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公開番号2024155290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069901
出願日2023-04-21
発明の名称測定装置および方法
出願人株式会社XMAT
代理人個人
主分類G01B 11/00 20060101AFI20241024BHJP(測定;試験)
要約【課題】構造物の中の目的とする箇所が容易に特定できるようにする。
【解決手段】空間情報取得部103は、自身の周辺にある周辺物体と自身との距離を測定することで、自身が配置される空間における自身の相対的な位置を取得して、この測定実施空間に基本座標系を設定する。標設定部104は、空間情報取得部103が取得した、測定対象に設けられた基準マークと空間情報取得部103との相対的な位置関係から、基本座標系の原点を基準マークの位置とした測定座標系を設定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象に接触または近接させて前記測定対象の状態を測定する測定部と、
前記測定部が取り付けられた装置本体と、
前記装置本体に着脱可能に取り付けられて、自身の周辺にある周辺物体と自身との距離を測定することで自身が配置される空間における自身の相対的な位置を取得して前記空間に基本座標系を設定する空間情報取得部と、
前記空間情報取得部が取得した、前記測定対象に設けられた基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係から、前記基本座標系の原点を前記基準マークの位置とした測定座標系を設定する座標設定部と、
前記基準マークの位置に前記測定部を配置した状態で前記空間情報取得部が取得した前記基準マークの位置と自身との相対的な位置関係から、前記空間情報取得部と前記測定部との相対的な取付け位置の関係を補正値として求める補正値算出部と、
前記測定部を前記測定対象の測定位置に配置した状態で前記空間情報取得部が取得した前記基準マークの位置と前記空間情報取得部との相対的な位置関係を前記補正値で補正して、前記測定部の前記測定座標系における測定座標を求める測定位置算出部と
を備える測定装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1記載の測定装置において、
前記空間情報取得部は、前記空間における前記空間情報取得部の相対的な位置関係を取得するための、前記空間情報取得部による前記周辺物体との距離の測定とともに、前記周辺物体を撮像するカメラを備え、
さらに、前記カメラが撮像した画像の中より前記基準マークを検出するマーク検出部を備え、
前記空間情報取得部は、前記マーク検出部が検出した前記基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係を取得し、
前記座標設定部は、前記空間情報取得部が取得した前記基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係から前記測定座標系を設定する測定装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の測定装置において、
前記測定位置算出部が求めた前記測定座標を表示する表示部をさらに備える測定装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の測定装置において、
前記測定部が測定した測定値に前記測定位置算出部が求めた前記測定座標を関連させて記憶する記憶部をさらに備える測定装置。
【請求項5】
測定対象に接触または近接させて前記測定対象の状態を測定する測定部が取り付けられた装置本体に着脱可能に取り付けられた空間情報取得部により、前記空間情報取得部の周辺にある周辺物体と前記空間情報取得部との距離を測定することで、前記空間情報取得部が配置される空間における前記空間情報取得部の相対的な位置関係を取得して前記空間に基本座標系を設定する空間情報取得ステップと、
前記空間情報取得部が取得した、前記測定対象に設けられた基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係から、前記基本座標系の原点を前記基準マークの位置とした測定座標系を設定する座標設定ステップと、
前記基準マークの位置に前記測定部を配置した状態で前記空間情報取得部が取得した前記基準マークの位置と前記空間情報取得部との相対的な位置関係から、前記空間情報取得部と前記測定部との相対的な取付け位置の関係を補正値として求める補正値算出ステップと、
前記測定対象の測定位置に前記測定部を配置して、前記測定位置の状態を測定する測定ステップと、
前記測定ステップで前記空間情報取得部が取得した前記基準マークの位置と前記空間情報取得部との相対的な位置関係を前記補正値で補正して、前記測定部の前記測定座標系における測定座標を求める測定位置算出ステップと
を備える測定方法。
【請求項6】
請求項5記載の測定方法において、
前記空間における前記空間情報取得部の相対的な位置関係を取得するための、前記空間情報取得部による前記周辺物体との距離の測定とともに、前記周辺物体をカメラで撮像する撮像ステップと、
前記カメラが撮像した画像の中より前記基準マークを検出するマーク検出ステップとをさらに備え、
前記座標設定ステップでは、前記空間情報取得部により前記マーク検出ステップで検出した前記基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係を取得し、前記空間情報取得部が取得した前記基準マークと前記空間情報取得部との相対的な位置関係から前記測定座標系を設定する測定方法。
【請求項7】
請求項5または6記載の測定方法において、
前記測定位置算出ステップで求めた前記測定座標を表示部に表示する表示ステップをさらに備える測定方法。
【請求項8】
請求項5または6記載の測定方法において、
前記測定ステップで測定した測定値に前記測定位置算出ステップで求めた前記測定座標を関連させて記憶部に記憶する記憶ステップをさらに備える測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置および方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えばトンネル、橋、堤防、建築物などのコンクリートからなる構造物(構造体)の老朽化に対応するため、種々の検査(測定)を行って劣化した部分を特定し、劣化した部分を補修することによってコンクリート構造体を維持することが行われている。このような検査には、超音波法、レーダー法、赤外線法、X線法、打音法などによって、コンクリート構造物の浮き、剥離、ひび割れなどの物理的な劣化状態の検査がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-291881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した検査を、どの箇所に実施するのかを特定することが容易ではないという問題があった。また、検査(測定)した箇所の特定が容易ではないため、検査結果を用いて構造物の劣化した部分を補修するときに、補修箇所を特定することが容易ではないという問題があった。このように、従来は、構造物の中で目的とする箇所の特定が容易ではないという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、構造物の中の目的とする箇所が容易に特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る測定装置は、測定対象に接触または近接させて測定対象の状態を測定する測定部と、測定部が取り付けられた装置本体と、装置本体に着脱可能に取り付けられて、自身の周辺にある周辺物体と自身との距離を測定することで自身が配置される空間における自身の相対的な位置を取得して空間に基本座標系を設定する空間情報取得部と、空間情報取得部が取得した、測定対象に設けられた基準マークと空間情報取得部との相対的な位置関係から、基本座標系の原点を基準マークの位置とした測定座標系を設定する座標設定部と、基準マークの位置に測定部を配置した状態で空間情報取得部が取得した基準マークの位置と自身との相対的な位置関係から、空間情報取得部と測定部との相対的な取付け位置の関係を補正値として求める補正値算出部と、測定部を測定対象の測定位置に配置した状態で空間情報取得部が取得した基準マークの位置と空間情報取得部との相対的な位置関係を補正値で補正して、測定部の測定座標系における測定座標を求める測定位置算出部とを備える。
【0007】
上記測定装置の一構成例において、空間情報取得部は、空間における空間情報取得部の相対的な位置関係を取得するための、空間情報取得部による周辺物体との距離の測定とともに、周辺物体を撮像するカメラを備え、さらに、カメラが撮像した画像の中より基準マークを検出するマーク検出部を備え、空間情報取得部は、マーク検出部が検出した基準マークと空間情報取得部との相対的な位置関係を取得し、座標設定部は、空間情報取得部が取得した基準マークと空間情報取得部との相対的な位置関係から測定座標系を設定する。
【0008】
上記測定装置の一構成例において、測定位置算出部が求めた測定座標を表示する表示部をさらに備える。
【0009】
上記測定装置の一構成例において、測定部が測定した測定値に測定位置算出部が求めた測定座標を関連させて記憶する記憶部をさらに備える。
【0010】
また、本発明に係る測定方法は、測定対象に接触または近接させて測定対象の状態を測定する測定部が取り付けられた装置本体に着脱可能に取り付けられた空間情報取得部により、空間情報取得部の周辺にある周辺物体と空間情報取得部との距離を測定することで、空間情報取得部が配置される空間における空間情報取得部の相対的な位置関係を取得して空間に基本座標系を設定する空間情報取得ステップと、空間情報取得部が取得した、測定対象に設けられた基準マークと空間情報取得部との相対的な位置関係から、基本座標系の原点を基準マークの位置とした測定座標系を設定する座標設定ステップと、基準マークの位置に測定部を配置した状態で空間情報取得部が取得した基準マークの位置と空間情報取得部との相対的な位置関係から、空間情報取得部と測定部との相対的な取付け位置の関係を補正値として求める補正値算出ステップと、測定対象の測定位置に測定部を配置して、測定位置の状態を測定する測定ステップと、測定ステップで空間情報取得部が取得した基準マークの位置と空間情報取得部との相対的な位置関係を補正値で補正して、測定部の測定座標系における測定座標を求める測定位置算出ステップとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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