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公開番号
2024147289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060211
出願日
2023-04-03
発明の名称
センサの冷却構造
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01S
17/931 20200101AFI20241008BHJP(測定;試験)
要約
【課題】センサ搭載部に空気の取り込み口を設けなくても、センサを冷却できるようにする。
【解決手段】外界を認識するセンサ24は、車両上部としてルーフ12に設けられたセンサ搭載部22内に搭載される。センサの冷却構造は、ヒートシンク29、循環路30、ポンプP及びラジエータ19を備える。ヒートシンク29は、センサ24に隣接する箇所に配置される。循環路30では、冷却液がポンプPによって循環される。ラジエータ19は、循環路30を循環する冷却液の熱を空気中に放散する。ラジエータ19及びポンプPの少なくとも一方は、車両10のうち、フロントピラー13L,13Rよりも下方に配置される。循環路30の一部は、フロントピラー13L,13R内において上下方向にわたって配置される。循環路30の別の一部は、センサ24に隣接する箇所(ヒートシンク29内)に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外界を認識するセンサが、車両上部に設けられたセンサ搭載部に搭載された車両に適用されるものであり、
前記車両に設けられ、かつ前記センサを冷却するための冷却液が流される循環路と、
前記循環路の途中に設けられ、かつ前記冷却液を前記循環路で循環させるポンプと、
前記循環路の途中に設けられ、かつ前記循環路を循環する前記冷却液の熱を空気中に放散するラジエータと、を備える、センサの冷却構造であって、
前記ラジエータ及び前記ポンプの少なくとも一方は、前記車両のうち、ピラーよりも下方に配置され、
前記循環路の一部は、前記ピラー内において上下方向にわたって配置され、前記循環路の別の一部は、前記センサに隣接する箇所に配置されている、センサの冷却構造。
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【請求項2】
前記センサに隣接する箇所にはヒートシンクが配置され、
前記循環路の前記別の一部は、前記ヒートシンク内に配置されている請求項1に記載のセンサの冷却構造。
【請求項3】
前記循環路は、前記ピラーよりも下方に配置された下部流路部と、前記車両上部に配置された上部流路部と、前記ピラー内に配置され、かつ前記下部流路部及び前記上部流路部を連結する一対の連結流路部とを備え、
前記上部流路部の一部は前記センサ搭載部に配置され、
前記ラジエータは前記下部流路部に配置され、
一方の前記連結流路部は、前記冷却液を前記下部流路部から前記上部流路部へ導くものであり、
他方の前記連結流路部は、前記一方の前記連結流路部が配置された前記ピラーとは異なる前記ピラー内に配置され、かつ前記冷却液を前記上部流路部から前記下部流路部へ導くものである請求項1に記載のセンサの冷却構造。
【請求項4】
前記車両は、前記ピラーとして、車室の前部であり、かつ車幅方向における両側部に配置された一対のフロントピラーを少なくとも備えており、
前記ラジエータ及び前記ポンプは、前記車両のうち、両フロントピラーよりも下方かつ前方となる箇所に搭載され、
前記センサ搭載部は前記車両上部の前部に設けられ、
前記センサは、前記車両の前方の外界を認識する態様で前記センサ搭載部内に搭載され、
前記一方の前記連結流路部は、前記車幅方向における一方の前記フロントピラー内に配置され、前記他方の前記連結流路部は、前記車幅方向における他方の前記フロントピラー内に配置されている請求項3に記載のセンサの冷却構造。
【請求項5】
前記ラジエータは、前記車両において、前記センサとは異なる箇所を冷却するための冷却液の熱を空気中に放散する既設のラジエータにより構成される請求項1に記載のセンサの冷却構造。
【請求項6】
前記センサは、電磁波を送信及び受信することで前記車両の外界を認識するものであり、
前記センサ搭載部のうち、前記電磁波の送信方向における前記センサの前方となる箇所には開口部が形成され、
前記センサ搭載部には、前記電磁波の透過性を有する電磁波透過カバーが、前記開口部を塞いだ状態で配置されている請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のセンサの冷却構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両上部に搭載されたセンサを冷却する、センサの冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された車両の上部には、センサ搭載部が設けられている。センサ搭載部内には、電磁波を送信及び受信することにより外界を認識するセンサが搭載されている。センサ搭載部において、電磁波の送信方向におけるセンサの前方には、空気の取り込み口が設けられている。
【0003】
上記車両によると、センサが、センサ搭載部の上部によって上方から覆われるため、センサに直射日光が当たりにくい。直射日光等の熱が伝達されることによるセンサの温度上昇が抑制されるため、センサの動作が安定する。また、車両の走行に伴い、車外の空気が取り込み口からセンサ搭載部内に取り込まれるため、センサが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-53839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記のようにセンサ搭載部に取り込み口が設けられると、その取り込み口から雨、雪等がセンサ搭載部内に入り込んでセンサに付着することがある。この付着により、センサの検出性能が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのセンサの冷却構造の各態様を記載する。
[態様1]外界を認識するセンサが、車両上部に設けられたセンサ搭載部内に搭載された車両に適用されるものであり、前記車両に設けられ、かつ前記センサを冷却するための冷却液が流される循環路と、前記循環路の途中に設けられ、かつ前記冷却液を前記循環路で循環させるポンプと、前記循環路の途中に設けられ、かつ前記循環路を循環する前記冷却液の熱を空気中に放散するラジエータと、を備える、センサの冷却構造であって、前記ラジエータ及び前記ポンプの少なくとも一方は、前記車両のうち、ピラーよりも下方に配置され、前記循環路の一部は、前記ピラー内において上下方向にわたって配置され、前記循環路の別の一部は、前記センサに隣接する箇所に配置されている、センサの冷却構造。
【0007】
上記の構成によれば、冷却液は、ポンプによって循環路を循環させられる。この循環に際し、冷却液は、循環路のうち、ピラー内に配置された箇所を上方から下方へ向けて、又は下方から上方へ向けて流れる。また、冷却液は、循環路のうち、センサに隣接する箇所を流れる。
【0008】
冷却液の熱は、その冷却液がラジエータを通過する際に空気中に放散される。この熱の放散により温度の低下した冷却液が、循環路のうち、センサに隣接する箇所を通過する。この際、センサの熱が冷却液に伝達されることで、センサが冷却される。
【0009】
このように、冷却液によってセンサが冷却されるため、冷却用の空気の取り込み口をセンサ搭載部に設けなくてすむ。従って、取り込み口を設けた場合とは異なり、雨、雪等が取り込み口からセンサ搭載部内に入り込んでセンサに付着するのを抑制することが可能となる。
【0010】
[態様2]前記センサに隣接する箇所にはヒートシンクが配置され、前記循環路の前記別の一部は、前記ヒートシンク内に配置されている[態様1]に記載のセンサの冷却構造。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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