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公開番号
2024140364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051474
出願日
2023-03-28
発明の名称
冷凍餃子を容器から剥離するための方法および装置ならびに冷凍餃子製品の製造方法
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
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個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
7/109 20160101AFI20241003BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】従来技術では、上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を、凍結した羽根形成組成物の割れを伴わずに容器から剥離することができなかった。
【解決手段】反転工程、剥離工程および回収工程を有する方法、該方法を含む製造方法、ならびに、反転部材、剥離部材および回収部材を有する装置によって、上記課題を解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上部が開口した容器に固着して収容された、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を前記容器から剥離するための方法であって:
前記冷凍餃子を収容した前記容器をその開口部が下向きになるように反転させる反転工程と;
前記容器の底面を加熱して前記冷凍餃子の表面のうち前記容器に固着した部分を解凍することによって前記冷凍餃子を前記容器から剥離する剥離工程と;
前記冷凍餃子と分離した前記容器を回収する回収工程を有する、
前記方法。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記反転工程が、反転コンベア、ねじり反転シュートまたは天地反転シュートを使用したものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記反転工程が、反転コンベアを使用したものである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記容器の底面の加熱が、温風または鉄板を使用したものである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記容器の底面の加熱が、温風を使用したものである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記温風の温度が、100℃~250℃である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記回収工程が、吸着パッド、エアまたはガイドを使用したものである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記回収工程が、吸着パッドを使用したものである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記凍結した羽根形成組成物の厚さが、3mm~20mmである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
請求項1または2に記載の方法を含む、容器に固着していない、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子からなる冷凍餃子製品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を容器から剥離するための方法および装置に関する。また、本発明は、容器に固着していない、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子からなる冷凍餃子製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、冷凍食品を製造する際には、冷凍すべき食品をトレイ等の容器に収容した上で冷凍し、その後で冷凍した食品を容器から取り外して包装ラインに供給することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、冷凍した食品を収容した容器をその開口が下向きになるよう反転させた上で受け止め部に向けて落下させ、落下の衝撃で冷凍した食品を容器から離脱させる技術が開示されている。また、特許文献2には、冷凍した食品を収容した容器を変形させて、冷凍した食品を容器から剥離する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-75577号公報
特開平2-163070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子は容器に固着しているため、特許文献1のように容器をその開口が下向きになるよう反転させても落下せず、仮に落下したとしても落下の衝撃で凍結した羽根形成組成物が割れ外観が損なわれる。また、特許文献2のように容器を変形させると、凍結した羽根形成組成物が割れ外観が損なわれる。
【0006】
上記の課題に鑑み、本発明は、上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を、凍結した羽根形成組成物の割れを伴わずに容器から剥離するための方法および装置を提供することを目的とする。また、本発明は、容器に固着していない、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子からなる冷凍餃子製品の製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、反転工程、剥離工程および回収工程を有する方法、該方法を含む製造方法、ならびに、反転部材、剥離部材および回収部材を有する装置を提供することにより上記課題を解決することに初めて成功し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の主たる構成は、次の通りである。
[1]
上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を前記容器から剥離するための方法であって:
前記冷凍餃子を収容した前記容器をその開口部が下向きになるように反転させる反転工程と;
前記容器の底面を加熱して前記冷凍餃子の表面のうち前記容器に固着した部分を解凍することによって前記冷凍餃子を前記容器から剥離する剥離工程と;
前記冷凍餃子と分離した前記容器を回収する回収工程を有する、
前記方法。
[2]
前記反転工程が、反転コンベア、ねじり反転シュートまたは天地反転シュートを使用したものである、[1]に記載の方法。
[3]
前記反転工程が、反転コンベアを使用したものである、[2]に記載の方法。
[4]
前記容器の底面の加熱が、温風または鉄板を使用したものである、[1]~[3]のいずれか1つに記載の方法。
[5]
前記容器の底面の加熱が、温風を使用したものである、[4]に記載の方法。
[6]
前記温風の温度が、100℃~250℃である、[5]に記載の方法。
[7]
前記回収工程が、吸着パッド、エアまたはガイドを使用したものである、[1]~[6]のいずれか1つに記載の方法。
[8]
前記回収工程が、吸着パッドを使用したものである、[7]に記載の方法。
[9]
前記凍結した羽根形成組成物の厚さが、3mm~20mmである、[1]~[8]のいずれか1つに記載の方法。
[10]
[1]~[9]のいずれか1つに記載の方法を含む、容器に固着していない、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子からなる冷凍餃子製品の製造方法。
[11]
上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を前記容器から剥離するための装置であって:
前記冷凍餃子を収容した前記容器をその開口部が下向きになるように反転させる反転部材と;
前記容器の底面を加熱して前記冷凍餃子の表面のうち前記容器に固着した部分を解凍することによって前記冷凍餃子を前記容器から剥離する剥離部材と;
前記冷凍餃子と分離した前記容器を回収する回収部材を有する、
前記装置。
[12]
前記反転部材が、反転コンベア、ねじり反転シュートまたは天地反転シュートを使用したものである、[11]に記載の装置。
[13]
前記反転部材が、反転コンベアを使用したものである、[12]に記載の装置。
[14]
前記容器の底面の加熱が、温風または鉄板を使用したものである、[11]~[13]のいずれか1つに記載の装置。
[15]
前記容器の底面の加熱が、温風を使用したものである、[14]に記載の装置。
[16]
前記温風の温度が、100℃~250℃である、[15]に記載の装置。
[17]
前記回収部材が、吸着パッド、エアまたはガイドを使用したものである、[11]~[16]のいずれか1つに記載の装置。
[18]
前記回収部材が、吸着パッドを使用したものである、[17]に記載の装置。
[19]
前記凍結した羽根形成組成物の厚さが、3mm~20mmである、[11]~[18]のいずれか1つに記載の装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上部が開口した容器に固着して収容された、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子を、凍結した羽根形成組成物の割れを伴わずに容器から剥離するための方法および装置を提供することができる。また、本発明によれば、容器に固着していない、複数の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子からなる冷凍餃子製品の製造方法も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の方法の概念図である。また、図1は、本発明の装置の概念図でもある。
図2(A)は、本発明の装置の一実施形態を示す図である。また、図2(A)は、本発明の方法の一実施形態を示す図でもある。図2(B)は、左から順に、初期状態(容器の開口部が上を向いた状態)、容器の開口部が下を向くように反転した状態、および、複数個の凍結した餃子本体を凍結した羽根形成組成物によって連結させてなる冷凍餃子が容器から剥離している状態を示している。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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