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公開番号
2024142006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053940
出願日
2023-03-29
発明の名称
嗜好飲料の評価方法及び嗜好飲料の評価システム
出願人
森永乳業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
33/14 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約
【課題】
本発明は、嗜好飲料が感情に与える影響を評価するための技法を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、嗜好飲料の評価方法であって、嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、を含み、前記感情用語群は、1以上の動的な感情用語及び/又は1以上の静的な感情用語を含む前記評価方法を提供する。また、本発明は、嗜好飲料の評価システムも提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
嗜好飲料の評価方法であって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を含み、
前記感情用語群は、1以上の動的な感情用語及び/又は1以上の静的な感情用語を含む、
前記評価方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
嗜好飲料の評価方法であって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を含み、
前記感情用語群は、温かさに関する1以上の感情用語及び/又は冷たさに関する1以上の感情用語を含む、
前記評価方法。
【請求項3】
前記感情用語群は、
嗜好飲料の飲用時に感じる感情を表す用語群を収集する用語収集プロセス、及び、
前記用語収集プロセスにおいて収集された用語群のうちから、前記評価方法において用いる感情用語を特定する用語特定プロセス
を実行することにより特定された感情用語群を含む、
請求項1又は2に記載の評価方法。
【請求項4】
前記用語特定プロセスにおいて、複数種の嗜好飲料が用いられ、
前記複数種の嗜好飲料のそれぞれについて感情用語が特定される、
請求項3に記載の評価方法。
【請求項5】
前記用語特定プロセスにおいて、CATA法の実行により感情用語が特定される、
請求項3に記載の評価方法。
【請求項6】
前記複数種の嗜好飲料は、1以上の乳不含有嗜好飲料若しくは1以上の乳含有嗜好飲料又はこれらの両方を含む、請求項4に記載の評価方法。
【請求項7】
前記複数種の嗜好飲料は、1以上の甘味料不含有嗜好飲料若しくは1以上の甘味料含有嗜好飲料又はこれらの両方を含む、請求項4に記載の評価方法。
【請求項8】
前記複数種の嗜好飲料は、果実由来材料を含有する1以上の嗜好飲料若しくは果実由来材料を含有しない1以上の嗜好飲料又はこれらの両方を含む、請求項4に記載の評価方法。
【請求項9】
前記複数種の嗜好飲料は、1以上の温かい嗜好飲料若しくは1以上の冷たい嗜好飲料又はこれらの両方を含む、請求項4に記載の評価方法。
【請求項10】
前記提示工程において、嗜好飲料の嗜好性評価又は官能評価のための評価票も提示される、請求項1又は2に記載の評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、嗜好飲料の評価方法及び嗜好飲料の評価システムに関し、特には特定の用語群を用いる嗜好飲料の評価方法及び前記評価方法を実行する評価システムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料品又は食品を喫食した場合に気分が変わることがある。すなわち、飲料品又は食品の摂取は、摂取したヒトの感情に影響を及ぼすことがある。飲料品又は食品が感情に及ぼす影響についての科学的知見はあまりないが、緑茶に関しては、例えば下記非特許文献1に記載されるように、緑茶を飲んだ時に消費者がどのような気持ちになるかに関する感情プロファイルを作成することが提案されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
佐藤晃平及び衣笠仁、「消費者が感じる緑茶の“違い”を理解するための感情評価の役割」、日本官能評価学会2018年大会ポスター発表資料
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
嗜好飲料は、様々な場面において様々な目的で摂取される。例えば気分転換のために嗜好飲料を摂取することや、気持ちを落ち着かせるために嗜好飲料を摂取することがある。嗜好飲料が感情に及ぼす影響を評価することができれば、特定の場面又は特定の目的に適した嗜好飲料を選択するために役立つと考えられる。また、そのような評価は、例えば嗜好飲料の開発においても有用であると考えられる。そこで、本発明は、嗜好飲料が感情に与える影響を評価するための技法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、特定の評価方法によって嗜好飲料を適切に評価することができることを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は以下を提供する。
[1]嗜好飲料の評価方法であって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を含み、
前記感情用語群は、1以上の動的な感情用語及び/又は1以上の静的な感情用語を含む、
前記評価方法。
[2]嗜好飲料の評価方法であって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を含み、
前記感情用語群は、温かさに関する1以上の感情用語及び/又は冷たさに関する1以上の感情用語を含む、
前記評価方法。
[3]前記感情用語群は、
嗜好飲料の飲用時に感じる感情を表す用語群を収集する用語収集プロセス、及び、
前記用語収集プロセスにおいて収集された用語群のうちから、前記評価方法において用いる感情用語を特定する用語特定プロセス
を実行することにより特定された感情用語群を含む、
[1]又は[2]に記載の評価方法。
[4]前記用語特定プロセスにおいて、複数種の嗜好飲料が用いられ、
前記複数種の嗜好飲料のそれぞれについて感情用語が特定される、
[3]に記載の評価方法。
[5]前記用語特定プロセスにおいて、CATA法の実行により感情用語が特定される、
[3]又は[4]に記載の評価方法。
[6]前記複数種の嗜好飲料は、1以上の乳不含有嗜好飲料若しくは1以上の乳含有嗜好飲料又はこれらの両方を含む、[4]又は[5]に記載の評価方法。
[7]前記複数種の嗜好飲料は、1以上の甘味料不含有嗜好飲料若しくは1以上の甘味料含有嗜好飲料又はこれらの両方を含む、[4]~[6]のいずれか一つに記載の評価方法。
[8]前記複数種の嗜好飲料は、果実由来材料を含有する1以上の嗜好飲料若しくは果実由来材料を含有しない1以上の嗜好飲料又はこれらの両方を含む、[4]~[7]のいずれか一つに記載の評価方法。
[9]前記複数種の嗜好飲料は、1以上の温かい嗜好飲料若しくは1以上の冷たい嗜好飲料又はこれらの両方を含む、[4]~[8]のいずれか一つに記載の評価方法。
[10]前記提示工程において、嗜好飲料の嗜好性評価又は官能評価のための評価票も提示される、[1]~[9]のいずれか一つに記載の評価方法。
[11]前記評価結果生成工程において、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に加え、前記評価票中の嗜好性評価又は官能評価に関する評価結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果が生成される、[10]に記載の評価方法。
[12]前記評価結果生成工程において、嗜好飲料の感情用語に関する評価結果及び嗜好性評価又は官能評価の評価結果に基づき、プリファレンスマップが生成される、[9]又は[10]又は[11]に記載の評価方法。
[13]嗜好飲料の評価システムであって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を実行するように構成されており、
前記感情用語群は、1以上の動的な感情用語及び/又は1以上の静的な感情用語を含む、
前記評価システム。
[14]嗜好飲料の評価システムであって、
嗜好飲料飲用時の感情に関する感情用語群を含む評価シートを評価者に提示する提示工程、
嗜好飲料を飲用した前記評価者による、前記評価シート中の各感情用語に関する嗜好飲料の評価の結果に基づき、前記嗜好飲料の評価結果を生成する評価結果生成工程、
を実行するように構成されており、
前記感情用語群は、温かさに関する1以上の感情用語及び/又は冷たさに関する1以上の感情用語を含む、
前記評価システム。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、嗜好飲料が感情に与える影響を適切に評価することができる。本発明の評価方法によって、例えば感情を切り替えたいときに適した嗜好飲料及び感情をリラックスさせたいときに適した嗜好飲料などを選択することができる。また、本発明の評価方法は、このような特定の目的に適した嗜好飲料を開発するためにも役立つ。すなわち、本発明は、感情に対して特定の影響を及ぼすことを目的とする製品の開発に資する。
なお、本発明の効果は、この段落に記載された効果に限定されず、本明細書内に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の評価方法のフロー図の一例を示す。
本発明の評価方法において用いられる評価シートの構成例を示す図である。
本発明の評価方法において用いられる評価シートの構成例を示す図である。
本発明の評価システムの構成例の模式的なブロック図である。
情報処理装置の構成例を示す模式的なブロック図である。
感情用語群の例を示す図である。
実施例に記載の評価シートの一部を示す図である。
実施例に記載の評価シートの一部を示す図である。
実施例に記載の嗜好飲料評価において生成されたプリファレンスマップである。
分類された感情用語群の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の好ましい実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の好ましい実施形態のみに限定されず、本発明の範囲内で自由に変更することができる。
【0010】
1.嗜好飲料の評価方法
(【0011】以降は省略されています)
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