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公開番号
2024129807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2024032272
出願日
2024-03-04
発明の名称
塩素化ポリマー及びその製造法
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08C
19/14 20060101AFI20240919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 溶解性改良により、作業性、加工性等に優れる塗料・コーティング・接着剤を
得ることができる塩素化ポリマーとその製造方法を提供する。
【解決手段】 塩素含量60.0~75.0重量%であり、1,1,1,2-テトラクロ
ロエタン及び1,1,2,2-テトラクロロエタンの少なくとも一方を0.01~1.0
重量%含有することを特徴とする塩素化ポリマー。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塩素含量が60.0~75.0重量%であり、1,1,1,2-テトラクロロエタン及び
/または1,1,2,2-テトラクロロエタンを0.01%以上含有する、塩素化ポリマ
ー。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
1,1,1,2-テトラクロロエタン及び/または1,1,2,2-テトラクロロエタン
含量が0.01~1.0重量%である、請求項1に記載の塩素化ポリマー。
【請求項3】
トルエンに溶解させたときの不溶解分が0.5重量%以下である、請求項1又は請求項2
に記載の塩素化ポリマー。
【請求項4】
ポリマーを溶剤に溶解させた状態で、塩素化剤と反応させる、請求項1に記載の塩素化ポ
リマーの製造方法。
【請求項5】
ポリマーが天然ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン及びポリエチレンからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種である、請求項4に記載の塩素化ポリマーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は接着剤や塗料、コーティング等に用いられる塩素化ポリマー及びその製造法に
関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
塩素化ポリマーは、耐候性、耐油性、耐薬品性、耐熱性、難燃性、などに優れるポリマ
ーであり、塗料やコーティング、接着剤用途などに幅広く用いられている。これらの用途
で用いる際の多くはトルエン、キシレン、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン等の溶剤
に溶解して溶液として使用されることが多い。この際、不溶解成分の有無或いは量によっ
て加工性や作業性、或いは品質等に影響することが懸念されている。一方で、塩素化ポリ
マーは溶液中で作製される溶液法と水中で作製される水性懸濁法があるが、塩素化の均一
性や物性、品質の面で溶液法が優れる。しかしながら、溶液法で製造される塩素化ポリマ
ーにおいても、溶液作製時の不溶解成分が課題となっていた(例えば、特許文献1、2参
照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平05―202101号公報
特開2022―26574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は溶解性に優れる塩素化ポリマーであり、作業性や品質安定性に優れる塗料やコーティング、接着剤等を作製可能な塩素化ポリマーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成するに至ったもの
である。すなわち本発明は、以下の[1]~[5]に係るものである。
[1]塩素含量が60.0~75.0重量%であり、1,1,1,2-テトラクロロエタ
ン及び/または1,1,2,2-テトラクロロエタンを0.01%以上含有する、塩素化
ポリマー。
[2]1,1,1,2-テトラクロロエタン及び/または1,1,2,2-テトラクロロ
エタン含量が0.01~1.0重量%である、[1]に記載の塩素化ポリマー。
[3]トルエンに溶解させたときの不溶解分が0.5重量%以下である、[1]又は[2
]に記載の塩素化ポリマー。
[4]ポリマーを溶剤に溶解させた状態で、塩素化剤と反応させる、[1]~[3]のい
ずれかに記載の塩素化ポリマーの製造方法。
[5]ポリマーが天然ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン及びポリエチレンからな
る群より選ばれる少なくとも1種である、[4]に記載の塩素化ポリマーの製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩素化ポリマーは溶解時の不溶解成分が少ないことにより、加工性、作業性に
優れる塗料及びコーティング、接着剤の製造が可能になる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】
本発明の一態様である塩素化ポリマーは様々な原料ポリマーを塩素化して得られるポリ
マーである。原料ポリマーとしては例えば、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン
、ポリクロロプレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)等があげられ、これらを単独或いは複数混合して用いることができる。塗料、コーティング或いは接着剤用途としての性能や加工性、生産性を考えると、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリエチレンが好ましい。
【0009】
原料ポリマーの塩素化方法としては水性懸濁法と溶液法があるが、得られる塩素化ポリ
マーの塩素付加の均一性、溶解特性、不溶解成分量、品質安定性の面から溶液法が好まし
い。
【0010】
溶液法は原料ポリマーを溶剤に溶解させた状態で、適当な温度、圧力条件のもと塩素化
剤を加えることで塩素化する方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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