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公開番号
2024152188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066230
出願日
2023-04-14
発明の名称
配管固定装置
出願人
エヌパット株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
3/10 20060101AFI20241018BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】地震発生時に配管が長手方向に移動することを抑制する。
【解決手段】配管固定装置1は、基台3の支持面30に断熱ブロック4が設置され、断熱ブロック4の内側に配管2を設置して配管2の外周面を断熱ブロック4で包囲し、断熱ブロック4の外周面にU字状の配管固定部材5を接合させた状態で配管固定部材5を基台3に固定することにより配管2を基台3に固定する。この配管固定装置1は、配管2の外径と同径の内径を有する円環状の拘束部14と、拘束部14から外方に延びる係止部11とを有し、係止部11が基台3に接合した状態で、拘束部14が配管2の外周面を拘束した状態に取り付けられることにより、配管2の長手方向の移動を規制する規制部材7を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基台の支持面に断熱ブロックが設置され、前記断熱ブロックの内側に配管を設置して前記配管の外周面を前記断熱ブロックで包囲し、前記断熱ブロックの外周面にU字状の配管固定部材を接合させた状態で前記配管固定部材を前記基台に固定することにより前記配管を前記基台に固定する配管固定装置において、
前記配管の外径と同径の内径を有する円環状の拘束部と、前記拘束部から外方に延びる係止部とを有し、前記拘束部が前記配管の外周面を拘束保持した状態で、前記係止部が前記基台に接合した状態に取り付けられることにより、前記配管の長手方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする配管固定装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
基台の支持面に配管が設置され、前記配管の外周面にU字状の配管固定部材を接合させた状態で前記配管固定部材を前記基台に固定することにより、前記配管を前記基台に固定する配管固定装置において、
前記配管の外径と同径の内径を有する円環状の拘束部と、前記拘束部から外方に延びる係止部とを有し、前記拘束部が前記配管の外周面を拘束保持した状態で、前記係止部が前記基台に接合した状態に取り付けられることにより、前記配管の長手方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする配管固定装置。
【請求項3】
前記規制部材は、前記配管の長手方向において前記基台を挟んで両側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管固定装置。
【請求項4】
前記規制部材は、前記係止部に装着される断熱部材を有し、
前記係止部は、前記断熱部材を前記基台に接合させた状態に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管固定装置。
【請求項5】
前記規制部材は、前記係止部に装着される断熱部材を有し、
前記係止部は、前記断熱部材を前記基台に接合させた状態に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の配管固定装置。
【請求項6】
前記規制部材は、前記拘束部の姿勢変化を抑制する姿勢保持部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管固定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物に設置される各種配管を固定する配管固定装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
建造物には様々な配管が設置される。例えば冷温水を供給する配管には、鋼管などの金属管が使用されることが多い。また、冷温水の供給量に応じて、50A(外径60.5mm)、65A(外径76.3mm)、80A(外径89.1mm)、90A(101.6mm)、100A(外径114.3mm)、200A(外径216.3mm)、300A(外径318.5mm)といった様々な外径寸法の配管が設置される。尚、300Aを超える外形寸法の配管が設置されることもある。
【0003】
この種の配管はU字バンドやU字ボルトを使用して架台やブラケットに固定され、建造物の床面や壁面、天井空間などに設置される。ここで、配管内を冷温水が流れる場合、熱損失を防止する観点から配管の外周面に断熱材(保温材)を巻付けておくことが必要となる。特に配管内を冷却水が流れる場合には、結露水が下方に滴り落ちることを防ぐために断熱材が重要となる。
【0004】
従来、架台やブラケットなどの固定部材に配管を固定する箇所において、配管の断熱性を確保するために、例えば固定部材上に断熱性を有する断熱ブロックを用いることが提案されている(例えば特許文献1)。断熱ブロックは、底部側ブロックと頂部側ブロックとを有し、底部側ブロックと頂部側ブロックとを組み合わせることでブロックの内側に配管を保持するように構成される。例えば、固定部材の上面に底部側ブロックが配置され、その底部側ブロックの上部に形成された半円状切欠部に配管が設置される。頂部側ブロックは、底部側ブロックの半円状切欠部に設置された配管の上半部を覆う状態で底部側ブロックに接合するように配置される。その状態でU字ボルトを使用して断熱ブロックの外周面を固定部材に固定することで、底部側ブロックと頂部側ブロックの内側に保持された配管が固定部材に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-177081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された固定方法では、地震発生時に、配管の長手方向に強い応力が発生した場合、U字ボルトによって固定された配管が長手方向に移動し、配管が破損するという問題がある。例えば、配管が長手方向に移動すると、配管の長手方向延設部に設けられるエルボ部分に応力が集中し、エルボ部分が破損する。また、配管が長手方向に移動すると、配管の外周面を保持している断熱ブロックに大きな衝撃が作用するため、底部側ブロック及び頂部側ブロックが破損してしまい、固定部材が配管を適切に保持できなくなるという問題もある。
【0007】
上記問題は、例えば断熱ブロックが設けられず、U字ボルトが配管の外周面に直接接合するように配置される場合も起こり得る。すなわち、U字ボルトが配管の外周面に直接接合している場合であっても、地震発生時に配管の長手方向に強い応力が発生すると、U字ボルトによって保持される配管が長手方向に移動し、配管が破損する事態が起こり得る。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、地震発生時に、配管が長手方向に移動することを抑制できるようにした配管固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、第1に、本発明は、基台の支持面に断熱ブロックが設置され、前記断熱ブロックの内側に配管を設置して前記配管の外周面を前記断熱ブロックで包囲し、前記断熱ブロックの外周面にU字状の配管固定部材を接合させた状態で前記配管固定部材を前記基台に固定することにより前記配管を前記基台に固定する配管固定装置において、前記配管の外径と同径の内径を有する円環状の拘束部と、前記拘束部から外方に延びる係止部とを有し、前記拘束部が前記配管の外周面を拘束保持した状態で、前記係止部が前記基台に接合した状態に取り付けられることにより、前記配管の長手方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする構成である。
【0010】
第2に、本発明は、基台の支持面に配管が設置され、前記配管の外周面にU字状の配管固定部材を接合させた状態で前記配管固定部材を前記基台に固定することにより、前記配管を前記基台に固定する配管固定装置において、前記配管の外径と同径の内径を有する円環状の拘束部と、前記拘束部から外方に延びる係止部とを有し、前記拘束部が前記配管の外周面を拘束保持した状態で、前記係止部が前記基台に接合した状態に取り付けられることにより、前記配管の長手方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)
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