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公開番号
2024154566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068454
出願日
2023-04-19
発明の名称
採尿具
出願人
株式会社高橋型精
代理人
個人
主分類
G01N
1/10 20060101AFI20241024BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 女性が手等を汚すことなく自分で中間尿を採取し、使用後は周囲を汚すことなく廃棄することができる採尿具を提供する。
【解決手段】 尿を貯留可能な凹状の採取部11と、採取部の周縁側から外に延びる取っ手部13を備える。取っ手部は、長辺同士が接続された複数の帯状部位13aが長辺の部分で上下に折り返されて重ね合わされた状態に構成され、採取部と取っ手部は、紙製のベース材を備え、採取部の少なくとも底部側には、透水性低下材が塗布され、便器に水洗可能に構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
尿を貯留可能な凹状の採取部と、
前記採取部の周縁側から外に延びる取っ手部とを備え、
前記取っ手部は、長辺同士が接続された複数の帯状部位が前記長辺の部分で上下に折り返されて重ね合わされた状態に構成され、
前記採取部と前記取っ手部は、紙製のベース材を備え、前記採取部の少なくとも底部側には、透水性低下材が塗布され、便器に水洗可能に構成される
採尿具。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
複数の前記帯状部位の前記長辺のうち、隣接する前記帯状部位の長辺と接続されていない一方の前記長辺には、固定用部位が連続して形成され、
前記固定用部位には接着剤層を有し、
前記固定用部位は、前記重ね合わされた状態の複数の前記帯状部位を巻き付けた状態で前記接着剤層を介して前記固定用部位を対向する前記帯状部位に接着固定する
請求項1に記載の採尿具。
【請求項3】
前記固定用部位は、前記帯状部位の短辺の2倍以上の幅を有し、
前記取っ手部の左右両側に対向し、
前記接着剤層は、少なくとも前記帯状部位との非接続側の側縁付近に設ける
請求項2に記載の採尿具。
【請求項4】
前記取っ手部は、前記採取部と非接続側の先端が前記採取部の上端縁よりも上に位置するように傾斜配置される請求項1に記載の採尿具。
【請求項5】
前記取っ手部が接続されていない前記採取部の上端縁には、ひさし状に突出する突片状部位を備える
請求項1に記載の採尿具。
【請求項6】
前記採取部は、三角錐台状の凹状に形成され、前記取っ手部が取付けられる部位と反対の頂点側に注ぎ口を有し、
前記突片状部位は、前記三角錐台状の2辺にそれぞれ設けるとともに、その2辺に設けたそれぞれの前記突片状部位の前記注ぎ口側は離反するように形成される
請求項5に記載の採尿具。
【請求項7】
前記採取部の内側表面に、検査用の薬剤又は試薬が塗布され得る請求項1に記載の採尿具。
【請求項8】
前記採取部の前記底部は平坦面に構成され、
前記採取部に尿が貯留された状態で自立可能に構成される
請求項1から7のいずれか1項に記載の採尿具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば家庭や医療機関その他の各種の場所において、例えば女性から尿を採取する際に役立つ採尿具に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば医療機関等において検尿等するために採尿する場合、使い捨ての採尿カップ等が使用され、ユーザはその採尿カップを手で持った状態で排尿カップに尿が溜まるように排尿することが行われる。採尿カップは、一般に紙コップが用いられる。また、健康診断や人間ドックを始めとして各種検診における検尿は、朝起きてすぐの尿を採取する必要から、自宅等の医療機関外で採取が行われる。自宅等で採尿する際に用いる採尿具としては、例えば特許文献1に開示される折り畳み可能な採尿容器のように、扁平に折り畳むことで未使用時にコンパクトに収納することが可能なプラスチック製の採尿具が用いられる。
登録実用新案第3088494号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来一般に用いられる採尿具は、紙製の採尿カップや特許文献1に開示され採尿容器は、一般に男女共用であり、いずれも採尿具のカップ部分をユーザが直接手で持った状態で自己の放尿のタイミングに採尿具を所定位置に持って行きカップ部分に尿がたまるようにするため、誤って尿が手や衣服にかかることがあり、衛生上の問題がある。特に女性においては不自然な姿勢で採尿するためこの傾向が高い。
【0004】
さらに、上記の検査のための採尿は中間尿を採取する必要があり、放尿の途中で採尿具を適切な位置に配置させるのは、特に女性にとっては煩雑で、尿が手等にかかるおそれがより高くなる。
【0005】
さらに紙製の採尿カップや、特許文献1に開示されたプラスチック製の採尿容器等の採尿具は、いずれも可燃性であるため、採尿の使用後は可燃物として廃棄することはできる。しかし、家庭内のゴミ箱・ゴミ袋に一時的に捨て保留する必要がある。採尿具で採取した尿は、提出用の容器に移し替え、残りは便器内に廃棄するが、一部は採尿具の内壁あるいは外壁に付着した状態で採尿具に残る。使用後にゴミ箱等に廃棄するまでの移動途中で、採尿後に残った尿が垂れて室内を汚すおそれがある。また、仮にそのように垂れることなくゴミ箱等に使用済みの採尿具を廃棄できたとしても、可燃ゴミとして捨てるまでは室内に保管した状態となり、気分的に好ましくない状態となる。
【0006】
さらには、ユーザが感染症などに罹患していて、尿に細菌やウイルスなどが混入している場合、採尿具に残った尿がゴミ箱等に一時的に保管されることになり、衛生上好ましくない。
【0007】
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できればよい。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る採尿具は、尿を貯留可能な凹状の採取部と、前記採取部の周縁側から外に延びる取っ手部とを備え、前記取っ手部は、長辺同士が接続された複数の帯状部位が前記長辺の部分で上下に折り返されて重ね合わされた状態に構成され、前記採取部と前記取っ手部は、紙製のベース材を備え、前記採取部の少なくとも底部側には、透水性低下材が塗布され、便器に水洗可能に構成される。
【0009】
(2)複数の前記帯状部位の前記長辺のうち、隣接する前記帯状部位の長辺と接続されていない一方の前記長辺には、固定用部位が連続して形成され、前記固定用部位には接着剤層を有し、前記固定用部位は、前記重ね合わされた状態の複数の前記帯状部位を巻き付けた状態で前記接着剤層を介して前記固定用部位を対向する前記帯状部位に接着固定するとよい。
【0010】
(3)前記固定用部位は、前記帯状部位の短辺の2倍以上の幅を有し、前記取っ手部の左右両側に対向し、前記接着剤層は、少なくとも前記帯状部位との非接続側の側縁付近に設けるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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