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公開番号2024144838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023056979
出願日2023-03-31
発明の名称延伸フィルム
出願人タキロンシーアイ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類C08J 5/18 20060101AFI20241004BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】水蒸気バリア性とリサイクル性に優れた延伸フィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】延伸フィルムは、粘度平均分子量(Mv)が50万~300万である超高分子量ポリエチレンを主成分とし、50μmあたりの水蒸気透過度が2.15g/m2・day以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘度平均分子量(Mv)が50万~300万である超高分子量ポリエチレンを主成分とする延伸フィルムであって、
50μmあたりの水蒸気透過度が2.15g/m

・day以下である
ことを特徴とする延伸フィルム。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記粘度平均分子量(Mv)が100万~250万であり、
前記50μmあたりの水蒸気透過度が1.00g/m

・day以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の延伸フィルム。
【請求項3】
前記粘度平均分子量(Mv)が150万~200万であり、
前記50μmあたりの水蒸気透過度が0.50g/m

・day以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の延伸フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超高分子量を有するポリエチレンを主成分とする原料により形成された原反フィルムである超高分子量ポリエチレンフィルム(以下、単に「ポリエチレンフィルム」という場合がある。)を延伸することにより得られる延伸フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パウチ等に用いられる包装フィルムとしては、例えば、樹脂材料により構成されたベースフィルムと、ベースフィルムを構成する樹脂材料とは異なる材料により構成されたシーラントフィルムとが積層された積層体が採用されている。
【0003】
ここで、プラスチック全般に環境負荷の低減が求められており、包装フィルムにおいてもリサイクル性が求められているが、上述の異種材料からなるフィルムが積層された積層体の場合、材料の分離が難しいため、リサイクルが困難になるという問題があった。
【0004】
そこで、近年、包装フィルムを単一素材化するモノマテリアル化の動きが活発になっている。モノマテリアルである包装フィルムに使用される樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられ、このうち、ポリエチレンは、既存の包装フィルムにおいて最も使用率が高く、特にモノマテリアル化が求められている素材である。
【0005】
このポリエチレンが使用されている包装フィルムとしては、例えば、ベースフィルムと、シーラントフィルムとを備え、ベースフィルムとシーラントフィルムがポリエチレンから構成され、ベースフィルムに延伸処理が施されている積層体が提案されている。そして、このような構成により、ベースフィルムとシーラントフィルムを同一の材料により構成することができるため、積層体のリサイクル性を向上することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-171860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、被包装物が医薬品や食品である場合、包装フィルムには水蒸気バリア性が求められており、上記特許文献1に記載の延伸フィルムにおいては、ベースフィルムを構成する樹脂として、0.945g/cm

以上の密度を有する高密度ポリエチレンが使用されているが、当該ベースフィルムでは、水蒸気バリア性が不十分であるため、ベースフィルムを構成するポリエチレンとは異なる材料により構成されたバリアコート層を設ける必要がある。従って、リサイクル性が低下するため、水蒸気バリア性とリサイクル性を両立させることが困難であるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、水蒸気バリア性とリサイクル性に優れた延伸フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の延伸フィルムは、粘度平均分子量(Mv)が50万~300万である超高分子量ポリエチレンを主成分とする延伸フィルムであって、50μmあたりの水蒸気透過度が2.15g/m

・day以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水蒸気バリア性とリサイクル性に優れた延伸フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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