乾物用包装袋。
【請求項5】
上記3方シール包装袋に内容物1kgを入れて、1mの高さから落下したときに破袋率が5%以下である、請求項4に記載の乾物用包装袋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品包装用の乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な食品包装用の積層体および包装袋としては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETと称することがある。)、二軸延伸ポリアミドフィルム(以下、ONと称することがある。)などの耐熱性基材と無延伸のポリエチレンフィルム(以下、PEと称することがある。)やポリプロピレン系フィルム(以下、CPPと称することがある。)を貼合わせた、PET/ON/PE又はCPP、PET/PE又はCPP、OPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)/ON/PE又はCPPの積層体を製袋して使用されている。この包装袋の要求特性としては、耐熱性、耐衝撃性、ヒートシール性、製袋加工性等が要求される。
【0003】
近年では、包装の環境対応に関連する法律が施行されており、包装袋において環境を配慮した設計が必須の状況となってきているため、多層ラミネートフィルムの層数削減や、モノマテリアルでリサイクル適性に優れた同系の素材の包装袋の要求が高まっている。
【0004】
そこで、高温での弾性率が高い二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPと称することがある。)/シーラント層のCPPというOPP/CPP構成の同系の素材の積層体の検討も行われており、シーラント層となるCPPへ耐衝撃性、低温ヒートシール性、滑り性への要求がより高く求められている。
【0005】
上記問題を解決するために、特許文献1では、弾性率の高いPP(ポリプロピレン)の片面にヒートシール層を積層したOPPが提案され、特許文献2では、熱収縮率の低いOPPの片面にCPPを積層した積層体が提案されているが、耐衝撃性と低温ヒートシール性の両立が不十分であり、製袋加工性にも劣るものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-7441号公報
特開2023-13959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明の課題は、環境を配慮して同系の素材を用いた食品包装用の包装袋として、耐熱性、耐衝撃性、低温ヒートシール性に優れ、従来の包装袋同様に製袋性に優れた乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、下記の構成を有する積層体およびそれを用いた包装袋によって上記課題を解決するに至った。すなわち、基材層とヒートシール層の積層体であり、該基材層は100℃での長手方向および幅方向の弾性率が500MPa以上のポリプロピレンを主成分とする二軸延伸フィルムであって、該ヒートシール層はポリプロピレンを主成分とし、エチレンαオレフィン共重合体を含有し、融点が125℃以上145℃以下であり、赤外吸光光度法による719cm
-1
のピークを973cm
-1
のピークで除した値が0.1以上0.3以下の範囲である無延伸フィルムであって、該ヒートシール層どうし重ねて135℃でヒートシールしたときのシール強度が15N/15mm以上である乾物包装用積層体、およびそれを用いた乾物用包装袋である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、環境を配慮して同系の素材を用いたモノマテリアルの食品包装用の包装袋として、優れた耐熱性、耐衝撃性を維持して低温ヒートシール性と製袋性に優れ、包装袋の減量化も可能となる乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の乾物包装用積層体およびそれを用いた乾物用包装袋について具体的に説明する。
本発明の積層体は、基材層とヒートシール層の2層構成の積層体であり、該基材層は100℃での長手方向および幅方向の弾性率がともに500MPa以上のポリプロピレンを主成分とする二軸延伸フィルムであって、該ヒートシール層はポリプロピレンを主成分とし、エチレン・α-オレフィン共重合体を含有し、融点が125℃以上145℃以下であり、赤外吸光光度法による719cm
-1
のピークを973cm
-1
のピークで除した値が0.1以上0.3以下の範囲である無延伸フィルムである。
(【0011】以降は省略されています)
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