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公開番号2024146923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024057678
出願日2024-03-29
発明の名称樹脂組成物
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 71/08 20060101AFI20241004BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】PAEK樹脂はその種類によっては耐熱性が不十分な場合があり、材料として使用するに際して耐熱性において問題が生じない材料を提供する。
【解決手段】所定の芳香族ポリエーテルケトン樹脂と、少なくとも一種の極性エンジニアリングプラスチックを含んでなる、樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含む芳香族ポリエーテルケトン樹脂と、少なくとも一種の極性エンジニアリングプラスチックを含んでなる、樹脂組成物。
TIFF
2024146923000024.tif
20
85
(式(1)において、構造Aは、下記一般式(2)、式(3)及び式(4)からなる群より選ばれるいずれか1つであり、構造Bは、置換していてもよい二価の芳香族炭化水素環である)
TIFF
2024146923000025.tif
18
130
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
構造Aが、前記一般式(2)である、請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記極性エンジニアリングプラスチックが、その骨格中に複素原子を含む官能基を有する、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記極性エンジニアリングプラスチックが、主鎖中にスルホニル基、スルフィニル基、エーテル基、チオエーテル基、イミド基、アミド基、エステル基、カーボネート基、イミダゾール環からなる群から選択される官能基を1つまたは複数有する、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記極性エンジニアリングプラスチックが、実質的に非晶性である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記極性エンジニアリングプラスチックがポリフェニルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミドからなる群から選択される、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記一般式(1)で表される繰り返し単位を含む芳香族ポリエーテルケトン樹脂のガラス転移温度をTg1、樹脂組成物のガラス転移温度をTg2としたとき、Tg2-Tg1≧5(℃)である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
前記一般式(1)で表される繰り返し単位を含む芳香族ポリエーテルケトン樹脂のガラス転移温度の計算値をTg3、樹脂組成物のガラス転移温度をTg2としたとき、Tg2-Tg3≧1(℃)である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
芳香族ポリエーテルケトン樹脂(以下「PAEK樹脂」)は、耐熱性、耐薬品性、強靭性や寸法安定性等の機械的物性等に優れる、いわゆるスーパーエンジニアリングプラスチックス(以下「スーパーエンプラ」)として、電気電子関連部品、自動車部品、医療用部品、繊維、フィルム用途等に幅広く利用されている。
【0003】
たとえばPAEK樹脂の一つである、芳香族ポリエーテルエーテルケトン樹脂(以下「PEEK樹脂」)は、樹脂の繰り返し構造にエーテル部位を二つとケトン部位を一つ有し、それらの高次的規則性に起因する部分結晶性樹脂として高い機械的物性等を示すことが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭54-90296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PEEK樹脂はTgが155℃程度であり、耐熱性が要求される用途に用いる場合、Tgをより高く調整することが要望される。材料の耐熱性を向上させる方法として、よりTgが高い材料とのブレンドが有りうる。
樹脂組成物の実用耐熱性は、該組成物が複数のTgを有する場合は、最も低いTgに支配されることが多い。しかし、PEEK樹脂にTgが高い他の樹脂をブレンドした場合、均一混合物が得られず、得られた樹脂組成物がPEEKに由来するTgを依然として有し耐熱性向上効果が不十分であった。
【0006】
すなわち、本発明の目的は、上記従来の課題を解決し、芳香族ポリエーテルケトン樹脂の耐熱性を向上させ、耐熱性が向上した樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、耐熱性が十分ではない所定のPAEK樹脂と所定の他の樹脂とのブレンド組成物とすることで、耐熱性が向上した樹脂組成物が得られることを見出し、以下の発明を完成させた。
【0008】
即ち、本発明の要旨は下記[1]~[8]に存する。
[1] 下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含む芳香族ポリエーテルケトン樹脂と、少なくとも一種の極性エンジニアリングプラスチックを含んでなる、樹脂組成物。
【0009】
TIFF
2024146923000001.tif
28
111
(式(1)において、構造Aは、下記一般式(2)、式(3)及び式(4)からなる群より選ばれるいずれか1つであり、構造Bは、置換していてもよい二価の芳香族炭化水素環である)
【0010】
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2024146923000002.tif
22
131
(【0011】以降は省略されています)

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