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公開番号
2024147929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060684
出願日
2023-04-04
発明の名称
磁気検出システム
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01R
33/02 20060101AFI20241009BHJP(測定;試験)
要約
【課題】金属異物を高感度に検出可能な磁気検出システムを提供する。
【解決手段】磁気検出システム100は、励磁信号Pを生成する信号生成回路501と、励磁信号Pが供給される励磁コイル250と、信号生成回路501と励磁コイル250の間に接続されたバッファ回路503と、励磁コイル250から見てコイル軸方向における互いに反対側に配置された磁気センサ40A,40Bと、励磁コイル250と磁気センサ40Aの間に試料310を保持する試料ステージ300と、磁気センサ40A,40Bから出力される出力信号Pa,Pbの差に基づいて検出信号OUTを生成する検出回路とを備える。これによれば、バッファ回路503によって励磁信号Pの波形の乱れが抑制されることから、金属異物を高感度に検出することが可能となる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
励磁信号を生成する信号生成回路と、
前記励磁信号が供給される励磁コイルと、
前記信号生成回路と前記励磁コイルの間に接続され、入力インピーダンスよりも出力インピーダンスが低いバッファ回路と、
前記励磁コイルによる励磁磁場の振幅が同じ大きさとなる位置に配置された第1及び第2の磁気センサと、
前記励磁コイルと前記第1の磁気センサの間に試料を保持する試料ステージと、
前記第1の磁気センサから出力される第1の出力信号と、前記第2の磁気センサから出力される第2の出力信号の差に基づいて検出信号を生成する検出回路と、を備える磁気検出システム。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記第1及び第2の磁気センサは、前記励磁コイルから見てコイル軸方向における互いに反対側に配置されている、
請求項1に記載の磁気検出システム。
【請求項3】
前記バッファ回路は、単体又は並列接続された複数のボルテージフォロア回路を含む、請求項1に記載の磁気検出システム。
【請求項4】
前記第1及び第2の磁気センサにそれぞれ磁束を集める第1及び第2の集磁体をさらに備え、
前記第1及び第2の磁気センサは、いずれも感磁素子が形成された素子形成面が前記コイル軸と平行となるよう配置され、
前記第1の集磁体は、前記第1の磁気センサの前記素子形成面上に配置され、
前記第2の集磁体は、前記第2の磁気センサの前記素子形成面上に配置され、
前記コイル軸の中心は、前記第1の磁気センサの前記素子形成面と前記第1の集磁体の間に位置し、且つ、前記第2の磁気センサの前記素子形成面と前記第2の集磁体の間に位置する、請求項1に記載の磁気検出システム。
【請求項5】
前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の位相を調整する位相調整回路をさらに備える、請求項1に記載の磁気検出システム。
【請求項6】
前記コイル軸方向に沿った第1及び第2のガイドを有する第1のアームと、
前記第1の磁気センサが固定され、前記第1のガイドに沿って前記コイル軸方向に移動可能な第2のアームと、
前記第2の磁気センサが固定され、前記第2のガイドに沿って前記コイル軸方向に移動可能な第3のアームと、
をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の磁気検出システム。
【請求項7】
前記励磁コイルが固定された第4のアームをさらに備え、
前記第2乃至第4のアームは、いずれも、前記コイル軸方向に対して垂直な第1の方向に移動可能に前記第1のアームに固定される、請求項6に記載の磁気検出システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は磁気検出システムに関し、特に、異物検知システムとして利用可能な磁気検出システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、試料に磁界を印加するための励磁コイルと、磁界を検出する磁気センサと、磁気センサに与えられる磁界をキャンセルするキャンセルコイルを備えた装置が開示されている。磁気センサは、試料に含まれる金属異物が含まれている場合、金属異物に生じる渦電流に起因する磁界を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-102513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、試料に含まれる金属異物に渦電流を発生させるためには、励磁コイルに大きな電流を流す必要がある。このため、励磁信号を生成する信号生成回路の駆動能力が不足すると励磁信号の波形が乱れ、これが測定誤差の原因となることがあった。
【0005】
したがって、本開示は、励磁信号の波形の乱れを抑制することにより、金属異物を高感度に検出可能な磁気検出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態による磁気検出システムは、励磁信号を生成する信号生成回路と、励磁信号が供給される励磁コイルと、信号生成回路と励磁コイルの間に接続され、入力インピーダンスよりも出力インピーダンスが低いバッファ回路と、励磁コイルによる励磁磁場の振幅が同じ大きさとなる位置に配置された第1及び第2の磁気センサと、励磁コイルと第1の磁気センサの間に試料を保持する試料ステージと、第1の磁気センサから出力される第1の出力信号と第2の磁気センサから出力される第2の出力信号の差に基づいて検出信号を生成する検出回路とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、バッファ回路によって励磁信号の波形の乱れが抑制されることから、金属異物を高感度に検出可能な磁気検出システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態による磁気検出システム100の外観を示す略分解斜視図である。
図2は、センサ本体部10A,10Bの構造を説明するための略斜視図である。
図3は、センサ本体部10A,10Bの構造を説明するための略分解斜視図である。
図4は、磁気センサ40A,40Bから磁性ヨークM1~M3を取り除いた状態を示す略斜視図である。
図5は、磁気検出システム100の回路ブロック図である。
図6は、バッファ回路503の一例による回路図である。
図7は、金属異物311によって生じる磁界を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態による磁気検出システム100の外観を示す略分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
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