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公開番号2024146483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059408
出願日2023-03-31
発明の名称プログラムおよびシステム
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B32B 37/10 20060101AFI20241004BHJP(積層体)
要約【課題】所望の圧着条件での対象物の圧着に用いることができる緩衝材に関する情報を、より簡便に提供できるようにする。
【解決手段】プログラム(221)は、圧着条件情報を取得する圧着条件取得処理(B1)と、第1の記憶部に、取得した圧着条件情報に対して所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されているかを判定する判定処理(B2)と、所定の条件を満たす圧着条件が記憶されていると判定したとき当該圧着条件情報と当該圧着条件情報に関連付けられている前記第1の緩衝材情報とに基づいて第2の緩衝材情報を取得する第2の緩衝材情報取得処理(B3)と、取得した前記第2の緩衝材情報を出力する出力処理(B7)と、をコンピュータに実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
対象物に対して緩衝材を介して圧着するときの圧着条件を示す圧着条件情報を取得する圧着条件取得処理と、
圧着条件を示す圧着条件情報と当該圧着条件に基づく圧着の実行に用いた緩衝材を示す第1の緩衝材情報とが関連付けられて記憶されている第1の記憶部に、前記圧着条件取得処理にて取得した圧着条件情報に対して所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されているかを判定する、判定処理と、
前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されていると判定したとき、前記所定の条件を満たす圧着条件情報と当該圧着条件情報に関連付けられている前記第1の緩衝材情報とに基づいて、第2の緩衝材情報を取得する、第2の緩衝材情報取得処理と、
前記第2の緩衝材情報取得処理によって取得した前記第2の緩衝材情報を出力する出力処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件が記憶されていないと判定したとき、緩衝材を示す第3の緩衝材情報が複数記憶された第2の記憶部から、所定の規則に基づいて、少なくとも一部の第3の緩衝材情報を取得する、第3の緩衝材情報取得処理を、さらに含み、
前記出力処理では、当該第3の緩衝材情報を出力する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第3の緩衝材情報取得処理において取得した前記第3の緩衝材情報と、前記圧着条件取得処理において取得した前記圧着条件情報と、に基づいて、圧着のシミュレーションを行う、シミュレーション処理と、
前記シミュレーション処理におけるシミュレーション結果が、所定の条件を満たしているか否かを判定する、シミュレーション結果判定処理と、をさらに含み、
前記シミュレーション結果判定処理において、前記所定の条件を満たしていると判定したとき、前記出力処理では、当該シミュレーションに対応する、前記第3の緩衝材情報を出力し、
前記シミュレーション結果判定処理において、前記所定の条件を満たしていないと判定したとき、第3の緩衝材情報取得処理において、前回までに取得したものとは異なる前記第3の緩衝材情報を取得して、当該第3の緩衝材情報に基づく前記シミュレーション処理を、前記シミュレーション結果判定処理において前記所定の条件を満たすと判定するまで繰り返す、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第3の緩衝材情報取得処理において取得した前記第3の緩衝材情報と、前記圧着条件取得処理において取得した前記圧着条件情報と、に基づいて、圧着のシミュレーションを行う、シミュレーション処理をさらに含み、
前記出力処理では、当該第3の緩衝材情報と、前記シミュレーション処理におけるシミュレーション結果を示すシミュレーション結果情報とを出力する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1の記憶部は、前記圧着条件情報に対応する圧着条件と、前記第1の緩衝材情報に対応する緩衝材とに基づいて、前記対象物を圧着したときの圧着結果を示す圧着結果情報を、当該圧着条件情報と、当該第1の緩衝材情報とに関連付けて記憶しており、
前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件が記憶されていると判定したとき、前記出力処理では、前記第2の緩衝材情報取得処理において取得した第2の緩衝材情報に対応する前記第1の緩衝材情報に関連付けられていた当該圧着結果情報を出力する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
対象物の圧着条件を示す圧着条件情報を取得する圧着条件取得処理部と、
圧着条件を示す圧着条件情報と当該圧着条件に基づく圧着の実行に用いた緩衝材を示す第1の緩衝材情報とが関連付けられて記憶されている第1の記憶部に、前記圧着条件取得処理部にて取得した圧着条件情報に対応する圧着条件と所定の条件を満たす圧着条件が記憶されているかを判定する、判定処理部と、
前記判定処理部において、前記所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されていると判定したとき、前記所定の条件を満たす圧着条件情報と当該圧着条件情報に関連付けられている前記第1の緩衝材情報とに基づいて、第2の緩衝材情報を取得する、第2の緩衝材情報取得処理部と、
前記第2の緩衝材情報取得処理部によって取得した前記第2の緩衝材情報を出力する出力処理部と、を備えるシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムおよびシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されているように、材料を圧着することにより製品部材を製造することが従来行われている。その際、プレス機と、圧着しようとする材料(以下、対象物)との間にシリコーン樹脂でシート状に形成された緩衝材を介在させることがある。緩衝材を介在させることで、対象物へかかる圧力の態様(強度、分布等)が、所望の態様となるよう調節することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-066151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、対象物には様々な種類がある。また、対象物の種類によって、当該対象物を圧着する際の圧着条件、並びに使用する緩衝材の層構造、および各緩衝材の構成、物性、層厚さ等が異なる。従来は、対象物を圧着しようとする度に、過去に行った対象物の圧着で得られた、圧着に関する実績データの中から、圧着しようとする対象物に適した緩衝材を探索していた。しかし、実績データは膨大である。また、従来の実績データの探索においては対象物や緩衝材の物性を示す物性情報も必要であった。このため、探索作業には大変な手間がかかっていた。
【0005】
本発明の一態様は、所望の圧着条件での対象物の圧着に用いることができる緩衝材に関する情報を、より簡便に提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係るプログラムは、対象物に対して緩衝材を介して圧着するときの圧着条件を示す圧着条件情報を取得する圧着条件取得処理と、圧着条件を示す圧着条件情報と当該圧着条件に基づく圧着の実行に用いた緩衝材を示す第1の緩衝材情報とが関連付けられて記憶されている第1の記憶部に、前記圧着条件取得処理にて取得した圧着条件情報に対して所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されているかを判定する、判定処理と、前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件情報が記憶されていると判定したとき、前記所定の条件を満たす圧着条件情報と当該圧着条件情報に関連付けられている前記第1の緩衝材情報とに基づいて、第2の緩衝材情報を取得する、第2の緩衝材情報取得処理と、前記第2の緩衝材情報取得処理によって取得した前記第2の緩衝材情報を出力する出力処理と、をコンピュータに実行させる構成である。
【0007】
本発明の態様2に係るプログラムは、上記の態様1において、前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件が記憶されていないと判定したとき、緩衝材を示す第3の緩衝材情報が複数記憶された第2の記憶部から、所定の規則に基づいて、少なくとも一部の第3の緩衝材情報を取得する、第3の緩衝材情報取得処理を、さらに含み、前記出力処理では、当該第3の緩衝材情報を出力する構成としてもよい。
【0008】
本発明の態様3に係るプログラムは、上記の態様2において、前記第3の緩衝材情報取得処理において取得した前記第3の緩衝材情報と、前記圧着条件取得処理において取得した前記圧着条件情報と、に基づいて、圧着のシミュレーションを行う、シミュレーション処理と、前記シミュレーション処理におけるシミュレーション結果が、所定の条件を満たしているか否かを判定する、シミュレーション結果判定処理と、をさらに含み、前記シミュレーション結果判定処理において、前記所定の条件を満たしていると判定したとき、前記出力処理では、当該シミュレーションに対応する、前記第3の緩衝材情報を出力し、前記シミュレーション結果判定処理において、前記所定の条件を満たしていないと判定したとき、第3の緩衝材情報取得処理において、前回までに取得したものとは異なる前記第3の緩衝材情報を取得して、当該第3の緩衝材情報に基づく前記シミュレーション処理を、前記シミュレーション結果判定処理において前記所定の条件を満たすと判定するまで繰り返す構成としてもよい。
【0009】
本発明の態様4に係るプログラムは、上記の態様2において、前記第3の緩衝材情報取得処理において取得した前記第3の緩衝材情報と、前記圧着条件取得処理において取得した前記圧着条件情報と、に基づいて、圧着のシミュレーションを行う、シミュレーション処理をさらに含み、前記出力処理では、当該第3の緩衝材情報と、前記シミュレーション処理におけるシミュレーション結果を示すシミュレーション結果情報とを出力する構成としてもよい。
【0010】
本発明の態様5に係るプログラムは、上記の態様1~4のいずれかにおいて、前記第1の記憶部は、前記圧着条件情報に対応する圧着条件と、前記第1の緩衝材情報に対応する緩衝材とに基づいて、前記対象物を圧着したときの圧着結果を示す圧着結果情報を、当該圧着条件情報と、当該第1の緩衝材情報とに関連付けて記憶しており、前記判定処理において、前記所定の条件を満たす圧着条件が記憶されていると判定したとき、前記出力処理では、前記第2の緩衝材情報取得処理において取得した第2の緩衝材情報に対応する前記第1の緩衝材情報に関連付けられていた当該圧着結果情報を出力する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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