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公開番号
2024147307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060236
出願日
2023-04-03
発明の名称
レーザ距離計の計測用フォルダ
出願人
個人
代理人
個人
主分類
G01C
3/02 20060101AFI20241008BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 レーザ距離計のゼロ基準点を建築物のコーナー部の測定起点に正確かつ迅速に位置合わせするための計測用フォルダを提供する。
【解決手段】 本体後端部7がゼロ基準点となるレーザ距離計1が保持される計測用フォルダ10であって、前記計測用フォルダ10は、上方が開放されたコの字型断面形状の保持部11と、保持された前記レーザ距離計1の本体後端部が接するゼロ基準部12と、を備え、前記ゼロ基準部12は、前記保持部11のコの字型断面形状の左方及び/又は右方及び/又は下方に張り出した張り出し部分を有しており、前記レーザ距離計1を用いた距離測定の際には、前記張り出し部分が測定対象物に当接することで測定起点に位置合わせされる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
本体後端部がゼロ基準点となるレーザ距離計が保持される計測用フォルダであって、
前記計測用フォルダは、上方が開放されたコの字型断面形状の保持部と、保持された前記レーザ距離計の本体後端部が接するゼロ基準部と、を備え、
前記ゼロ基準部は、前記保持部のコの字型断面形状の左方及び/又は右方及び/又は下方に張り出した張り出し部分を有しており、
前記レーザ距離計を用いた距離測定の際には、前記張り出し部分が測定対象物に当接することで測定起点に位置合わせされることを特徴とするレーザ距離計の計測用フォルダ。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記ゼロ基準部が横長の長方形板又は横長の棒であって、前記保持部に対し左右方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたレーザ距離計の計測用フォルダ。
【請求項3】
前記ゼロ基準部が縦長の長方形板又は縦長の棒であって、前記保持部に対し上下方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたレーザ距離計の計測用フォルダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ距離計のゼロ基準点を測定対象物に対して容易に位置合わせすることができる計測用フォルダの技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
距離を測りたい対象物に向けてレーザ光軸を照射し、その反射光を受けて対象物までの距離を計測するレーザ距離計が広く利用されている。
レーザ距離計のゼロ基準点がレーザ距離計の本体後端部の場合、測定対象区間の測定起点にレーザ距離計の本体後端部を正しく位置合わせする必要がある。
【0003】
レーザ距離計のゼロ基準点を位置合わせする技術として、レーザ距離計の測定起点が床や壁から離れた位置にある場合、又は、レーザ距離計を傾けて使用する場合に容易に使用できるレーザ距離計が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3210487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建築物等の不動産の寸法をレーザ距離計で計測したい場合がある。この時、レーザ距離計のゼロ基準点を建築物(壁面)のコーナー部の測定起点に正確かつ迅速に位置合わせする必要がある。
【0006】
しかし、特許文献1のレーザ距離計は、このような測定には不向きである。そこで本発明はレーザ距離計のゼロ基準点を建築物(壁面)の測定起点に正確かつ迅速に位置合わせするための計測用フォルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係るレーザ距離計の計測用フォルダは、本体後端部がゼロ基準点となるレーザ距離計が保持される計測用フォルダであって、前記計測用フォルダは、上方が開放されたコの字型断面形状の保持部と、保持された前記レーザ距離計の本体後端部が接するゼロ基準部と、を備え、前記ゼロ基準部は、前記保持部のコの字型断面形状の左方及び/又は右方及び/又は下方に張り出した張り出し部分を有しており、前記レーザ距離計を用いた距離測定の際には、前記張り出し部分が測定対象物に当接することで測定起点に位置合わせされることを特徴とする。
【0008】
第1の発明に係るレーザ距離計の計測用フォルダは、レーザ距離計の本体後端部が接するゼロ基準部が計測用フォルダから張り出した張り出し部分を有しているので、当該張り出し部分を当てることによってレーザ距離計のゼロ基準点を建築物のコーナー部の測定起点に正確かつ迅速に位置合わせすることができる。
【0009】
第2の発明に係るレーザ距離計の計測用フォルダは、前記ゼロ基準部が横長の長方形板又は横長の棒であって、前記保持部に対し左右方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
第2の発明に係るレーザ距離計の計測用フォルダは、横長の長方形板又は横長の棒であるゼロ基準部を計測用フォルダに対し左右にスライドさせることで、測定対象物の測定起点の左右どちら側にも位置合わせすることができる。また、スライド量を増やし測定対象物からの離間距離を大きくすることで、レーザ光軸が通過する空間に張り出す障害物を避けることができる。また、レーザ距離計をレーザ光軸回りに90度回転させた状態で、ゼロ基準部を測定対象物の測定起点に当接させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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