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公開番号2024118521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023024838
出願日2023-02-21
発明の名称ホイールキャップ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類C08L 69/00 20060101AFI20240826BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】塗装品と同等の黒色度を有しつつ、表面平滑度が向上したホイールキャップを提供すること。
【解決手段】本開示に係るホイールキャップは、樹脂(a)と黒色着色剤(b)を含有する樹脂組成物の成型品であって、樹脂(a)はポリカーボネート樹脂であり、下記式(1)で代表されるジヒドロキシ化合物由来の構成単位(i)と、他の構成単位(ii)とを含み、構成単位(i)の割合が全構成単位に対し20モル%以上であり、黒色着色剤(b)は、カーボンブラック及び/又は染料であり、樹脂(a)100重量部に対し0.001~5重量部含み、樹脂組成物を金型温度85~105℃で射出成形してなる。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024118521000007.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">29</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">70</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂(a)と黒色着色剤(b)を含有する樹脂組成物の成型品であって、
前記樹脂(a)はポリカーボネート樹脂であり、下記式(1)で代表されるジヒドロキシ化合物由来の構成単位(i)と、他の構成単位(ii)とを含み、前記構成単位(i)の割合が全構成単位に対し20モル%以上であり、
前記黒色着色剤(b)は、カーボンブラック及び/又は染料であり、前記樹脂(a)100重量部に対し0.001~5重量部含み、
前記樹脂組成物を金型温度85~105℃で射出成形してなる、
ホイールキャップ。
TIFF
2024118521000006.tif
29
70

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はホイールキャップに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、(A)イソソルビドと(B)シクロヘキサンジメタノールを含み、(A)と(B)のモル比が60/40~64/36であり、金型温度が60℃で成形された熱可塑性樹脂組成物からなる自動車内外装部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-095789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、次の問題点を見出した。自動車のホイールキャップの製造時には、表面平滑度が所望の性能を有する必要がある。しかし、従来技術の組成および製造方法を用いた場合、自動車外装部品であるホイールキャップが必要とする耐擦傷性、耐衝撃性、耐候性、着色性、表面平滑度を満たすことは困難であるという問題がある。
【0005】
本開示は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、塗装品と同等の黒色度を有しつつ、表面平滑度が向上したホイールキャップを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るホイールキャップは、
樹脂(a)と黒色着色剤(b)を含有する樹脂組成物の成型品であって、
前記樹脂(a)はポリカーボネート樹脂であり、下記式(1)で代表されるジヒドロキシ化合物由来の構成単位(i)と、他の構成単位(ii)とを含み、前記構成単位(i)の割合が全構成単位に対し20モル%以上であり、
前記黒色着色剤(b)は、カーボンブラック及び/又は染料であり、前記樹脂(a)100重量部に対し0.001~5重量部含み、
前記樹脂組成物を金型温度85~105℃で射出成形してなる。
TIFF
2024118521000001.tif
29
70
【0007】
本開示に係るホイールキャップでは、樹脂組成物は黒色着色剤(b)を含み、黒色着色剤(b)は、カーボンブラック及び/又は染料であり、樹脂(a)100重量部に対し0.001~5重量部含み、樹脂組成物を金型温度85~105℃で射出成形してなる。よって、塗装品と同等の黒色度を有しつつ、表面平滑度が向上したホイールキャップを提供できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、塗装品と同等の黒色度を有しつつ、表面平滑度が向上したホイールキャップを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施の形態>
本実施の形態に係るホイールキャップは、特定の成分を所定量含有する樹脂組成物からなる自動車用外装部品である。当該樹脂組成物は熱可塑性樹脂組成物であり、特定の樹脂(a)と黒色着色剤(b)とを所定量ずつ含有する。
【0010】
[樹脂(a)]
樹脂(a)はポリカーボネート樹脂であり、特に下記式(1)で代表されるジヒドロキシ化合物由来の構成単位(i)と、他の構成単位(ii)とを含む。
TIFF
2024118521000002.tif
25
62
(【0011】以降は省略されています)

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