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公開番号2024142671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054912
出願日2023-03-30
発明の名称エレベーターの乗場ドア装置
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B66B 13/22 20060101AFI20241003BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】コネクタをケースで覆わなくてもコネクタを水の浸入から保護できるようにする。
【解決手段】エレベーターの乗場ドア装置は、レール枠と、ドアロックスイッチと、レール枠に取り付けられ、ドアロックスイッチにつながるスイッチ配線と昇降路に設置される制御盤につながる塔内配線をコネクタにより接続して固定するための配線固定用ブラケットと、を備える。配線固定用ブラケットは、レール枠に固定された第1の板状部と、第1の板状部の端部で折り曲げられて垂直に配置された第2の板状部と、第1の板状部よりも下方で折り曲げられた第3の板状部と、を一体に有する。コネクタは、第3の板状部に配置され、スイッチ配線と塔内配線は、第3の板状部よりも下方からコネクタに接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗場ドアの移動を案内するドアレールが取り付けられるレール枠と、
前記乗場ドアの施錠及び解錠を検出するドアロックスイッチと、
前記レール枠に取り付けられるブラケットであって、前記ドアロックスイッチにつながるスイッチ配線と昇降路に設置される制御盤につながる塔内配線をコネクタにより接続して固定するための配線固定用ブラケットと、
を備えるエレベーターの乗場ドア装置であって、
前記配線固定用ブラケットは、
前記レール枠に固定された第1の板状部と、
前記第1の板状部の端部で折り曲げられて垂直に配置された第2の板状部と、
前記第1の板状部よりも下方で、かつ、前記第2の板状部の表面を伝う水の経路から外れた位置で折り曲げられた第3の板状部と、
を一体に有し、
前記第3の板状部の先端部は前記第3の板状部の基端部と同じ高さ位置かそれよりも高い位置に配置され、
前記コネクタは、前記第3の板状部に配置され、
前記スイッチ配線と前記塔内配線は、前記第3の板状部よりも下方から前記コネクタに接続されている
エレベーターの乗場ドア装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第3の板状部は、前記先端部が前記基端部よりも高い位置に配置されるよう、水平面に対して傾斜している
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。
【請求項3】
前記第3の板状部の上面から前記コネクタを浮いた状態で支持するコネクタ支持部材をさらに備える
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。
【請求項4】
前記レール枠は、水平に配置される上板部を有し、
前記第1の板状部は、前記上板部に重ね合わせた状態で前記レール枠に固定され、
前記第3の板状部は、前記レール枠の長手方向から見て、前記第1の板状部と同じ方向に突出するように折り曲げられている
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。
【請求項5】
前記第2の板状部と前記第3の板状部との境界部に水切り溝が形成されている
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。
【請求項6】
前記第3の板状部は、前記第1の板状部よりも前記ドアロックスイッチに近い位置に配置されている
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。
【請求項7】
前記第3の板状部は、前記第1の板状部の下方に、前記第1の板状部よりも幅狭に形成されている
請求項1に記載のエレベーターの乗場ドア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターの乗場ドア装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、エレベーターの乗場ドア装置は、乗場ドアの施錠及び解錠を検出するドアロックスイッチを備えている(例えば、特許文献1)。ドアロックスイッチは、配線を介してエレベーターの制御盤に電気的に接続される。また、ドアロックスイッチと制御盤は、図8に示すように、昇降路内の制御盤(図示せず)につながる塔内配線101と、ドアロックスイッチにつながるスイッチ配線102とを、コネクタ103によって接続することにより、電気的に接続される。コネクタ103は、図9にも示すように、乗場ドア装置が備える配線固定用ブラケット104に取り付けられ、配線固定用ブラケット104は、乗場ドア装置が備えるレール枠105に取り付けられる。また、ドアロックスイッチ106は、例えば、図示しないガイドレールとブラケットを介してレール枠105に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-155572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエレベーターの乗場ドア装置においては、図10に示すように、昇降路の壁面107を伝って流れ落ちる水が、図中矢印で示すようにレール枠105の表面や配線固定用ブラケット104の表面を伝ってコネクタ103に浸入し、接触不良を起こすことが懸念される。また、図11に示すように、レール枠105や配線固定用ブラケット104に塔内配線101が近接又は接触していると、レール枠105や配線固定用ブラケット104から塔内配線101を伝ってコネクタ103に水が浸入し、接触不良を起こすことも懸念される。
【0005】
そこで、コネクタ103を水の浸入から保護するために、図12に示すように、配線固定用ブラケット104にケース108を取り付け、このケース108によってコネクタ103を覆うとともに、ケース108の底部からコネクタ103に向かって塔内配線101とスイッチ配線102を接続する構造を採用することが考えられる。しかしながら、この構造を採用すると、ケース108の追加によって部品点数が増えてしまう。なお、本明細書においては、「水」を「液体」と言い換えることができる。
【0006】
本発明の目的は、塔内配線とスイッチ配線を接続するコネクタをケースで覆わなくても、コネクタを水の浸入から保護することができるエレベーターの乗場ドア装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載された構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一つを挙げるならば、乗場ドアの移動を案内するドアレールが取り付けられるレール枠と、乗場ドアの施錠及び解錠を検出するドアロックスイッチと、レール枠に取り付けられるブラケットであって、ドアロックスイッチにつながるスイッチ配線と昇降路に設置される制御盤につながる塔内配線をコネクタにより接続して固定するための配線固定用ブラケットと、を備えるエレベーターの乗場ドア装置である。配線固定用ブラケットは、レール枠に固定された第1の板状部と、第1の板状部の端部で折り曲げられて垂直に配置された第2の板状部と、第1の板状部よりも下方で、かつ、第2の板状部の表面を伝う水の経路から外れた位置で折り曲げられた第3の板状部と、を一体に有する。第3の板状部の先端部は第3の板状部の基端部と同じ高さ位置かそれよりも高い位置に配置されている。コネクタは、第3の板状部に配置され、スイッチ配線と塔内配線は、第3の板状部よりも下方からコネクタに接続されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、塔内配線とスイッチ配線を接続するコネクタをケースで覆わなくても、コネクタを水の浸入から保護することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るエレベーターの乗場ドア装置の正面図である。
第1実施形態に係るエレベーターの乗場ドア装置の一部を拡大した正面図である。
第1実施形態に係るエレベーターの乗場ドア装置の一部を拡大した側面図である。
第3の板状部におけるコネクタの取付構造を説明する拡大図である。
第1実施形態における水の移動経路を説明する図である。
第2実施形態に係るエレベーターの乗場ドア装置が備える配線固定用ブラケットの構造を示す正面図である。
第2実施形態に係るエレベーターの乗場ドア装置が備える配線固定用ブラケットの構造を示す側面図である。
従来のエレベーターの乗場ドア装置の一部を拡大した側面図である。
従来のエレベーターの乗場ドア装置の一部を拡大した側面図である。
従来例における水の移動経路を説明する図(その1)である。
従来例における水の移動経路を説明する図(その2)である。
コネクタをケースで覆った状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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