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公開番号2024151644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065157
出願日2023-04-12
発明の名称車両の下部構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20241018BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】重量が嵩むことなく被保護部材を路面干渉から保護すること。
【解決手段】車室の床面を構成するフロアパネル2と、フロアパネル2の車幅方向外側に位置し車両前後方向に延びる左右一対のサイドシル1と、フロアパネル2の下方に配置されるとともに、路面との接触から保護する必要がある被保護部材6,7と、被保護部材6,7と同じ前後方向領域15において、被保護部材6,7の車幅方向外側における何れか一方の位置のみにおいて被保護部材6,7よりその下端部10aが下方に位置するプロテクタ10と、を設け、プロテクタ10は、前後方向領域15の車幅方向において、被保護部材6,7に対して一方側とは反対側の他方側のサイドシル1Rの下端部1Raとプロテクタ10の下端部10aとを結ぶ仮想直線L上に被保護部材6,7を車両正面視で重複しないように設けた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
車室の床面を構成するフロアパネルと、
前記フロアパネルの車幅方向外側に位置し車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、
前記フロアパネルより下方に配置されるとともに、路面との接触から保護する必要がある被保護部材と、
前記被保護部材と同じ前後方向領域において、前記被保護部材の車幅方向外側における何れか一方の位置のみにおいて前記被保護部材よりその下端部が下方に位置するプロテクタと、を設け、
前記プロテクタは、前記前後方向領域の車幅方向において、前記被保護部材に対して前記一方側とは反対側である他方側の前記サイドシルの下端部と前記プロテクタの下端部とを結ぶ仮想直線上に、前記被保護部材が車両正面視で重複しないように設けられたことを特徴とする
車両の下部構造。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記プロテクタは、前記被保護部材の少なくとも後ろ半分と車両前後方向において重複するように設けられた
請求項1に記載の車両の下部構造。
【請求項3】
前記被保護部材は、車幅方向において前記プロテクタが設けられる側の前記一方の側に位置する第1部材と、前記プロテクタが設けられる側と反対側である前記他方の側に位置する第2部材とで構成された
請求項1に記載の車両の下部構造。
【請求項4】
前記プロテクタの下端部が前記他方側のサイドシルの下端部よりも下方に配置された構成において、前記第2部材の下端部が前記第1部材の下端部より上方に配置された
請求項3に記載の車両の下部構造。
【請求項5】
前記第1部材の下端部が前記プロテクタの下端部より上方に配置された
請求項4に記載の車両の下部構造。
【請求項6】
前記第1部材を前記燃料タンクとし、前記第2部材を前記バッテリとした
請求項5に記載の車両の下部構造。
【請求項7】
前記プロテクタは、車両後方ほど車幅方向内側に位置するように傾斜して設けられた
請求項1に記載の車両の下部構造。
【請求項8】
前記プロテクタは、該プロテクタの下端部に位置する先当て部が底面視で略全長にわたって略直線状に延在する
請求項1に記載の車両の下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、車室の床面を構成するフロアパネルと、フロアパネル下に配置されるとともに、路面との接触から保護する必要がある被保護部材と、被保護部材を路面干渉に対して保護するプロテクタと、を設けた車両の下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリや燃料タンク等の被保護部材を床下に設置する車両の下部構造において、被保護部材の容量確保や床下のレイアウトの関係で被保護部材が従来よりも下方に位置する構造を採用する場合、特許文献1に例示するように、被保護部材を路面干渉から保護するプロテクタを設ける構造が知られている。
【0003】
特許文献1の車両の下部車体構造は、プロテクタが被保護部材としての燃料タンクよりも路面に対して先に当接するように、プロテクタの下端位置が燃料タンクの底部とほぼ同じ高さ、又は底面部よりも下側に設定された構造が開示されている。特許文献1のプロテクタは、燃料タンクの車幅方向両側に設けられることで燃料タンクを路面干渉から保護している。
【0004】
ところで、環境規制強化やCO2排出量削減が求められる昨今、車両重量を極力低減することが有効であり、特許文献1の下部車体構造においても車両重量低減の観点で改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-123584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、重量が嵩むことなく被保護部材を路面干渉から保護することができる車両の下部構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の車両の下部構造は、車室の床面を構成するフロアパネルと、前記フロアパネルの車幅方向外側に位置し車両前後方向に延びる左右一対のサイドシルと、前記フロアパネルより下方に配置されるとともに、路面との接触から保護する必要がある被保護部材と、前記被保護部材と同じ前後方向領域において、前記被保護部材の車幅方向外側における何れか一方の位置のみにおいて前記被保護部材よりその下端部が下方に位置するプロテクタと、を設け、前記プロテクタは、前記前後方向領域の車幅方向において、前記被保護部材に対して前記一方側とは反対側である他方側の前記サイドシルの下端部と前記プロテクタの下端部とを結ぶ仮想直線上に、前記被保護部材が車両正面視で重複しないように設けられたことを特徴とする。
【0008】
前記構成によれば、前記仮想直線は、例えば後退する車両における両サイドの後輪のうち前記一方の後輪のみが段差を降りた際の路面状態を表しており、該仮想直線上に前記被保護部材が配置されないことから、前記被保護部材に対して両サイドにプロテクタを設けなくても路面と前記被保護部材との干渉を抑制することができる。
従って、重量が嵩むことなく前記被保護部材を路面干渉から保護することができる。
【0009】
この発明の態様として、前記プロテクタは、前記被保護部材の少なくとも後ろ半分と車両前後方向において重複するように設けられることが好ましい。
【0010】
前記構成によれば、車両後退時に両サイドの後輪のうち前記一方の後輪のみが段差を降りた状態において前記被保護部材との路面干渉が問題となり易い前記被保護部材の中でも後ろ半分を前記プロテクタによって保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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