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公開番号2024150243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063562
出願日2023-04-10
発明の名称樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ
出願人三菱ケミカルインフラテック株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 33/00 20060101AFI20241016BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】樹脂管の差し込みに要する挿入力が過度に大きくなることがなく、また止水性能が十分に優れたものとなる樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せを提供する。
【解決手段】筒状の配管接続部を有した配管用継手と、該配管接続部に外嵌される樹脂管と、該配管接続部に外嵌された樹脂管を締め付けるバンドとの組み合せであって、該配管接続部の外周面には周回する突部が所定間隔をおいて設けられている樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せにおいて、該配管接続部の最大外径Dと樹脂管の内径dとの比D/dが1.03~1.10であり、前記突部のピッチpと樹脂管の内径dとの比p/dが0.5以下であり、バンドの幅Wとピッチpとの比W/pが3.0~5.0であることを特徴とする樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
筒状の配管接続部を有した配管用継手と、該配管接続部に外嵌される樹脂管と、該配管接続部に外嵌された樹脂管を締め付けるバンドとの組み合せであって、
該配管接続部の外周面には周回する突部が所定間隔をおいて設けられている樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せにおいて、
該配管接続部の最大外径Dと樹脂管の内径dとの比D/dが1.03~1.10であり、
前記突部のピッチpと樹脂管の内径dとの比p/dが0.5以下であり、
バンドの幅Wとピッチpとの比W/pが3.0~5.0であることを特徴とする樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記配管接続部の最大外径Dと樹脂管の内径dとの比D/dが1.08~1.10である請求項1の樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。
【請求項3】
前記配管接続部の長さが前記内径dの1.0~4.0倍である請求項1の樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。
【請求項4】
前記バンドの自由内径が前記樹脂管の外径よりも小さい請求項1の樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。
【請求項5】
前記樹脂管を前記配管接続部に外嵌させるときの最大挿入力が800N以下である請求項1~4のいずれかの樹脂管と配管用継手とバンドとの組み合せ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管用継手と、該配管用継手に接続される樹脂管(中間層に金属を積層した金属複合樹脂管であってもよい。)と、該樹脂管を締め付けるバンドとの組み合せに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
合成樹脂よりなる合成樹脂管や、適宜の補強層を備えた補強層付き樹脂管(例えば中間層をアルミニウム合金層としその両側にポリエチレン層を積層した金属複合樹脂管)は、給水給湯配管やファンコイルユニットと冷温水管の接続などに広く用いられている。
【0003】
樹脂管の接続に用いられる配管用継手として、筒状の配管接続部に樹脂管が外嵌され、樹脂管がバンドで締め付けられるようにしたものがある。
【0004】
図4,5に従来の配管用継手とバンドの一例を示す(特許文献1)。図4は特許文献1の実施の形態に係る配管用継手10に樹脂管30を接続した状態を示す断面図、図5はバンドの斜視図である。
【0005】
この配管用継手10は、内孔14を有した略々筒状であり、その一端側が配管接続部11となっており、他端側が機器等への接続部12となっており、両者の間が六角部13となっている。この機器等への接続部12の外周面には、雄ねじが設けられているが、クイックファスナ等の留付具の係止溝(図示略)が設けられることもある。
【0006】
配管接続部11の先端側の外周面にはOリング19の装着溝が設けられ、基端側の外周面には、樹脂管30を係止するための突部16が設けられている。この従来例では、Oリング19が設けられているが、省略されることもある。
【0007】
突部16は、配管接続部11の外周を周回する凸条よりなる。この突部16は、配管接続部11の先端側に向って縮径するテーパ状である。この従来例では、突部16は、配管用継手10の軸心線方向の断面が直角三角形状であり、配管接続部11の外周面のうち突部16同士の間は円筒形となっているが、後述の図1~3のようにタケノコ状のテーパ面のみにて、配管接続部の外周面を構成することもある。
【0008】
樹脂管30は、例えばアルミ三層管であり、樹脂内層と、中間のアルミ層と、樹脂外層とを有しているが、これに限定されず、アルミ層が省略されることもある。樹脂としては架橋ポリエチレン、耐熱ポリエチレン、ポリブテンなどが好適である。
【0009】
なお、配管用継手10は通常、真鍮などの銅合金製とされる。
【0010】
樹脂管30を配管用継手10に接続するには、樹脂管30を配管接続部11に樹脂管30を差し込んで外嵌させる。なお、通常、この差し込みに際しては、スムーサ(商品名)と称される樹脂管差込用工具を用いて行われる。樹脂管30の先端が六角部13に突き当るまで樹脂管30を差し込んだ後、バンド40を樹脂管30の外周に装着し、樹脂管30を締め付けてその内周面に突部16を食い込ませる。なお、バンド40は予め樹脂管30に外嵌の先端から所要距離(配管接続部11の長さ)以上離隔した箇所に外嵌させておき、樹脂管30を差し込んだ後、配管接続部11の基端側まで移動させる。
(【0011】以降は省略されています)

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