TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024142091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023054085
出願日2023-03-29
発明の名称微細繊維状セルロース含有シート及びこれを用いた照明及び微細繊維状セルロース含有シートの製造方法
出願人阿波製紙株式会社,豊田合成株式会社
代理人弁理士法人豊栖特許事務所
主分類B32B 23/02 20060101AFI20241003BHJP(積層体)
要約【課題】和紙感を持たせた意匠を演出して装飾性を持たせた微細繊維状セルロース含有シート等を提供する。
【解決手段】微細繊維状セルロース含有シート10は、微細繊維状セルロースを含有するシート状の基材1と、基材1の表裏をそれぞれ覆う透光性の樹脂製のカバーシート2とを備える。基材1に含まれる繊維の繊維長分布が、0.8mm~5.3mmに第一ピークを有し、3.4mm~4.5mmに第二ピークを有する。上記構成により、背面側に光源を配置した照明のカバーとして利用する際などに、光源の消灯時にはムラが小さく、長い繊維を視認可能な和紙感のある微細繊維状セルロース含有シートを得ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
微細繊維状セルロース含有シートの基材と、
前記基材の表裏をそれぞれ覆う透光性の樹脂製のカバーシートと、
を備える微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、
0.8mm~5.3mmに第一ピークを有し、
3.4mm~4.5mmに第二ピークを有する微細繊維状セルロース含有シート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、
0.8mm~1.2mmに第一ピークを有し、
3.4mm~3.8mmに第二ピークを有する微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項3】
微細繊維状セルロース含有シートの基材と、
前記基材の表裏をそれぞれ覆う透光性の樹脂製のカバーシートと、
を備える微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、
0.8mm~5.3mmに第一ピークを有し、
0.1mm~0.15mmに第二ピークを有し、
前記基材の坪量を45g/m
2
~75g/m
2
としてなる微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項4】
請求項3に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記微細繊維状セルロース含有シートのパンクチャーエネルギーが、250mJ以上である微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項5】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記微細繊維状セルロース含有シートの比剛性が、2.3GPa以上である微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項6】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記微細繊維状セルロース含有シートの厚さが、0.2mm~1.1mmである微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項7】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記カバーシートが、透明である微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項8】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記カバーシートが、アクリル製である微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項9】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記カバーシートを、ラミネート加工により前記基材を挟み込んでなる微細繊維状セルロース含有シート。
【請求項10】
請求項1に記載の微細繊維状セルロース含有シートであって、
前記基材が、抄紙により得られた紙である微細繊維状セルロース含有シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、微細繊維状セルロース含有シート及びこれを用いた照明及び微細繊維状セルロース含有シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光源を用いた照明のカバー等に、微細繊維状セルロース含有シート等の透光性のシートが用いられている。このような透光性シートは、消灯時に、透光性シートの背面側に設けた光源が目視されにくいように、すりガラスのように半透明とする等、透過率を抑えることが多い。例えば自動車の内装用照明のカバーは従来、カバーの内部が見えると内装の意匠性を毀損することから、消灯時にカバー部分を目立たないようにしていた(特許文献1~3)。しかしながら、すりガラスのような単調なパターンが多く、意匠的には単調となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-91176号公報
特開2018-8698号公報
特開2013-161779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の一は、和紙感を持たせた意匠を演出して装飾性を持たせた微細繊維状セルロース含有シート及びこれを用いた照明及び微細繊維状セルロース含有シートの製造方法を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び発明の効果
【0005】
第1の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、微細繊維状セルロースを含有するシート状の基材と、前記基材の表裏をそれぞれ覆う透光性の樹脂製のカバーシートと、を備える微細繊維状セルロース含有シートであって、前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、0.8mm~5.3mmに第一ピークを有し、3.4mm~4.5mmに第二ピークを有する。上記構成により、背面側に光源を配置した照明のカバーとして利用する際などに、光源の消灯時にはムラが小さく、長い繊維を視認可能な和紙感のある微細繊維状セルロース含有シートを得ることができる。
【0006】
また、第2の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、上記側面において、前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、0.8mm~1.2mmに第一ピークを有し、3.4mm~3.8mmに第二ピークを有する。
【0007】
さらに、第3の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、微細繊維状セルロースを含有するシート状の基材と、前記基材の表裏をそれぞれ覆う透光性の樹脂製のカバーシートと、を備える微細繊維状セルロース含有シートであって、前記基材に含まれる繊維の繊維長分布が、0.8mm~5.3mmに第一ピークを有し、0.1mm~0.15mmに第二ピークを有し、前記基材の坪量を45g/m
2
~75g/m
2
としている。上記構成により、背面側に光源を配置した照明のカバーとして利用する際などに、光源の消灯時にはムラが小さく、長い繊維を視認可能な和紙感のある微細繊維状セルロース含有シートを得ることができる。またパンクチャーエネルギーを向上させ、微細繊維状セルロース含有シートの剛性を高めることができる。
【0008】
さらにまた、第4の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、上記いずれかの側面において、前記微細繊維状セルロース含有シートのパンクチャーエネルギーが、250mJ以上である。
【0009】
さらにまた、第5の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、上記いずれかの側面において、前記微細繊維状セルロース含有シートの比剛性が、2.3GPa以上である。
【0010】
さらにまた、第6の側面に係る微細繊維状セルロース含有シートによれば、上記いずれかの側面において、前記微細繊維状セルロース含有シートの厚さが、0.2mm~1.1mmである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

阿波製紙株式会社
微細繊維状セルロース含有シート及びこれを用いた照明及び微細繊維状セルロース含有シートの製造方法
2日前
東レ株式会社
積層体
4か月前
東レ株式会社
積層体
12日前
東レ株式会社
積層体
4か月前
東レ株式会社
積層体
3か月前
東レ株式会社
積層体
3か月前
東レ株式会社
フィルム
22日前
東レ株式会社
多層成形品
5か月前
東レ株式会社
積層フィルム
5か月前
個人
生地
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
1か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
8日前
東レ株式会社
積層フィルム
6か月前
東洋紡株式会社
離型フィルム
5か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
6か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
7か月前
東洋紡株式会社
離型フィルム
5か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
7か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
7か月前
セーレン株式会社
導電性編物
5か月前
日本バイリーン株式会社
表面材
3か月前
三菱製紙株式会社
離型フィルム
5か月前
ダイニック株式会社
ターポリン
2か月前
東レ株式会社
サンドイッチ構造体
2日前
株式会社カネカ
ポリイミド積層体
4か月前
株式会社エフコンサルタント
面材
5か月前
株式会社カネカ
ポリイミド積層体
4か月前
株式会社 スワコー
光学フィルム
5か月前
三洋化成工業株式会社
複層硬化膜
4か月前
株式会社カネカ
保護フィルム積層体
1か月前
東洋紡株式会社
包装用積層フィルム
6か月前
豊田合成株式会社
積層体
5日前
DICデコール株式会社
化粧板
3か月前
株式会社日本触媒
積層フィルム
4か月前
平岡織染株式会社
遮熱性複合体シート
4か月前
三井化学株式会社
構造体
11日前
続きを見る