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公開番号2024145905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058491
出願日2023-03-31
発明の名称流体機械及び冷却装置
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所,個人
主分類F16K 15/06 20060101AFI20241004BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】逆止弁よりも下流側の流路の内圧が上昇した場合でも、流路あるいは逆止弁の破損を防止する装置の提供。
【解決手段】逆止弁部6は、第一方向に沿って移動可能であって、一方端を閉塞する第一位置と、第一位置よりも第一方向一方側であるとともに第一部分と前記第二部分との間で流体が流通可能な第二位置と、一方端を閉塞するとともに第一位置よりも第一方向の他方側の第三位置とに位置する。内圧上昇時に逆止弁部6が第三位置に移動することにより、流出部212及び逆止弁部6が受ける圧力が低下する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流出口と、前記流体が第一方向の他方側から一方側に流れる第一部分と、前記流体が流れる第二部分を有する流路であって、前記第二部分が、前記第一部分における前記第一方向の一方端と、前記流出口との間に位置する流路と、
前記第一部分において前記第一方向に沿って移動可能な逆止弁部であって、前記一方端を閉塞する第一位置と、前記第一位置よりも前記第一方向の一方側の位置であるとともに前記第一部分と前記第二部分との間で前記流体が流通可能な第二位置と、前記一方端を閉塞するとともに前記第一位置よりも前記第一方向の他方側の第三位置とに位置する逆止弁部と
を備える流体機械。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
ソケットを更に備え、
前記ソケットに、前記ソケットの対になるプラグが接続されたことに応じて前記第二部分の内圧が上昇し、前記逆止弁部が前記第三位置に移動する、請求項1に記載の流体機械。
【請求項3】
前記逆止弁部を前記第一方向の他方側から一方側に付勢する第一付勢部材と、
前記逆止弁部を前記第一方向の一方側から他方側に付勢する第二付勢部材と
を更に備える、請求項1又は請求項2に記載の流体機械。
【請求項4】
前記逆止弁部は、
前記第二付勢部材により付勢される弁体と、
前記弁体に設けられた封止部材と、
前記第一方向の他方側から前記封止部材に当接し、前記第一付勢部材により付勢される当接部材と
を有する、請求項3に記載の流体機械。
【請求項5】
前記第一付勢部材は、第一バネであり、
前記第二付勢部材は、第二バネであり、
前記第二バネのバネ定数は、前記第一バネのバネ定数より小さい、請求項4に記載の流体機械。
【請求項6】
前記逆止弁部は、前記弁体における前記第一方向の他方の端部から前記第一方向の他方に突出し、前記第一方向に交差する第二方向における寸法が前記弁体よりも小さい突出部を更に有し、
前記突出部は、前記第一方向の他方側程、前記第二方向における寸法が小さい外周面を有する、請求項4に記載の流体機械。
【請求項7】
前記流出口は、前記第一部分から、前記第一方向に交差する第二方向に離れており、
前記第二部分は、前記一方端と前記流出口との間で前記第二方向に延びる、請求項1又は請求項2に記載の流体機械。
【請求項8】
冷媒が流通する配管と、
請求項1又は請求項2に記載の流体機械と
を備える、冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体機械及び冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
背景技術の冷却装置は、対象冷却部と、冷媒補充部とを備える。対象冷却部は、冷却対象を冷却する。冷媒補充部は、対象冷却部に冷媒を補充する。対象冷却部は、接続部によって冷媒が流通可能に冷媒補充部と接続される。接続部において、流路は、対象冷却部と、冷媒補充部とを互いに接続する。接続部において、逆止弁は、流路において冷媒補充部から対象冷却部への液冷媒の流通を許容するが、逆方向への液冷媒の流通を規制する(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-140342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、背景技術の冷却装置には信頼性の面で改善の余地がある。詳細には、背景技術では、流路において逆止弁よりも対象冷却部側の部分の内圧が上昇した場合に、流路及び逆止弁の少なくとも一方が破損するおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、信頼性が高い流体機械及び冷却装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的な流体機械は、流体の流出口と、前記流体が第一方向の他方側から一方側に流れる第一部分と、前記流体が流れる第二部分を有する流路であって、前記第二部分が、前記第一部分における前記第一方向の一方端と、前記流出口との間に位置する流路と、前記第一部分において前記第一方向に沿って移動可能な逆止弁部であって、前記一方端を閉塞する第一位置と、前記第一位置よりも前記第一方向の一方側の位置であるとともに前記第一部分と前記第二部分との間で前記流体が流通可能な第二位置と、前記一方端を閉塞するとともに前記第一位置よりも前記第一方向の他方側の第三位置とに位置する逆止弁部とを備える。
【0007】
本開示の例示的な冷却装置は、冷媒が流通する配管と、前記流体機械とを備える。
【発明の効果】
【0008】
例示的な本開示によれば、内圧上昇による流路又は逆止弁の破損を抑制可能な流体機械及び冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る冷却装置の構成を示す図である。
図2は、図1に示される流体機械を示す斜視図である。
図3は、図2に示される線III-IIIに沿う流体機械の断面の斜視図である。
図4は、図2に示される線III-IIIに沿う流体機械の断面を第二方向一方側から平面視した図である。
図5は、図2に示す線V-Vに沿う断面を第三方向他方から視た流体機械の断面図であって、特に、第一位置の逆止弁部を示す図である。
図6は、図2に示す線V-Vに沿う断面を第三方向他方から視た流体機械の断面図であって、特に、第二位置の逆止弁部を示す図である。
図7は、図2に示す線V-Vに沿う断面を第三方向他方から視た流体機械の断面図であって、特に、第三位置の逆止弁部を示す図である。
図8は、図5から図7に示される逆止弁部の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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