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公開番号
2024150185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2023063468
出願日
2023-04-10
発明の名称
摘便・浣腸練習モデル
出願人
株式会社高研
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09B
23/34 20060101AFI20241016BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】従来の摘便・浣腸練習モデルにおいて、1)使用前の準備や使用後の洗浄の煩雑性の解消、2)模擬肛門に指を挿入したときのリアルな感触、3)臀部(殿部)のたるみの再現、及び4)摘便・浣腸練習モデルが訓練時に自立できる構造の要望を見出した。
【解決手段】一体化模擬肛門・直腸部を有する及び/又は背面に窪みがあり正面から背面に貫通した穴を有する模擬臀部先端部、及び/又は、レーンを収納する模擬大腿が、上記課題のいずれか1以上を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の構成を有する、摘便及び/又は浣腸練習モデル:
1)模擬本体、ここで、該模擬本体は、模擬太腿、模擬臀部本体、模擬腹部及び模擬腹壁を含み;
2)模擬臀部先端部、ここで、該模擬臀部先端部は、模擬肛門及び該肛門に連通している模擬直腸部を含む一体化模擬肛門・直腸部を含み:及び
3)該模擬本体は、該模擬臀部本体の正面から該模擬腹部の内腔まで貫通している該一体化模擬肛門・直腸部を収納する直腸収納部を有する、
モデル。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記模擬臀部先端部は、背面に窪みを有する、請求項1に記載のモデル。
【請求項3】
前記一体化模擬肛門・直腸部の内腔表面の材質がスチレン系エラストマー又はウレタン系エラストマーである、請求項1又は2に記載のモデル。
【請求項4】
さらに、スタンドを有し、ここで、該スタンドはレーンを有し、及び
前記模擬太腿は、模擬左太腿及び模擬右太腿を含み、該模擬左太腿及び/又は該模擬右太腿は、該レーンを収納する溝を有する、
請求項1又は2に記載のモデル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、模擬臀部先端部が模擬臀部本体から分離可能であり並びに一体化模擬肛門・直腸部を有する摘便・浣腸練習モデルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
(摘便・浣腸)
老人や入院患者は、便を自ら排出することが困難な場合がある。このような場合には、浣腸を使用する。しかし、便秘で便が硬く詰まっている場合等は、看護師等によって、手指で便を摘出する摘便が必要になる。
摘便の一般的な方法は、看護師等が患者の腹部を揉みながら、手袋等をした利き手の人差し指に潤滑剤を付けた後、ゆっくりと肛門に人差し指を入れ、直腸に沿ってゆっくりと指を回して便を直腸壁から剥し、便を少しずつ指でかき出す。
摘便は、患者は苦痛や不快感を伴うこともあるため、正しい知識と手技を身につけることが必要である。そのため、看護師等は摘便・浣腸練習モデルで摘便・浣腸の練習が必要になる。
【0003】
摘便・浣腸練習モデルは市販されている。しかし、本発明の構成の摘便・浣腸練習モデルは開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-191197
【非特許文献】
【0005】
https://www.koken-educational-medical-models.com/products/830
https://www.sakamoto-model.co.jp/excretion/m169/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の摘便・浣腸練習モデルにおいて、1)使用前の準備や使用後の洗浄の煩雑性の解消、2)模擬肛門に指を挿入したときのリアルな感触、3)臀部(殿部)のたるみの再現、及び4)摘便・浣腸練習モデルが訓練時に自立できる構造の要望を新規に見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、一体化模擬肛門・直腸部を有する及び/又は背面に窪みがある模擬臀部先端部、及び/又は、レーンを収納する模擬大腿が、上記課題のいずれか1以上を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の通りである。
1.以下の構成を有する、摘便及び/又は浣腸練習モデル:
1)模擬本体(1)、ここで、該模擬本体(1)は、模擬太腿(2)、模擬臀部本体(3)、模擬腹部(4)及び模擬腹壁(10)を含み;
2)模擬臀部先端部(5)、ここで、該模擬臀部先端部(5)は、模擬肛門及び該肛門に連通している模擬直腸部を含む一体化模擬肛門・直腸部(9)を含み:及び
3)該模擬本体(1)は、該模擬臀部本体(3)の正面から該模擬腹部の内腔(16)まで貫通している一体化模擬肛門・直腸部(9)を収納する直腸収納部(15)を有する、
モデル。
2.前記模擬臀部先端部(5)は、背面に窪み(6)を有する、前項1に記載のモデル。
3.前記一体化模擬肛門・直腸部(9)の内腔表面の材質がスチレン系エラストマー又はウレタン系エラストマーである、前項1又は2に記載のモデル。
4.さらに、スタンド(11)を有し、ここで、該スタンド(11)はレーン(12)を有し、及び
前記模擬太腿(2)は、模擬左太腿及び模擬右太腿を含み、該模擬左太腿及び/又は該模擬右太腿は、該レーン(12)を収納する溝(13)を有する、
前項1又は2に記載のモデル。
【発明の概要】
本発明の効果
【0009】
本発明の摘便・浣腸練習モデルは、従来の摘便・浣腸練習モデルと比較して、1)使用前の準備や使用後の洗浄の煩雑性の解消、2)模擬肛門に指を挿入したときのリアルな感触、3)臀部のたるみの再現、及び/又は、4)摘便・浣腸練習モデルが訓練時に自立できる構造を実現している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(A)模擬本体(1)の正面図。(B)模擬本体(1)の背面図。
(A)本発明の模擬腹部(4)。(B)従来品の摘便・浣腸練習モデルの模擬腹部。
(A)模擬臀部先端部(5)の正面図。(B)模擬臀部先端部(5)の背面図。
(A)一体化模擬肛門・直腸部(9)が模擬臀部本体(3)に挿入(収納)されていない状態。(B)一体化模擬肛門・直腸部(9)が模擬臀部本体(3)に挿入(収納)された状態。
摘便・浣腸練習モデルの模擬臀部のたるみを示す図(左:従来品、右:本発明)
(A)スタンド(11)。(B)本発明の摘便・浣腸練習モデルがスタンド(11)により自立している図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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