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公開番号
2024144867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057018
出願日
2023-03-31
発明の名称
メタンガスの低減方法および反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体
出願人
森永乳業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23K
10/37 20160101AFI20241004BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】メタンガス低減効果に優れるメタンガスの低減方法および反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体の提供。
【解決手段】紅茶粕を含む飼料を反芻動物に給与する、メタンガスの低減方法。紅茶粕からなる、反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紅茶粕を含む飼料を反芻動物に給与する、メタンガスの低減方法。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記飼料を、分離給与方式、TMR給与方式またはPMR給与方式により給与する請求項1に記載の低減方法。
【請求項3】
前記飼料の乾燥質量に対する前記紅茶粕の乾燥質量の割合が、0.1質量%以上5.0質量%以下である請求項1に記載の低減方法。
【請求項4】
前記反芻動物が、泌乳牛である請求項1に記載の低減方法。
【請求項5】
紅茶粕からなる、反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減用飼料原体。
【請求項6】
前記紅茶粕が、紅茶葉から紅茶を抽出した後の残渣の乾燥物または乾燥粉砕物である請求項5に記載の飼料原体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタンガスの低減方法および反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、例えば食品・外食産業から、大量の食品残渣が廃棄されている。その食品残渣の多くは、焼却または埋め立て処理されているのが現状である。
食品残渣の一つにコーヒー豆粕がある。コーヒー豆粕は、水分および繊維質の含有量が高いため、そのまま焼却処理をするのが困難であった。そこで、コーヒー豆粕を有用な資源として再利用する試みが行われている。
【0003】
特許文献1には、未発酵のコーヒー豆粕を含む飼料を反芻動物に給与することにより、反芻動物の消化時に生成するメタンガスを低減する方法が開示されている。
メタンガスは、二酸化炭素の25倍以上の温室効果を持っているとされ、大気中のメタンガスの20~30%が、反芻動物のげっぷによるものだといわれている。したがって、反芻動物の消化管から発生するメタンガスを低減することは、地球温暖化の抑制に有用と考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/215719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の方法によるメタンガス低減効果は必ずしも充分ではない。
本発明は、メタンガス低減効果に優れるメタンガスの低減方法および反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]紅茶粕を含む飼料を反芻動物に給与する、メタンガスの低減方法。
[2]前記飼料を、分離給与方式、TMR給与方式またはPMR給与方式により給与する[1]に記載の低減方法。
[3]前記飼料の乾燥質量に対する前記紅茶粕の乾燥質量の割合が、0.1質量%以上5.0質量%以下である[1]または[2]に記載の低減方法。
[4]前記反芻動物が、泌乳牛である[1]~[3]のいずれかに記載の低減方法。
[5]紅茶粕からなる、反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減用飼料原体。
[6]前記紅茶粕が、紅茶葉から紅茶を抽出した後の残渣の乾燥物または乾燥粉砕物である[5]に記載の飼料原体。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、メタンガス低減効果に優れるメタンガスの低減方法および反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減のための飼料原体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
試験例2の結果を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係るメタンガスの低減方法においては、紅茶粕を含む飼料を反芻動物に給与する。
【0010】
(紅茶粕)
「紅茶粕」は、紅茶葉から紅茶を抽出した後の残渣(以下、「抽出残渣」とも記す。)、その乾燥物および乾燥粉砕物の総称である。
紅茶粕は、反芻動物に給与される飼料に飼料原体として配合され、反芻動物の消化管から発生するメタンガスの低減に寄与する。
紅茶粕としては、運搬しやすさ、保存性の点から、抽出残渣の乾燥物または乾燥粉砕物が好ましく、他の飼料原体との混合のしやすさ、反芻動物による摂取のしやすさの点から、乾燥粉砕物がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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